スーパーバイク世界選手権(SBK)のオフィシャル・テストが、バルセロナ(スペイン)のカタルーニャ・サーキットで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームは2日間の集中的なテストを実施し、スコット・レディングは170ラップ、マイケル・リナルディは172ラップを走行し、それぞれ2番手と5番手のタイムを記録してテストを終了した。
テストの初日、レディングとリナルディは、エレクトロニクスとセットアップに焦点を当てた新しいソリューションのテストに集中した。
2日目は、パニガーレV4 Rマシンの開発を続け、フィーリングとパフォーマンスの両面でマシンを進化させ、確かな手ごたえを得た。最後に行われたタイムアタックでは、レディングが素晴らしい走りを見せて、ベストラップを記録したジョナサン・レイ(カワサキ)とわずか0.1秒差で2番手となった。
チームメイトのリナルディは、レースタイヤでは好調なタイムを出していたものの、予選用のタイヤを最大限に活用することができず、5番手でテストを終了した。
今後、Aruba.it Racing - Ducatiチームは、4月12日(月)と13日(火)に、スペインのモーターランド・アラゴンでプライベート・テストを実施する。
総合順位 - トップ5
P1 - ジョナサン・レイ(カワサキ) 1分40秒264
P2 - スコット・レディング(Aruba.it Racing - Ducati)1分40秒443
P3 - ギャレット・ガーロフ(ヤマハ)1分40秒479
P4 - ジョナス・フォルガー(BMW)1分40秒699
P5 - マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducati)1分40秒756
スコット・レディング(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #45)
「今回のテストでは、特に長いコーナーにおけるマシンの弱点を改善するためにハードワークを重ねてきた。また、マシンのフィーリングとグリップの改善にも取り組んできた。この面である程度の進化は遂げているが、まだ何かが欠けていることは確かだ。全体として見れば、マシンのフィーリングは良かったので満足している」
マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21)
「この2日間で、いくつかの面に焦点を合わせてテストを実施した。やるべきことはたくさんあったが、すべての作業を終了させることができた。スコットが指摘しているのと同じいくつかの問題に直面したが、ドゥカティは同じ方向性でマシンを仕上げることができるので、これはアドバンテージになる可能性もある。レースペースにはとても満足しているが、タイムアタックでの走りを改善する必要がある」