ミザノで開催された3日間のテストでスコット・レディングがトップタイムを記録、チャズ・デイビスもポジティブな手ごたえを感じてテストを完了

スーパーバイク世界選手権(SBK)の開幕戦がオーストラリアのフィリップ・アイランドで開催されてから約4か月が経過した。その後、残念なことに、新型コロナウィルス感染症の影響により、チームとライダーは長期間の活動休止を余儀なくされた。
しかし、6月23日の午後にドゥカティ・パニガーレV4 Rのエンジンが再始動し、短時間のシェイクダウン(わずか数周)が行われた。このテストで、チャズ・デイビスとスコット・レディングは、路面が改修されたミザノ・ワールド・サーキットを初走行し、今後の戦いに向けてマシンの戦闘力の高さを改めて確認した。
その翌日から、Aruba.it Racing - Ducatiチームは、2日間の集中的なテストを実施し、非常に素晴らしいタイムを計測してテストを終了した。
スコット・レディングは、SBKライダーの中でトップタイムをマークし(MotoGPライダーのトップタイムからわずか0.135秒差)、レースペースでもコンスタントに良好なタイムを記録した。
チームメイトのチャズ・デイビスも確かな手ごたえを感じ(3日間のテストで177ラップを走行)、特にユーズドタイヤで非常に良い感触を得てテストを終了した。

スコット・レディング(1番手 - 1分33秒067)
「マシンのフィーリングを取り戻すことが重要だったので、非常にポジティブな3日間となった。僕たちはユーズドタイヤを使用して多くの作業を行い、いくつかの新しいソリューションを試して、ポジティブなフィードバックを得た。この数か月間は、体重を減らすことを目標にしてエクササイズを続けてきた。結果的に、良いタイムを出すことができたが、これは重要ではない。チームの皆と一緒に仕事に戻ることができて嬉しかった。いまからレースが待ちきれない」

チャズ・デイビス(5番手 - 1分34秒053)
「この場所に戻ってきて、いつもの顔ぶれに会えて本当に良かった。開幕戦から4か月が経過したが、再びサーキットを走ることを待ち望んでいた。今回のテストでは、数多くのソリューションを試し、いくつかの重要なフィードバックを得ることができた。一部の領域では改善が見られ、他の領域ではさらなる改善が必要だが、正しい方向に進んでいることは確かだ」