2018スーパーバイク世界選手権(SBK)の開幕戦となるオーストラリア・ラウンドが、フィリップアイランド・サーキットで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームは、土曜日のレース1でマルコ・メランドリが優勝、最高のシーズン開幕を迎えた。チームメイトのチャズ・デイビスも、3位表彰台に登壇した。
レース1
メランドリは3番グリッド、デイビスは5番グリッドからスタート。序盤はメランドリが先頭グループ、デイビスが第2グループでバトルを展開した。メランドリは、徐々に首位トム・サイクス(カワサキ)との差を縮めて、残り5周目でついにトップに立った。その後は、首位のポジションをキープし、ドゥカティに移籍して2度目、オーストラリアでは初めての勝利を掴んだ。
デイビスは、前半は6番手を走行する場面が多かったが、後半に巻き返して3位でチェッカーを受け、明日に繋がるリザルトを残した。
レース1のコメント:
マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#33) – 1位
「素晴らしいレースだった。サイクスが良いスタートを切って飛び出していた。彼とジョナサン・レイ(カワサキ)ついて行くのは容易ではなかった。その後、徐々にギャップを削ることができた。首位に立ってからは、風がますます強くなって非常に難しい状況になった。最終ラップは永遠に終わらないんじゃないかと思ったほどだ。とにかく、こうしてチームに勝利を持ち帰れて良かった。ウィンターシーズンにハードワークを続けてくれたチームの全スタッフに感謝したい。明日は3列目からのスタートなので、勢いよく飛び出す必要がある。ディテールには改良の余地があるものの、今日と同じように僅差のレースになりそうだ」
チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#7) – 3位
「このリザルトは本当に嬉しい。厳しいウィンターシーズンだっただけに、こうして表彰台で新たなシーズンが始まって良かった。今日のレースは、いつものフィリップ・アイランドのレースとは違っていた。最初から誰もがかなりプッシュしていた。僕はシャビ・フォレズ(ドゥカティ)とのバトルを楽しんだが、レイがトラブルを抱えて順位を落とすとは思わなかった。だが、その機会に乗じることができた。今朝ユーズドタイヤで走った時は、マシンフィールが非常に良かったが、レースではマシンを左に倒し込んだ時にグリップが不足していて、手こずる羽目になった。あれがなかったら首位争いができたと思う。セッション毎に良くなっている。今のマシンフィールには満足している。明日は優勝を目指して戦いたい」
ステファノ・チェッコーニ(Aruba S.p.A CEO兼チーム代表)
「これ以上のスタートは望めないだろう。マルコがまたしても戦闘力を発揮した。昨年1年間パニガーレRで走った経験を活かして、驚異的な勝利を掴み取った。チャズはスマートなレースを展開した。オフシーズンに負傷したものの、力強く走って3位表彰台で新たなシーズンをスタートした。ふたりには、明日も今日と同様のリザルトを期待している」