きわめてシンプル、きわめて高度。フロント・スクリーンには調整可能なウィングレットが装備されており、最大限の防風効果を発揮します。
ビークル・プロジェクト・エンジニア、ダヴィデ・プレヴィテラ
ドゥカティは、きわめて快適なツーリング体験を提供するため、エアロダイナミクスに関する徹底的な研究を行いました。それにより、振動を最小限に抑え、ライダーの防風効果を高め、完璧な保護性能と優れた快適性を実現するという、新たな目標が設定されました。
エアロダイナミクスに関する研究では、ライダーの防風効果を最大限に高めるため、プロフィールのあらゆるディテールを調査しました。
ビーク(くちばし)、フェアリング、燃料タンクのショルダー部分、バイパス・ラジエーターの出口は、熱風の流れがライダーに当たらないように設計すると同時に、熱の影響からライダーを最大限に保護し、エアの流れを効率的に切り裂くようにデザインしたことにより、快適性が高まり、燃料消費量も削減されています。
熱的適性
エアロダイナミクスの研究は、完璧な熱的快適性を実現する上でも重要な役割を果たします。フロント・ウィングとバイパス設計により、ラジエーターの熱風がライダーから遠ざかり、フレッシュ・エアがライダーの周囲を流れ、理想的な温度が得られています。
熱的快適性は、エンジンのリア・バンクの作動を休止させる機能によってもサポートされています。
デスモセディチ・ストラダーレから採用されたリア・シリンダー休止機能は、エンジンがアイドリング状態のときに起動し、放熱を抑えながら燃料消費量を削減し、ライダーとパッセンジャーの快適性を向上します。
シャシとエンジンは、ライダーに最高の快適性を提供するように設計されています。
ムルティストラーダV4に乗るということは、高速走行時にヘルメットを開けたままでも快適な「静寂の泡」に包まれることを意味します。3つの面での介入により、高い快適性を実現しています。
エンジン、デザイン、エアロダイナミクス、エレクトロニクス。
ムルティストラーダV4のすべてを知る。