XディアベルV4は、スポーツクルーザーのコンセプトにドゥカティのDNAを適用したモデルです。他とは一線を画したバイクを求める人のためのモデル。このモーターサイクルは、ライディングの楽しさと洗練されたテクノロジー、そして紛れもないイタリアン・スタイルが融合しています。このモデルは、足を前に投げ出すリラックスした快適なライディング・ポジションと、V2エンジンと同等のトルクを発生するグランツーリスモV4のスリリングなパワーを特徴としています。
XディアベルV4は、スポーツクルーザーのコンセプトにドゥカティのDNAを適用したモデルです。他とは一線を画したバイクを求める人のためのモデル。このモーターサイクルは、ライディングの楽しさと洗練されたテクノロジー、そして紛れもないイタリアン・スタイルが融合しています。このモデルは、足を前に投げ出すリラックスした快適なライディング・ポジションと、V2エンジンと同等のトルクを発生するグランツーリスモV4のスリリングなパワーを特徴としています。
新型Xディアベルは、紛れもないXディアベルのエッセンスと、高度なテクノロジーを採用したV4エンジンのテクニカル・ベースを組み合わせています。ドゥカティ・スタイルに忠実でありながら、エンジンを主役にした力強いデザイン。そのスタイルは、ドゥカティ・スポーツクルーザーの象徴的で特徴的なシルエットが、現代的に再解釈されています。
このバイクは、エレガントで彫刻的な上部セクションと、メカニカル・コンポーネントの荒々しいインパクトを備えた下部セクションから生み出されるコントラストを特徴としています。
スムーズで力強い造形の彫刻的なスチール製ティアドロップ型燃料タンクと、さらに快適になったシートが組み合わさり、Xディアベルならではの紛れもないラインが生まれています。低くコンパクトな鋳造アルミニウム製のテールには、光の矢を放つ洗練されたリア・ライトが組み込まれています。
ブラック・ラヴァとバーニング・レッドの2つの新しいカラーは、XディアベルV4専用に作成され、塗装コンポーネントのボリューム感を強調するように調合されています。どちらの名称も炎に関連し、このバイクが呼び起こす感動的な走りを強調しています。光が当たるとメタリック・シルバーが色彩を鮮やかに演出し、エレガントなきらめきを生み出します。
「新しいモーターサイクルのデザインを考えるとき、そのインスピレーションは、ひとつの分野やひとつのアイデアからだけ生まれるわけではありません。XディアベルV4では、先代モデルと同様、自動車や航空業界、クルーザー・セグメント、そして当然ながら初代Xディアベルからインスピレーションを得ました。流れるような力強いボリュームは、スーパーカーを彷彿とさせます。その形状はエレガントで、機能的なメカニカル・エレメントを統合し、Xディアベルの魅力と圧倒的な存在感を高めています。」
プロダクト・ストラテジー担当ディレクター兼チェントロスティーレ・ドゥカティ・ディレクター、アンドレア・フェラレージ
XディアベルV4のスタイルは、上部セクションの洗練されたラインと、下部セクションを特徴付けるメカニカル・コンポーネントの荒々しいインパクトによるコントラストを特徴としています。ティアドロック型の燃料タンクは、力強くエレガントな曲線を生み出します。
誇らしげに装着された4本出しのエグゾースト・エンドパイプが、XディアベルV4の大胆なラインとテクニカルな美しさを強調しています。「音質」には徹底的にこだわりました。専用のエグゾースト・システムと組み合わせることで、ツインパルス点火順序を備えたV4グランツーリスモ・エンジンは、典型的なドゥカティ・サウンドを生み出します。
ダブルCデザインのフロント・デイタイム・ランニングライト(DRL)は、典型的なドゥカティ・ネイキッド・バイクの形状を受け継ぎ、上に向かって細くなり、フロント・エンドの洗練されたスタイルを強調し、アグレッシブでテクニカルな外観を備えたシングル・バイファンクショナル・モジュールを包み込むとともに、ヒートシンクがデザイン・エレメントとしての役割を果たしています。
ダイナミック・ターン・インジケーターはボディに一体化され、スムーズで均一な光のラインを創出します。
リア・ライトは非常にスリムで、非常に低く、俊敏なイメージのテールを実現しています。フロント・ライトとリア・ライトのウェルカム・エフェクトは、ドゥカティの特徴となっている細部へのこだわりを体現しています。
