2018スーパーバイク世界選手権(SBK)の第2戦となるタイ・ラウンドが、ブリーラムのチャーン・インターナショナル・サーキットで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームのチャズ・デイビスは、土曜日のレース1で3位表彰台を獲得。チームメイトのマルコ・メランドリは、8位でフィニッシュした。
メランドリは予選7番手、デイビスは9番手で共に3列目からのスタート。序盤はともに先頭グループを走行するも、徐々にトップとの差が開く展開となる。周回が進むにつれ、メランドリのマシンは、ストレートの安定性に問題が発生。一方のデイビスは、少しずつポジションを挽回して、残り2周で3番手に浮上し、そのままチェッカーフラッグを受けた。
チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#7) – 3位
「3列目スタートで厳しいレースになることは分かっていたので、我慢の走りに徹して流れが来るのを待っていた。何台かのマシンをオーバーテイクしたが、普段とは違うフロントタイヤを履いていたので、ラップを重ねながらバイクの挙動に慣れていった。同郷の友人でもあるキャミア(レオン:ホンダ)とは楽しいバトルを展開することができた。表彰台に立つことができてとても嬉しい。明日も3列目スタートだが、グリップの良い外側のグリッドだ。明日は、さらにセットアップを改善したいが、どのマシンもパフォーマンスの差はほとんどないので、ディテールをどこまで煮詰められるかがカギになるだろう」
マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#33) – 8位
「昨日のプラクティスでは良いペースで走行できたが、今日のレースでは再びストレートの安定性に悩まされることになった。フレッシュ・タイヤを履いていると戦闘力が高く、トップグループと戦うことができたが、周回を重ねるとペースを落とさざるを得なくなった。マシンが左右に振られるので、このサーキットのように長いストレートが3カ所もあると、苦しい展開になる。まだこの問題を解決できていないのが残念だが、チームはハードワークを続けているので、明日は巻き返したい」
マルコ・ザンベネデッティ(ドゥカティ・コルセ・オントラック・テクニカル・コーディネーター)
「スーパーポールではうまく行かなかったが、チャズは貴重な表彰台を獲得してくれた。マルコは、レース中にいくつかの問題を抱えていたが、ポイントを確実に稼いでくれた。チャンピオンシップを考えると重要なことだ。今日のデータを詳細に分析して、明日のレースではポテンシャルをフルに発揮できるようにしたい」