Aruba.it Racing - Ducatiチーム、フィリップ・アイランドで行われた公式テスト初日にバウティスタがトップタイムを記録、デイビスは13番手

Aruba.it Racing - Ducatiチームが、オーストラリアのフィリップ・アイランド・グランプリ・サーキットで、2019年のスーパーバイク世界選手権(SBK)シーズン開幕直前に行われた2日間の公式テストの初日を終了した。

このテストでは、今シーズンから新しくチームに加入したアルバロ・バウティスタが非常に印象的なパフォーマンスを披露した。パニガーレV4 Rを駆ったこのスペイン人ライダーは、午前のセッションで、マルコ・メランドリが持っているレース・レコードを上回る1分30秒743のファステスト・ラップを記録。バウティスタは、合計4時間にわたって行われたテスト走行で61ラップを周回し、非常に短い期間でニューマシンの挙動を完全に把握したことを証明し、ほぼ終日にわたってタイムシートのトップに名を連ねた。

チームメイトのチャズ・デイビスは、解決すべきいくつかの問題を抱えて初日のテストを13番手で終えた。午前のセッションでテクニカル・トラブルが発生したデイビスは、21ラップを走行。午後のセッションでは、強風によってサーキット・コンディションが悪化する中、さらに35ラップを周回して1分32秒783のベストラップを記録しながら、V4 Rの挙動を掴む作業に集中した。

Aruba.it Racing - Ducatiチームは、明朝からテストを再開する。明日のテストは、2月22日~24日に開催されるSBK開幕戦に向けた最後のテストとなる。

アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #19) 1分30秒743(1番手)

「今日は非常にポジティブな一日だった。テストを開始してすぐにマシンのフィーリングが良いと感じた。今日は、これまで試していなかった様々なソリューションをテストするため、主にシャシのセットアップ作業に焦点を当てた。それによって、コーナリング性能を改善することができたので、これまで以上に自信を持ってコーナーを攻めることができる。さらに、ピレリが週末に合わせて持ち込んだ様々なタイヤも試すことができた。データをよく検証してから次のステップに進む必要があるが、全体として非常に満足している」

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #7) 1分32秒706(13番手)

「今日は非常に困難な日になってしまった。現在の優先順位は、セットアップを少しずつ進めながら、バイクの挙動に慣れて自信をつけることだ。ラップタイムはさておき、今日は大分自信を持って走れるようになった。マシンには様々な変更を加えているが、フィーリングを改善するためには、やるべきことはまだ沢山ある。ウインター・テストでは、背中の痛みのためにニューマシンに乗る機会が少なく、新しいマシンに完全に慣れたとは言えないが、レースに向けて徐々に調子は上がってきている」