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SBK第2戦のレース1でスコット・レディングがポール・トゥ・ウィンでSBK初勝利、チャズ・デイビスは最後のコーナーまで表彰台争いを展開して4位フィニッシュ

2020 スーパーバイク世界選手権(SBK)第2戦のレース1が、8月1日にスペインのヘレス・サーキットで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームのスコット・レディングにとって、このレースは完璧な展開となった。午前中の予選でポール・ポジションを獲得したレディングは、決勝レースでも強さを発揮し、SBK参戦わずか2戦で初優勝を飾った。チームメイトのチャズ・デイビスも、このレースで主役の一人を演じ、素晴らしい追い上げを見せて4位でチェッカーを受けた。

レディングは、スタートで若干の遅れをとり、ターン1をジョナサン・レイ(カワサキ)、トプラック・ラズガットリオグル(ヤマハ)に次ぐ3番手で通過。しかし、レディングは完璧なレース戦略でラズガットリオグルを追走、11周目にはオーバーテイクに成功して、レイを追いかける展開に。その後、残り5周でレイをパスして、見事な優勝を果たした。この結果により、レディングは合計64ポイントを獲得して、ライダーズ・ランキング首位に立っている。

7番グリッドからスタートしたデイビスは、ターン1で11番手までポジションを落としてしまうが、素晴らしい追い上げを見せて、5周目には5番手に浮上。その後、ペースをさらに上げて残り3周でロリス・バズ(ヤマハ)を攻略して、最後のコーナーまでラツガトリィオグルと表彰台争いを展開した。デイビスは、合計32ポイントを獲得して、ライダーズ・ランキング5位となっている。

スコット・レディング(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #45) 1位

「素晴らしい1日となった。ポール・ポジションと優勝。これ以上の結果はない。気温が高い影響で、厳しいレースとなった。いくつかの場面では、非常に苦しい展開となった。素晴らしいマシンを仕上げてくれたチームのスタッフに感謝したい。苦しい展開になったのはいつからだって?ピットレーンに入ってからずっとだね。今日のレースは極限のコンディションだったと思うが、明日はさらに厳しい状況になるだろう。しかし、これは他のライダーにとっても同じことだ」

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #7) 4位

「最高のスタートを切ることができなかったので、オープニングラップから表彰台争いに加わることができなかった。それでも、レース中は速いペースで走ることができて、ポジションをジャンプアップすることができた。満足かって?もし表彰台に立っていたら満足だと言えただろう。明日の午前中のセッションでは、さらに戦闘力を高めるために、いくつかの細かいセッティングを煮詰める予定だ」