アルバロ・バウティスタが激しいレースを展開:一時はトップを走行し、貴重な2位でフィニッシュ
マイケル・リナルディはエキサイティングなカムバックを果たしたものの残り7周でクラッシュ
スーパーバイク世界選手権(SBK)第2戦のオランダ・ラウンドがTTサーキット・アッセンで開催され、Aruba.it Racing - Ducatiチームが土曜日のレースに参戦
予選で苦戦したAruba.it Racing - Ducatiチームのアルバロ・バウティスタは、5番グリッドからのスタートとなった。それでもバウティスタは、アンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)とアレックス・ロウズ(カワサキ)を10周目にパスし、トップ争いに加わった。
16周目にトプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)を攻略した後、ジョナサン・ライ(カワサキ)とバトルを展開。スペイン人ライダーのバウティスタは、一旦はレイをオーバーテイクすることに成功したが、その後すぐにレイの反撃にあって2番手に後退。バウティスタは2位でチェッカーを受けて、貴重なポイントを獲得した。
チームメイトのマイケル・リナルディは、予選1回目のアタックでまずまずのタイムを出したものの、2周目にクラッシュして12番手からのスタートとなった。決勝レースで素晴らしいスタートを切ったリナルディは、最初のコーナーで6番手までポジションを挽回。リナルディは12周目には5番手まで浮上したが、数周後にクラッシュし、リタイアを余儀なくされた。
アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #19)
「今日はレースを本当に楽しむことができた。表彰台争いに加わるまでに何人かのライダーと戦わなければならないので、2列目からのスタートは簡単ではない。最初にトプラク、次にジョニー(ジョナサン・レイ)とのバトルは素晴らしかった。ジョニーを攻略しようとしたが、トプラクにアタックを仕掛けられる危険があったので、リスクを冒さないことにした。ハッピーなレースだった」
マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21)
「今日は、難しい土曜日となった。FP3で問題が発生し、マシンを修理せざるを得なくなった。予選では、リアのグリップを失い、さらに悪い結果を避けるためにペースを落とさなければならなかった。レースの内容には満足している。ロケットスタートを切って、アルバロについて何周も走ることができた。その後、プッシュしたらクラッシュしてしまった。その時のマシンのフィーリングは、タイヤのグリップが低下したときの状態とは違っていた。この問題を解決する必要がある」
スーパースポーツ世界選手権では、ニコロ・ブレガがドゥカティ・パニガーレV2で初のフロントロー(3番グリッド)を獲得。4周目から7周目にはトップを走行していたが、最終的には3位でフィニッシュした。イタリア人ライダーのブレガにとって、これはアラゴンのレース2に続く2戦連続の表彰台となった。
ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing WSSPチーム #11)
「良い結果を出せて嬉しい。2戦連続の表彰台は、僕たちが成長している証拠だ。マシンのフィーリングはレースごとに良くなっている。これは、非常に重要なことだ。素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝したい。今週末の目標は、2回表彰台フィニッシュすることだ。明日、この目標を達成したい」