SBK Round#8アメリカ レース2

SBK第8戦アメリカ・ラウンドのレース2で、デイビスが再び2位表彰台を獲得

2018スーパーバイク世界選手権(SBK)第8戦アメリカ・ラウンドのレース2が、6月24日に米国カリフォルニア州のラグナセカで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームのチャズ・デイビスは、前日のレース1に続いて、レース2も2位でフィニッシュした。デイビスは、レース1で2位表彰台に登壇したため、レース2は3列目からのスタート。序盤は荒れた展開だったうえ、オーバーテイクが難しいレイアウトにも関わらず、デイビスは自らのペースを掴み、2位までポジションを上げてチェッカーを受けた。

チームメイトのマルコ・メランドリは、フロントローからスタートし、いくつかの問題を抱えながらも4番手を走行して上位陣をマークしていたが、4周目のターン5でクラッシュ、リタイアを喫した。

第9戦のイタリア・ラウンドは、7月6日〜8日にミザノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェッリで開催される。

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#7) - 2位

「全体として見れば、今回のラウンドはハッピーだった。目標は常に優勝だが、上位に復帰できたのは良いことだし、今週末は自分自身からもパッケージからもベストが引き出せたと感じている。ここ数戦、厳しい展開が続いていたが、こうして上位に戻ることができた。最大のライバルからそれほど遠くないところにいる。あとは一部のディテールをファインチューンするだけだ。今日は良いスタートだったが、序盤はハードにプッシュしていないにも関わらず、フロントがしっくり来なかった。その後はリズムを掴めて、2位までポジションを上げられた。このところ苦労している部分で進歩できた。ミザノでは、最後のディテールに磨きをかけられるかどうかがテーマになるだろう」

マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#33) - リタイア

「気温が高くてグリップが低下したため、バンピーなセクションではマシンを制御するのが難しかった。特にコーナー出口でタイムをロスしたので、何とかブレーキングで挽回しようとプッシュした。ラグナセカは、特にフロントに厳しいサーキットだが、ここまでフロントを失うとは思わなかった。週末のスタートが良かっただけに残念だが、コンディションが変わって苦戦を強いられた。次戦のミザノでは、昨年初勝利を挙げているので今から楽しみだ。戦闘力があることは間違いない」

セラフィーノ・フォティ(チーム・マネージャー)

「いつもと同様、ラグナセカのレースは非常にエキサイティングだ。チャズは彼ができる最高の仕事をしてくれた。今回考えられる最高のリザルトを獲得した。ダブル表彰台は、今後に向けて士気を高めてくれる。マルコは残念な結果になった。昨日は後半に素晴らしい走りを見せていたので、今日はもっと良いリザルトを期待していたが、あまりにも早くレースが終わってしまった。次戦ミザノに向けて最高の準備ができるようハードワークを継続する」