SBK第4戦のエミリア・ロマーニャ・ラウンドのスーパーポール・レースとレース2が6月12日にミサノ・ワールドサーキット“マルコ・シモンチェリ”で開催され、Aruba.it Racing - Ducatiチームにとって素晴らしい週末となった。ファンの声援に応えたレース1に続き、アルバロ・バウティスタとマイケル・リナルディは日曜日のレースでも、ホームサーキットのファンの前で再び表彰台に登壇した。
バウティスタは、トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)が優勝したスーパーポール・レースを2位でフィニッシュ。レース2ではエキサイティングなバトルを展開して、レース1に続いて勝利を収めた。ドゥカティ・パニガーレV4 Rを駆るスペイン人ライダーのバウティスタは、スタート直後の1コーナーから決意溢れる走りを見せ、7周目にはラズガットリオグルとのバトルを制してリードを奪うと、その後は彼とのギャップを広げてチェッカーフラッグを受けた。
スーパーポール・レースで苦戦し、10番グリッドからのスタートとなったリナルディは、センセーショナルな走りでポジションを6つ挽回し、オープニングラップの主役となった。イタリア人ライダーのリナルディは、4周目にはジョナサン・レイ(カワサキ)を攻略して3番手に浮上すると、そのポジションを最後まで守って、今週末2度目となる表彰台を獲得した。
アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #19)
「とてもエキサイティングな週末だった。金曜日からドゥカティのフィーリングは最高だったが、正直なところ、スーパーポール・レースではいくつかの問題を抱えていた。しかし、チームが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで、レース2ではポジティブなフィーリングを取り戻すことができた。世界選手権のタイトル?ライダーズ・ランキングについては考えてない。ポイント差も気にしていない。気にしているのは、マシンのフィーリングが常に正しい状態にあるかということだけだ。すべてのドゥカティスタの期待に応えることができているので、とても嬉しい。この調子で今後も戦いたい!」
マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21)
「今週末のレースには満足している。昨日の表彰台は期待以上だった。レース2ではマシンのフィーリングがとても良かった。スーパーポール・レースでは戦闘力を発揮することができず、レース2では10番グリッドからのスタートとなってしまった。素晴らしいスタートを切って、その後はトップグループについていく自信があった。この結果を、チームのスタッフ、僕をサポートしてくれる多くのイタリア人ファン、そして何より家族に捧げたい」
レース1と同様、レース2でもニコロ・ブレガはホールショットを奪う好調なスタートを切った。しかし、イタリア人ライダーのブレガは1周目にミスを犯し、7番手まで後退。その後は、素晴らしい追い上げを見せて、レース中盤には表彰台グループに復帰。しかし、ドミニク・エガーター(ヤマハ)とロレンソ・バルダッサーリ(ヤマハ)とのギャップを埋めることはできなかった。
ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing WorldSSP)
「表彰台は常に嬉しい。特に大勢のファンの前で表彰台を獲得することができて満足している。残念ながら、1周目にギアをニュートラルに入れるというミスを犯し、コーナーでオーバーランして7番手まで後退してしまった。その後は、巻き返してファステスト・ラップを記録したが、トップと2番手を走るマシンとの差は、すでに大きく開いていた。今週末は、ずっと速いペースで走ることができたので、僕たちは正しい方向に進んでいると思う」