星型デザインのホイールは、アメリカのマッスルカーの世界にインスピレーションを得たもので、8インチの断面がもたらす奥行きの深さに加え、視覚的な軽快さと力強いイメージを伝えています。リア・ホイールには、印象的な240/45サイズのピレリ製ディアブロ・ロッソ3タイヤが装着されています。アルミニウム製片持ち式スイングアームを採用することにより、スイングアームの反対側から、この特徴的なリア・ホイールとタイヤの全体像を見ることができます。これは、美しいスタイルにこだわるドゥカティのもう一つのスタイル・エレメントとして機能します。
パフォーマンスの中心であると同時に、重要なデザイン要素でもあるV4グランツーリスモは、光沢ブラックの表面仕上げが施された唯一のドゥカティ・エンジンです。その存在感は、リア・シリンダーに装着された「V4」ロゴ付きカバーによって強調され、このセグメントにおけるユニークなテクノロジーのアクセントとなっています。その一方で、彫刻的かつ複雑な造形のアルミニウム製鋳造サブフレームは、サイドビューに躍動感を与えています。
今回、Xディアベルに初めて、優れたバランスを特徴とするV4グランツーリスモが搭載されました。このエンジンは、低回転域でもスムーズに作動し、市街地走行に適していますが、ワインディング・ロードでは驚異的なパワーを発生します。スロットルをひねると、先代モデルのV2エンジンと同等のトルクに加え、より大きなパワーを発生します。快適性、刺激的なパフォーマンス、そしてドゥカティのスタイルを求めるライダーにとって、このエンジンは最高の選択肢となるでしょう。
軽量なエンジンは、先代モデルと比較して6kgの軽量化に大きく貢献しています。
エンジン・サウンドには、徹底的にこだわりました。V4グランツーリスモのツインパルス点火順序と、典型的なドゥカティ・サウンドを発生する専用のエグゾースト・システムを組み合わせることで、モードが切り替わったときに排気音が変化します。フロントの2つのシリンダーのみが作動しているときは低周波で深みのあるサウンドを発し、4つのシリンダーすべてが作動しているときは胸のすくような高周波サウンドを奏でます。
V4グランツーリスモには、ドゥカティによるMotoGPでの経験から生まれたテクノロジーであるカウンター・ローテーティング・クランクシャフトが装着されています。この革新技術は、クランクシャフトがホイールと反対方向に回転することによって「ジャイロ効果」を低減し、ハンドリングと走行精度を向上させます。
V4グランツーリスモは、低回転域でのスムーズな作動と高回転域での刺激的なパワーを実現しています。爽快なパフォーマンスを発揮するV4グランツーリスモ・エンジンの最高出力は168ps(123.6kW)@10,750rpm、最大トルクは126Nm(12.8kgm)@7,500rpmで、非常にリニアなトルクカーブを特徴としています。
このエンジンは、市街地走行に適していますが、ワインディング・ロードでは驚異的なパワーを発生します。スロットルをひねると、先代モデルのV2エンジンと同等のトルクに加え、より大きなパワーを発生します。快適性、刺激的なパフォーマンス、そしてドゥカティのスタイルを求めるライダーにとって、このエンジンは最高の選択肢となるでしょう。
XディアベルV4は、パニガーレV4から派生したドゥカティ・クイック・シフト(DQS)2.0とV4グランツーリスモ・エンジンを組み合わせた初のバイクです。クラッチを使用せずにシフトアップとシフトダウンを可能にするこのシステムは、ホール効果マイクロスイッチを備えた従来のギアシフト・ロッドを、ギアドラムの角度位置センサーに基づいて作動する、マイクロスイッチが装着されていないギアシフト・ロッドに変更することで、革新的な進化を遂げています。これにより、より美しい外観が得られるだけでなく、スポーツクルーザーにふさわしい左側フットレストのスタイルが実現しています。
この機能は、信号待ちなどのアイドリング時や、特定の状況で低速走行しているときの両方で作動して、エンジンのリア・シリンダーの作動を休止して燃料消費量を削減します。速度が上昇するか、スロットルを一定のレベル以上に開けると、リア・シリンダーが即座に再作動し、V4グランツーリスモのすべてのキャラクターとパフォーマンスが利用可能になります。
V4グランツーリスモは、メンテナンス間隔が非常に長いためメンテナンス・コストも削減されます。オイル交換は15,000kmまたは2年毎に、バルブ・クリアランス点検は60,000km毎に設定されています。
最新世代のXディアベルでは、前方に設置されたフットペグと幅広いハンドルバーにより、このバイクの特徴となっているエルゴノミクス・トライアングルが見直されました。
