2020 MotoGP第11戦のアラゴンGPが10月18日にスペインのモーターランド・アラゴンで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、安定した走りを見せて7位でフィニッシュした。
13番グリッドからスタートしたドヴィツィオーゾは、素晴らしいスタートを切り、わずか数コーナーでポジションを5つジャンプアップ。オープニングラップを8番手で通過すると、前を走るマシンとのギャップを詰め、6番手争いのグループに加わった。その後、ドゥカティのマシンを駆るジャック・ミラー(プラマック・レーシング・チーム)に追いつき、残り8周でオーバーテイクに成功して7位でチェッカーフラッグを受けた。今日の結果により、ドヴィツィオーゾはライダーズ・ランキング4位となったが、新たにチャンピオンシップのリーダーに浮上したジョアン・ミル(スズキ)とわずか15ポイントの差でタイトル争いを続けている。
予選8番手のペトルッチは、良いスタートを切ることができず、ポジションをいくつか後退。オープニングラップを、ドヴィツィオーゾの後方の10番手で通過すると、レースの後半ではタイヤのグリップ低下に苦しみ始める。ペトルッチは残り4周で12番手に後退した後、ポル・エスパルガロ(KTM)のマシンと接触して4つのポジションを落とし、15位でレースを終了した。
合計65ポイントを獲得したペトルッチは、ライダーズ・ランキング13位となっている。ドゥカティは、合計160ポイントを獲得してマニュファクチャラー・ランキングは2位、チーム・ランキングは3位につけている。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 7位
「今日は、13番グリッドからスタートしたことを考えると、可能な限り最高の結果を得ることができた。残念ながら、トップグループと戦うスピードはなかった。ここ数日に比べて気温が最も高かったため、ミディアム・タイヤが期待通りに機能しなかったのかもしれない。それでも、ここアラゴンで開催される次のレースに向けて、いくつのかのデータを得ることができた。気象条件に恵まれて、金曜日の最初のフリープラクティス・セッションからすぐに作業を開始できることを願っている」
ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) 15位
「レース前半は10番手と良いポジションにいたが、後半になってタイヤのグリップが低下し始めた。残念ながら、残り数周でポル・エスパルガロと接触して、さらに順位を落として15位でフィニッシュした。この接触で、チャンピオンシップにとって貴重なポイントを失ってしまい残念だった。しかし、日曜日にこのサーキットで行われる次のレースに向けて、取り組むべきいくつかのデータを得ることができた」
第12戦のテルエルGPは、1週間後の10月23日~25日に、今回と同じモーターランド・アラゴンで開催される。