SBK Round#12アルゼンチン レース1

SBK第12戦アルゼンチン・ラウンドのレース1で、メランドリが2位表彰台を獲得

2018スーパーバイク世界選手権(SBK)第12戦アルゼンチン・ラウンドのレース1が、10月13日にエル・ビリクムで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームのマルコ・メランドリは、このレースで2位表彰台を獲得した。チームメイトのチャズ・デイビスは、クラッシュしてリタイアとなった。メランドリは、予選でコースレコードの1分39秒012を記録してポールポジションを獲得。決勝レースでは、強風と小雨による難しいコンディションにもかかわらず、力強いペースで走行して、今シーズン9度目の表彰台に登壇した。

デイビスは、スーパーポールでメカニカルトラブルが発生して3列目からのスタート。決意溢れる走りを見せて表彰台争いに加わったが、6番手走行中の13周目にクラッシュ。大きなケガはなかったものの、リタイアを余儀なくされた。

マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#33) - 2位
「今日のレースは難しかった。風が非常に強かったし、小雨が降ってきたので少し気を付けて走ったが、それでもかなり速いペースで走行していたと思う。レース序盤は、フロントがしっくりこなかったが、その後は良いリズムを掴むことができた。しかし、その時点で、レイ(ジョナサン:カワサキ)とのギャップはかなり開いていたので、彼に追い付くことはできないと思った。雨でコースがかなり滑り易くなっていたため、クラッシュしないように、ポジションをキープする戦略に切り替えた。今日のレースでは2位がベストなリザルトだと思うが、明日はさらに上を目指したい。3列目から良いスタートを切って、優勝争いにからみたい」

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#7) - リタイア
「自分たちのやり方でレースを進め、表彰台争いをしているグループに迫ることができたが、クリーンなラインがわずかしかなかったので、オーバーテイクするのが本当に難しかった。13周目にサイクス(トム:カワサキ)にバックストレートで追い付いたとき、次のコーナーが比較的クリーンな状態だったので、彼をパスできると思ったが、十分にクリーンではなかった。リアタイヤがロックしたので、バランスを取り戻そうとして少しブレーキを緩めたら、フロントタイヤがダートに乗ってしまった。良い面に目を向ければ、今日はかなり良いペースで走れていたので、明日のレースではやり返したい」

マルコ・ザンベネデッティ(ドゥカティ・コルセ・オントラック・テクニカル・コーディネーター)
「良い面も悪い面もあるレースとなった。金曜日から好調だったメランドリは、戦闘力を発揮してポールポジションを取り、難しいコース・コンディションにもかかわらず、2位でフィニッシュした。一方で、チャズは、予選でメカニカルトラブルが発生して苦戦し、レースではポジションを上げようとしてクラッシュした。明日のレースでは、両ライダー共にもっと良い状態で戦えるようにハードワークを続けたい」