XディアベルV4では、ハンドルバーがより低く後方に配置され、リア・サスペンションのストロークが先代モデルと比較して25mm増加しているため、さらに乗り心地が快適になっています。
その結果、幅広いリア・タイヤを装着しているにもかかわらず、あらゆる走行条件で驚くほど扱いやすく俊敏なバイクが誕生しました。
XディアベルV4の重量は、このセグメントのベンチマークとなる229kgです。これは、軽量なアルミニウム製モノコックフレームやV4グランツーリスモ・エンジンなどのコンポーネントによるもので、先代モデルのXディアベル1260より6kg軽量です。これにより、特に低速走行時の俊敏性が向上しています。
シート高770mm、クルーザー特有のスプーン型シートは、先代モデルのXディアベル1260比較し、フォーム材の厚さが54mm増加して、さらに快適になりました。
アクセサリーには、より厚いフォーム材(+15mm)と新設計されたリア・セクションを備えたコンフォート・シートが用意されています。コンフォート・シートは、さまざまな体格のライダーに対応できるようにサイズが拡大されているだけでなく、より高級感のあるシートカバーが採用されています。パッセンジャー・シートは取り外しが可能で、シングルシートの美しさを好むライダーは、テールピースを交換することもできます。
シート幅が30%広くなり、奥行きが50%延長され、側面のフォーム材が25mm厚くなったことで、パッセンジャーの快適性が向上しました。付属品として提供されるリア・ハンドグリップは、テールセクションに簡単に取り付けることが可能で、パッセンジャーがしっかりと握ることができます。
XディアベルV4のフルアジャスタブル・サスペンションは、50mm径フロント倒立フォーク(左側フォーク・レッグでコンプレッション&プリロードを調整、右側フォーク・レッグでリバウンドを調整)と、独立式リザーバーを備えたリアのシングルショック・アブソーバーから構成されています。ホイール・トラベルはフロントが120mm、リアがXディアベル1260よりも25mm長い145mmで、ライダーおよびパッセンジャーの快適性が向上しています。
XディアベルV4は、フロントにブレンボ製Stylema®ラジアル・モノブロック・キャリパー、一体型アルミニウム・リザーバーを備えたPR16/19ラジアル・ブレーキ・マスターシリンダー、330mm径フローティング・ダブルディスクを装着しています。リアは、265mm径ディスクに、同じくブレンボ製2ピストン・キャリパーを装備しています。
XディアベルV4には、表面に研磨加工が施された魅力的なデザインの5スポーク・ホイールが装着されています。フロント・ホイールのサイズは3.5x17インチで、リアには人目を惹く凹型エッジを備えた8.0x17インチのホイールが装着されています。片持ち式スイングアームを採用した特徴的なリア・ホイールのサイズは、印象的な240/45 ZR17で、ピレリ製ディアブロ・ロッソ3タイヤが装着されています。
XディアベルV4は、新型パニガーレV4と同じ、アスペクト比8:3の6.9インチ・フルカラーTFTディスプレイとオプティカル・ボンディング・テクノロジーによる接着ガラスを採用することにより、あらゆる照明条件における視認性が向上しています。XディアベルV4では、メーターパネルに、ロード・インフォモードの専用バージョンが設定されています。このメーター・レイアウトは、クルーザー・モデルの要件に合わせて特別に設計され、より洗練され、より見やすくなっています。
XディアベルV4には、メカニカルキーなしでイグニッションをオンにすることができる、ハンズフリー・システムが装備されています。必要なことは、電子キーをポケットに入れて、モーターサイクルに近づくだけです。約1.5メートルの距離まで近づくと、バイクはキーコードを自動的に認識し、イグニッションをオンにできるようになります。この状態で、キーオン・ボタンを押すだけでメーターパネルが起動して、エンジンが始動します。このシステムには、ステアリングロック用の電動アクチュエーターも含まれています。
クルーズ・コントロールにより、高速道路で、よりリラックスして走行できるようになります。システムの状態はメーターパネルに表示され、スロットルを前方に回すことでシステムを無効にすることもできます。
XディアベルV4には、3つのパワーモードと4つのライディングモードが設定されています。ライディングモードには、スポーツ、ツーリング、アーバン、ウェットの4つがあり、ライダーはエンジン・パワーとアシスタンス・システムの介入レベルを調整することができます。
