スーパークアドロ・エンジンは、コンパクトなフロント構造を構成するダイカスト・アルミニウム製のモノコック・フレームがシリンダー・ヘッドに接続され、シャシの構造部材として機能しています。エンジンにも接続されている片持ち式スイングアームは、パニガーレ V2と比較して16mm長く、バイク全体の安定性を確保するための重要なポイントとなっています。
さらに詳しく- 110 ps 最高出力
- 9.4 kgm 最大トルク
- 202 kg 乾燥重量
ライダー中心のエルゴノミクス
ライダーと中心としたエルゴノミクスは、スポーティさと快適性に重点を置き、ロードユースに焦点を合わせています。そのため、パニガーレ V2のセパレート・ハンドルに代わって、高くワイドなアルミニウム製ハンドルバーが装着されています。シート幅も広くなり、このモーターサイクルをさらに快適にするために、パッドの厚みも増しています。さらに、フットペグは、レッグスペースを増やすためにポジションが変更されました。これらすべての改善により、ライダーは、スポーティなライディングでバイクをコントロール下に置き、日常ユースにも容易に対応できるようになりました。
スーパークアドロ・エンジンは、コンパクトなフロント構造を構成するダイカスト・アルミニウム製のモノコック・フレームがシリンダー・ヘッドに接続され、シャシの構造部材として機能しています。エンジンにも接続されている片持ち式スイングアームは、パニガーレ V2と比較して16mm長く、バイク全体の安定性を確保するための重要なポイントとなっています。
さらに詳しくモノコック・フレームは、複数のテクニカル・エレメントとしての機能を兼ね備えているだけでなく、エアボックスとしても機能し、非常に合理的かつ軽量な構造となっています。ここには、エア・フィルターだけでなく、スロットルボディとインジェクターを含む燃料回路も収められています。スチール製燃料タンクの底面は、これらの機能を密閉するための機能を果たしています。
シャシ形状は、パニガーレ V2と比較して、ストリートファイター V2を特徴付けるさまざまな用途と重量配分(ライダーが乗車した状態)に合わせて見直されました。ステアリング関連の寸法は、キャスター角が24°、トラベルが94mm、ホイールベースは1,465mmです。フロントとリアの高さを注意深く定義したことにより、重量配分は、フロントが52%、リアが48%となり、スポーティな特性を維持しています。
フロント・サスペンションには、コンプレッション/リバウンドに加え、スプリング・プリロードの調整が可能な、43mm径ショーワ製フルアジャスタブルBPFフォークが装着されています。さらに、ザックス製ステアリング・ダンパーも装備されています。
リア・サスペンションには、プログレッシブ・リンクを備えた、ザックス製フルアジャスタブル・ショックアブソーバーが採用されています。ショックアブソーバーをサイドマウントすることにより、調整メカニズムに素早くアクセスすることが可能です。リンクは、アルミニウム製シングルアーム・キャストと接続されています。
エルゴノミクス
V2バージョンは、ストリートファイターのスタイルを継承し、スポーティなテイストと優れた快適性を完璧に組み合わせたライディング・ポジションを特徴としています。パニガーレ V2と比較すると、ライディング・ポジションは、よりアップライトなものに変更されています。また、ポジションの変更によってライダーの手首への負担が少なくなり、フットレストの位置も見直されたことにより、スポーティなライディング時だけでなく、日常ユースでも素晴らしいコントロール性を提供します。
パニガーレ V2のセパレート・ハンドルは、高くワイドなアルミニウム製ハンドルバーに変更されています。ストリートファイター V4から派生したシートは、高さ845mmで、パニガーレ V2と比較して幅が広く、新しいパッドを採用したことにより、快適性も向上しています。