2018スーパーバイク世界選手権(SBK)第12戦アルゼンチン・ラウンドのレース2が、10月14日にエル・ビリクムで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームのマルコ・メランドリは、3位でフィニッシュして、レース1に続いて再び表彰台に登壇した。3列目からスタートしたメランドリは、レース序盤の混戦で9番手まで順位を落としたが、その後はペースを上げてオーバーテイクを連発し、3位でチェッカーを受けた。
チームメイトのチャズ・デイビスは、4列目から力強いスタートを決めて一気に3番手まで浮上。最終的には4位でフィニッシュした。その結果、ドライバーズ・ランキングで現在2位のデイビスは、3位のファン・デル・マーク(ヤマハ)とのポイント差を24に広げることに成功した。第12戦終了時点で、348ポイントを獲得したデイビスはランキング2位、286ポイントのメランドリは5位にランクされている。最終戦となる第13戦のカタール・ラウンドは、10月26日~27日にロサイル・インターナショナル・サーキットで開催される。
マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#33) - 3位
「今日も良いレースができたが、4番手までポジションを上げたときにターン6でミスを犯して、ワイドに膨らみ9番手まで後退してしまったのが残念だ。それから何台かのマシンをパスして追い上げ、残り5周でフォレス(シャビ:ドゥカティ)が見えたので、さらにハードにプッシュして捕えようとしたが、追いつくことができなかった。3位という結果は、今日のベスト・リザルトだと思う。カタールでは、さらに上を目指したい。チームと僕は、ハードワークを続けているので、最終戦では良い結果を出せる自信がある」
チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#7) - 4位
「大変な週末だった。レース2で4位に入ったことがせめてもの救いだ。チャンピオンシップで2位を確定するために重要なポイントを稼いで、3位との差を広げることができた。今週末は、理想的な展開にはならなかった。テクニカルな問題がいくつか発生して、後方からスタートせざるを得なかったので、かなりのリスクを負って走ることになった。スタートの混乱をうまく避けて、レース序盤は良いポジションにつけることができた。そのままペースを維持して表彰台の獲得を目指したが、レース後半でマシンの挙動が若干左に寄るようになった。昨日のクラッシュのことがあったので、大きなリスクを冒して走るのは危険だと思った。結果は4位だったが、マシンのポテンシャルはもっと高いので、カタールではそれを最大限に引き出したい」
セラフィーノ・フォティ(チーム・マネージャー)
「マルコは、力強い走りを見せてくれた。どのセッションでも戦闘力があり、2度の表彰台とポールポジションを持ち帰ることができる。チャズは、いくつかの問題を抱えて思うような結果を出せなかったのが残念だが、レース1でクラッシュした後に、レース2ではマルコと共に素晴らしい追い上げを見せてくれた。チームのスタッフ全員に感謝したい。彼らがハードワークを続けてくれたおかげで、考えられる限り最高のリザルトを達成することができた」