SBK第5戦オランダ・ラウンドのレース1でAruba.it Racing - Ducatiチームのスコット・レディングが2位表彰台を獲得、マイケル・リナルディは3番手走行中にクラッシュ

2021スーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦のレース1が、7月24日にオランダのTTサーキット・アッセンで開催された。

Aruba.it Racing - Ducatiチームのスコット・レディングとマイケル・リナルディは、スーパーポールで好調な走りを見せ、それぞれ3番グリッドと4番グリッドからのスタートとなった。両ライダーは、オープニングラップで、優勝争いに向けて十分な手ごたえを感じていた。素晴らしいスタートを切ったリナルディは、ジョナサン・レイ(カワサキ)、トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)に次ぐ3番手を走行。イタリア人ライダーのリナルディは、ハードにプッシュしたものの、3周目のターン8で、フロントのグリップを失いリタイアとなった。

レディングは、トップグループで周回を重ね、8周目にラズガットリオグルをパスして2番手に浮上。レディングはトップを走行するレイを追撃するが、ポジションを挽回しようとするラズガットリオグルの反撃にあい、ディフェンスに専念することを余儀なくされ、レイとのギャップが少し開いてしまう。

その後は、エキサイティングな2番手争いが展開された。しかし、残り2周で、ジョナス・フォルガー(BMW)のクラッシュにより、レースが赤旗中断となり、レディングの2位が確定した。

スコット・レディング(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #45) 2位
「数多くのファンがスタンドに詰めかけてくれたアッセンで、再び表彰台に立つことができて嬉しい。レース前半はマシンのフィーリングも良く、優勝争いができると思った。その後は、フロント・タイヤに問題が発生して、トプラクと激しいバトルとなった。全体として見れば、今日のレースには大変満足している」

マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21) リタイア
「クラッシュしてしまい、本当に残念だ。金曜日は、かなり苦戦したが、その後は状況を改善して、今日の午前中のセッションでは非常にポジティブなフィーリングを得ることができた。良いスタートを切った後、このまま問題なくトップグループで走行できると思った。残念ながら、燃料が満タンであることを考慮しないで、ターン8にアプローチするというミスを犯してしまった。この教訓を、今後のレースに活かしたい」