スーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦イギリス・ラウンドのレース1が、7月16日にドニントン・パークで開催され、Aruba.it Racing - Ducatiチームとって困難な土曜日となった。レース1では、マイケル・リナルディが6位でフィニッシュ。チームメイトのアルバロ・バウティスタは、今シーズン初のクラッシュを喫した。
5番グリッドからスタートしたスペイン人ライダーのバウティスタは、順調にポジションを上げて表彰台争いに加わると、2番手を走行中のジョナサン・レイ(カワサキ)と激しいバトルを展開。残り7周で、一旦はレイのオーバーテイクに成功したものの、ターン12でフロントのグリップを失ってクラッシュした。
マイケル・リナルディ(予選6番手)は、素晴しいスタートを切ったものの、トップ争いに加わることはできなかった。しかし、レースペースは良好で、7番手を走行中のイケル・レクオーナ(ホンダ)をオーバーテイクし、最終的には6位でフィニッシュした。
マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21)
「最後まで表彰台争いに加われるチャンスがあったので、この結果には満足できない。残念ながら、レース中に2つの問題を抱えていて、フリープラクティスと同じペースで走ることができなかった。そのため、不要なリスクを冒さずに、完走することを目指した。これからデータを分析して、発生した問題を解決したい。しかし、明日の2レースには自信を持っている」
アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #19)
「クラッシュして残念だったが、突然のことだった。マシンのフィーリングも良かったし、問題も発生していなかった。残念ながら、このサーキットはバンプが多く、とくにクラッシュしたコーナーではそれが顕著だったので、小さなミスを犯してしまった。レースでは、このようなことは常に起こる可能性がある。しかし、明日のレース2では、これまでの方向性を変えるつもりはないし、自信が揺らぐこともない」
レース1では、赤旗が振られるアクシデントが発生して、スタートがやり直しとなった。素晴らしいスタートを切ったニコロ・ブレガは、ホールショットを奪うと2周目までレースをリード。しかし、2周目のターン11でクラッシュしてリタイアを余儀なくされた。
ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing WSSPチーム #11)
「言い訳はしないつもりだ。ミスを犯してしまった。チームに謝罪したい。マシンのフィーリングは非常に良かったが、つまらないことでレースを台無しにしてしまった。今日のことは忘れて、チームのためにも明日のレースで巻き返したい」