DUCATI WORLD PREMIÈRE 2023

Aerodynamics

高速走行時とブレーキング時の両方で最大限の安定性を確保し、加速時のウイリーの傾向を抑え、電子制御システムの介入を可能な限り抑制し、あらゆるコンディションで俊敏かつ素早い挙動を実現するために、ウィングが開発されました。バイプレイン(二翼)ウィングは、ドゥカティ・コルセのスペシャリストがチェントロスティーレ・ドゥカティ(ドゥカティ・スタイルセンター)と共同で、ストリートファイターV4のために開発しました。

エアロダイナミクスの開発は、車両、特にフロントホイールにかかるダウンフォースを増加させるために、モーションおよび圧力フィールドの静止シミュレーションを含む計算方法を採用するCFD(計算流体力学)を使って行われました。

フロント・ウイング

高速時とブレーキング時の両方で最大の安定性を確保し、加速中のウイリーを最小限に抑え、電子制御システムの介入を可能な限り抑制します。

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フェンダー

新しいフェンダーによって、270km/hの速度で走行時に、35kg(+7kg)のダウンフォースが発生します(フロントホイール27kg + リアホイール 8kg)。

「アンチスクワット」効果を高める

スイングアームのピボット位置を高めることにより、安定性、精度、コーナー出口における旋回性が向上し、アンチスクワット効果が高まることにより、あらゆる状況での加速時にライダーをサポートします。

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ブレーキングとコーナリング時のサポートの向上

人間工学に基づいた新しい形状の燃料タンクと容量の増加(+0.5リットル)によって、ブレーキングやコーナリング中のサポートが強化されています。

ドゥカティ・コルセによるバイプレイン・ウィング

ウィングの横方向の寸法を可能な限り小さくするために、バイプレイン(二翼)ウィングが開発されました。このウィングは、縦方向に配置された2つのウィングを使用することで、ダウンフォースを維持しながら、開口部を小さくすることが可能になりました。これに対して、パニガーレV4に装着されているシングルタイプのウィングは、長方形のメインエレメントと、その先端のフラップから構成されています。バイプレイン・ウィングは、フロントホイールにできるだけ近く(ラジエーターのサイドパネルの横)に配置され、ホイールのリフトアップ防止効果を最大限に高めています。

ウィングの機能

ウィングによって生成されるダウンフォースは、高速でフロントホイールの「浮き上がり」を減少させ、ウイリーの傾向を減らし、ブレーキング、コーナーへの進入およびコーナリング中の安定性を高めます。

この大きなダウンフォースにより安全性が向上し、電子制御システムの介入が抑制されるため、ライダーはスロットルをより長く開けることができるだけでなく、コーナリング時のブレーキングを遅らせることが可能になり、パフォーマンスの面におけるメリットが得られます。

メリット

ウィングを装着することで、270km/hの速度で走行時に、28kgのダウンフォース(フロント 20kg + リア 8kg)が発生します。ウィングは、ウォーター・ラジエーターとオイル・ラジエーターを通過するエアの速度をそれぞれ2%と10%増加させることにより、熱損失の点でもメリットがあります。

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ディーラーへのお問い合わせ

新型ストリートファイターV4の詳細について、最寄りのドゥカティ・ディーラーに問い合わせる。

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