スポーツ・ライディングモード
スポーツ・ライディングモードは、もっとも高性能なモードです。このライディングモードを選択すると、XディアベルV4はフルパワーの168psを発生し、ダイレクトで力強いレスポンスを発揮します。ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)とドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)の介入は最小限に抑えられ、ABSはレベル2に設定され、コーナリング機能を維持しながら、ブレーキ性能を最大限に高めるためにコントロール可能な範囲でリア・ホイールのリフトアップを許容します。このライディングモードは、XディアベルV4のパフォーマンスを存分に楽しみたい熟練ライダーにとって理想的な選択肢です。
ツーリング・ライディングモード
ツーリング・ライディングモードでは、エンジンはスポーツ・ライディングモードと同じフルパワーの168psを発生しますが、出力特性はよりスムーズで穏やかなものになります。DTCおよびDWC介入レベルが高くなり、車両のコントロール性が向上します。ABSはレベル3に設定され、リア・ホイールのリフトアップを制御して、コンバインド・ブレーキを最適化し、コーナリング機能を有効化することにより、最大の安全性を実現します。
アーバン・ライディングモード
アーバン・ライディングモードでは、最高出力が115ps(ロー・パワーモード)に制限され、路面の継続的な変化に効果的に対応するために、非常に穏やかでプログレッシブなスロットル・レスポンスに変化します。DTCとDWCは高いレベルに設定され、ABSはレベル3に設定されます。
ウェット・ライディングモード
ウェット・ライディングモードは、グリップの低い路面や濡れた路面での走行用に設計されています。このモードでは、最高出力は115psに制限され(ロー・パワーモード)、非常に穏やかなスロットル・レスポンスに切り替わります。各種電子制御システムのレベルは、最大限の安全性を提供し、可能な限り最高の牽引力と安定性を確保するように設定されます。
各ライディングモードは、3つのパワーモード(ハイ、ミディアム、ロー)のいずれかに関連付けられています。
ハイ・パワーモードとミディアム・パワーモードでは、V4グランツーリスモ・エンジンはフルパワー(168ps@10,750rpm)を発揮し、最大トルクは126Nm@7,500rpmを発生しますが、それぞれのモードでライド・バイ・ワイヤの設定が異なります。スポーツ・ライディング モードに関連付けられているハイ・パワーモードは、スポーティなライディング用に設計されており、スロットル操作に対してダイレクトでアグレッシブなレスポンスを提供します。デフォルトでツーリング・ライディング モードに割り当てられているミディアム・パワーモードは、ライダーのトルク要求に対する、よりスムーズでプログレッシブなエンジン・レスポンスを特徴としています。
デフォルトでアーバン・ライディングモードとウェット・ライディングモードに関連付けられているロー・パワーモードは、グリップの低い路面での走行用に設計されており、最高出力を115ps@8,750rpmに、最大トルクを114Nm@5,750rpmに制限し、スロットル・レスポンスは非常に扱いやすい設定となります。XディアベルV4専用のキャリブレーションにより、ライダーが必要とするトルク値と実際に提供されるトルク値の相関関係がより自然なものになっています。
XディアベルV4には、ドゥカティ・マルチメディア・システムが標準装備され、ライダーはBluetooth経由でスマートフォンをバイクに接続して、通話したり、SMSを利用したり、音楽を聴いたり、ドゥカティ・リンク・アプリ経由でターン・バイ・ターン・ナビゲーション・システム(アクセサリーとして利用可能)を使用したりできます。
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一部のコンポーネントの写真や画像はプロトタイプであり、生産の段階でデザインや仕様が変更される可能性があります。そのため、これらの情報は、あくまでも参照用に提供されているものであり、AUDI AGの経営管理下にあるドゥカティ・モーター・ホールディングS.p.A.(以下、ドゥカティ)を法的に拘束するものではありません。