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ドゥカティが2022年上半期の販売台数、売上高、営業利益を発表

ドゥカティは、継続的な供給および物流危機による困難な状況にも関わらず、2022年の上半期に素晴しい業績を達成しました。2022年上半期の売上高は、前年同期の5億1,400万ユーロから5.4%増となる5億4,200万ユーロとなりました。これは、上半期としては過去最高の数値です。

営業利益も改善され、2021年同期の5,900万ユーロから14.8%増となる6,800万ユーロを計上しました。

イタリアのボローニャを拠点とするドゥカティは、前年同期(3万4,515台)比3.6%減となる、合計3万3,265台のモーターサイクルを販売しました。この結果は、供給危機による困難な状況にも関わらず、優れた柔軟性、パートナーおよび労働組合との絶え間ない対話により達成されました。

ドゥカティ最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリは、次のように述べています。「2021年はドゥカティにとって記録的な年であり、販売台数、売上高、営業利益の面で過去最高の業績を達成しました。2022年は、より困難な年になると予想しています。上半期終了時点における注文数が前年の同時期に比べて86%増加していることからも分かるように、お客様からの強い需要があるものの、世界的なロジスティクスの混乱と供給不足により、その需要に十分に対応することができませんでした。しかし、現在の事業の状況を考えると、特に売上高に関しては、上半期としては過去最高の数値を達成し、満足のいく結果を得ることができました。ドゥカティのモーターサイクルを選択していただきましたお客様に改めて感謝すると同時に、モーターサイクルの納車までに長く待たなければならなかったお客様、あるいはこれから待たなければならないすべてのお客様にお詫びいたします」

ドゥカティ最高財務責任者(CFO)ヘニング・イェンス:「2022年上半期のドゥカティの財務実績は、前年同期と比較して、再び堅実な成長を遂げています。大幅な原材料価格の高騰やパーツ不足など、サプライチェーンにおける予測不可能な困難を考慮すると、この結果は、当社の財務体制の高い回復力と事業の柔軟性を証明するものです。売上高は、お客様からの非常に高い需要に後押しされ、新記録を達成することができました。また、固定費に関する厳格な規律と利益率の改善策が功を奏し、営業利益に関しても、2021年同期の5,900万ユーロから14.8%増となる6,800万ユーロを計上することができました。私たちは、非常に健全な流動資金にも支えられ、新しい魅力的なプレミアム製品を発表して質的成長を遂げるための投資を今後も継続します」

成長を続ける中国市場

イタリアでは、6,028台のモーターサイクルが販売され、ドゥカティにとって一番重要な市場となっています。次に、北米(5,239台)、ドイツ(3,745台)、フランス(2,647台)が続いています。中国での販売は大幅に増加して、前年同期比12%増となる2,411台のモーターサイクルが納車されました。

ムルティストラーダV4がベストセラーモデルの座を維持

2020年の発売以来、ムルティストラーダV4は熱狂的なモーターサイクル・ファンの間で成功を収めてきました。時間の経過とともに、このモデルはお客様のあらゆる期待に応え、あらゆる旅に理想的なバイクとしてのポジショニングを確立し、ドゥカティのモデル・ラインナップの中でもっとも人気の高いモデルとなっています。2022年上半期においても、もっとも多く販売されたモデルはムルティストラーダV4で、6,139台がお客様に納車されました。次に、4,776台が納車されたモンスター、3,999台のドゥカティ・スクランブラー800ファミリーが続いています。

将来の投資とネットワークの拡大

ドゥカティは、その堅実な財務状況により、ブランド・バリューである「スタイル、洗練、パフォーマンス」を常に尊重しながら、新しい市場セグメントへの参入を通じて、会社をさらに改善し、成長させる野心的な開発目標を設定し続けています。技術開発、製品およびプロセスの革新のためのすべての投資は、自己資金で実行されています。

世界中のドゥカティスタのコミュニティに優れたサービスを提供することを目的とした、グローバルなセールスネットワークの継続的な改善と拡充も、会社の成長にとって重要な側面です。ドゥカティは、ディーラーのセールスプロセスのデジタル化とオムニチャネル化を通じて、ドゥカティの価値観を反映した忘れがたい体験をモーターサイクル・ファンの方々に提供したいと考えています。現在、ドゥカティは世界90か国に797のディーラー・ネットワークを展開しています。そのうちの21か所は、2022年の上半期にオープンしました。