2022 スーパーバイク世界選手権(SBK)開幕戦のアラゴン・ラウンドのスーパーポール・レースとレース2が、4月10日にスペインのモーターランド・アラゴンで開催された。アルバロ・バウティスタは両方のレースで優勝し、マイケル・リナルディも素晴しい走りを見せて、Aruba.it Racing – Ducatiチームにとって特別な日曜日となった。今回のレースの結果、初戦のピレリ・アラゴン・ラウンド終了時点で、スペイン人ライダーのバウティスタが、ライダーズランキング・トップに立った。
P1 - アルバロ・バウティスタがスタートから圧倒的な強さでレースを支配し、ジョナサン・レイ(カワサキ)に5秒の大差をつけて1位でフィニッシュした。
P4 - マイケル・リナルディは、トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)、ジョナサン・レイ(カワサキ)とバトルを展開。激しい戦いの末、イタリア人ライダーのリナルディは、2番手に浮上。しかし、最終コーナーでラズガットリオグルにオーバーテイクされ、最終的には表彰台からわずか0.059秒差の4位でレースを終了した。
P1 - アルバロ・バウティスタは素晴らしいスタートを切り、オープニングラップでレイとバトルを展開してトップに立つと、ハードにプッシュして、レイに4秒以上の差をつけてフィニッシュラインを通過した。
P4 – マイケル・リナルディは、スタート後すぐに表彰台グループを追走。5周目には2番手までポジションアップして、チームメイトと1-2体制で走行。しかし、レース中盤からはリアタイヤのグリップが大幅に低下し、表彰台を獲得することはできなかった。
アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #19)
「最高の気分だ。とてもポジティブな週末だった。素晴らしい結果を得ることができたが、重要なことは、マシン、チーム、ファンとの絆を深め、再び自信を取り戻すことができたことだ。昨日は2位で満足したが、何かが足りない感じがした。ウォーミングアップのフィーリングが良かったので、ハードにプッシュすることにした。素晴らしいシーズンのスタートを切ることができた。次のアッセンが今から楽しみだ」
マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21)
「開幕戦は、さまざまな思いが交差する週末となった。すべてのレースで表彰台争いをすることができたので、これまで行ってきた作業には満足している。しかし、何かが欠けていることは明らかだ。バランスは非常に良いものの、さらに戦闘力を高めるために、細部のセッティングを煮詰める必要がある」
アラゴンで開催された日曜日のレースでは、ニコロ・ブレガがドゥカティ・パニガーレV2で初表彰台を獲得し、Aruba.it Racing WSSPチームにとって長く記憶に残る日となった。
イタリア人ライダーのブレガは、スタートで後れを取ったものの、徐々にポジションを挽回し、最終コーナーでヴァン・ストラーレン(ヤマハ)をオーバーテイクして3位でフィニッシュし、パルクフェルメでチームに祝福された。
ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing WSSPチーム #11)
「この結果には、とても満足している。僕にとって、そして世界スーパースポーツ選手権とパニガーレV2にとって最初の表彰台となった。ハードワークを続けてくれたチームに感謝したい。僕たちは、このカテゴリーに参戦したことのないバイクで、参考になるデータもない状態で、実質的にゼロからスタートした。大きな期待がかけられていることは分かっているので、これからも集中して作業に取り組みたい」