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SBK Round#11マニクール レース1

SBK第11戦フランス・ラウンドのレース1で、デイビスが5位、メランドリが6位フィニッシュ

2018スーパーバイク世界選手権(SBK)第11戦フランス・ラウンドのレース1が、9月29日にマニクール・サーキットで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームのチャズ・デイビスとマルコ・メランドリは、このレースをそれぞれ5位と6位でフィニッシュした。デイビスは、右鎖骨の負傷が完治していない状態での出場だったが、2列目からスタートして徐々にポジションを上げ、チェッカーフラッグまで表彰台争いに加わっていた。最終的には、3位と2秒弱差の5位でチェッカーを受けた。チームメイトのメランドリは、スーパーポールで苦戦したものの、堅実にカムバックした。12番グリッドと本来のスタートポジションではなかったが、最終的にはデイビスに続く6位でフィニッシュラインを通過した。

Aruba.it Racing - ジュニア・チームのマイケル・ルーベン・リナルディは、フリー走行でも予選でも相応の戦闘力を見せていたが、メカニカルトラブルが原因でクラッシュ、大きなケガはなかったものの、リタイアを余儀なくされた。

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#7) - 5位
「フォレス(シャビ:ドゥカティ)やサバドーリ(ロレンツォ:アプリリア)とのギャップを縮めようとできるかぎりのことはやった。レース半ばには、表彰台の可能性さえ見えてきた。しかし、終盤に入るとプッシュできなくなった。エンジンブレーキを使うとマシンが暴れるようになって、自分の思い描いたスムーズなライディングができなくなった。バトルできなかったのは残念だが、自分のパフォーマンスには概ね満足している。体調は万全ではないものの、レースではほとんど気にならなかった。明日に向けてもう少しバイクの挙動を落ち着かせて、フロントロー・スタートのアドバンテージを活かしたい」

マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#33) - 6位
「厳しいレースだったが、終盤はポジティブな印象だった。スーパーポールで苦戦して12番グリッドからのスタートになってしまったのが痛かった。序盤はブレーキング時に挙動が安定せず、思うようにオーバーテイクできなかったので、タイムをロスすることになった。その後、リズムに乗って、良いタイムを連発しながら、良いオーバーテイクもできた。ただし、表彰台争いができるほど上位陣とのギャップは小さくなかった。明日はフロントローからスタートできるし、楽観的な気分になっている。しかし、セットアップに手を加えて、もっとアグレッシブに乗れるようにする必要がある」

マイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiジュニア・チーム#21) – リタイア
「今週末のここまでの展開を考えると、概ねハッピーだと言える。このサーキットでもかなりのタイムで走ることができた。だが、レース中にメカニカルトラブルが発生したことはちょっと残念だ。クラッシュによりちょっとした打ち身はあるが、明日は良いかたちでシーズンを締めくくれるよう最善の努力をする。戦闘力があるという事実が、明日のレース2で走りを後押ししてくれるだろう」

マルコ・ザンベネデッティ(ドゥカティ・コルセ・オントラック・テクニカル・コーディネーター)
「フリー走行では少し苦戦したものの、レース・セットアップでの戦闘力を向上することに成功した。両ライダーともに最善を尽くしてくれた。チャズは惜しくも表彰台を逃したが、ランキング2位の座をより確かなものにした。マルコも序盤以降は力強く走行して、ポジションを上げた。明日のレース2はフロントローからスタートできる。このアドバンテージを活かせるよう、データを分析してマシンを進歩させたい」