MotoGP第7戦のサンマリノGPでアンドレア・ドヴィツィオーゾが7位でフィニッシュしてライダーズ・ランキング1位に浮上、ダニーロ・ペトルッチは苦戦して16位

  • プラマック・レーシング・チームから参戦しているドゥカティ・ライダーのフランチェスコ・バニャイアは、第4戦ブルノGPのフリー・プラクティスでの負傷から復帰し、センセーショナルな走りで2位表彰台を獲得

 2020 MotoGP第7戦のサンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPが、9月13日にイタリアのミザノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで開催され、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが7位でフィニッシュした。このレースでは、第6戦終了時点でライダーズ・ランキング・トップに立っていたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)がリタイアしたため、ドヴィツィオーゾは、クアルタラロに6ポイントの差をつけて、ランキング1位に浮上した。

予選9番手、3列目からスタートしたドヴィツィオーゾは、そのポジションをキープして先頭グループを追う展開となる。8周目にクアルタラロがクラッシュすると、さらにペースを上げて前を走るライダーとのギャップを詰め、レース終盤にジャック・ミラー(プラマック・レーシング・チーム:ドゥカティ)に追いつくと、最終ラップに彼をオーバーテイクして、7位でチェッカーを受けた。

チームメイトのダニーロ・ペトルッチは、15番グリッドからのスタート。レースでも苦戦して16位でフィニッシュした。ペトルッチは、スタートでポジションを巻き返すことができず、レース序盤にいくつか順位を落として反撃のチャンスを失った。

第7戦終了時点で合計25ポイントを獲得したペトルッチは、ライダーズ・ランキング15位となっている。ドゥカティは、マニュファクチャラー・ランキングでは、トップとわずか6ポイント差の2位、チーム・ランキングでは3位となっている。

プラマック・レーシング・チームから参戦し、「Pecco」(ペッコ)の愛称で知られるバニャイアは、第4戦ブルノGPのフリー・プラクティスでクラッシュして右足の脛骨を骨折。手術後、約1か月ぶりの復帰戦となったこのレースで、ドゥカティ・デスモセディチGPを駆ってセンセーショナルな走りを見せ、2位でフィニッシュして表彰台に登壇した。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 7位
「厳しいレースだった。予選の順位が良くなかったので、レース序盤はリズムを掴むのに非常に苦労した。このタイヤから期待するほど戦闘力は上がっていない。ここ数年採用してきたライディング・スタイルも、今のところあまり効果を発揮していないようだ。幸いなことに、次の火曜日にこのサーキットでテストを実施することができるので、この問題を解決することが非常に重要だ。今年のチャンピオンシップは不思議な展開で、このような状態でもランキング・トップに立っている。僕たちは、現在のポジティブな面に目を向ける必要がある。このままマシンの熟成を進めて、次のレースではさらに上位を狙えるように全力を尽くしたい。今日のペッコのパフォーマンスは素晴らしかった。表彰台獲得を祝福したい」

ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) 16位
「今日は、本当に厳しいレースとなった。レース序盤に何人かのライダーと接触して、先頭グループに食らいつくことができなかった。燃料が減ってマシンが軽くなるにつれてペースを上げることができたが、その時点で、前のライダーとの差が大きく開いてしまい、ポジションを挽回することができなかった。今日のレースでは、いくつかの問題点を把握することができたので、これを次のレースに役立てることができると思う。火曜日のテストで、状況がより明確になることを望んでいる。今日はポイントを獲得することができなかったので残念だ。ベストを尽くしたが、わずかに及ばなかった」

ドゥカティ・チームは、9月15日(火)にミザノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェリで開催されるオフィシャル・テストに参加する。第8戦のエミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニGPは、1週間後の9月18日~20日に、同じサーキットで開催される。

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