ストリートファイターV2はパニガーレの遺伝子を継承し、本質的で力強いデザインを強調しています。質量をフロントに集中させることで、スポーティでアスリートのような外観が実現し、俊敏性とライダーの入力に対するレスポンスを高め、魅力的でダイナミックなライディング体験を提供します。
ストリートファイターV2はパニガーレの遺伝子を継承し、本質的で力強いデザインを強調しています。質量をフロントに集中させることで、スポーティでアスリートのような外観が実現し、俊敏性とライダーの入力に対するレスポンスを高め、魅力的でダイナミックなライディング体験を提供します。
筋肉質でアグレッシブなストリートファイターV2は、ダイナミックな彫刻作品を連想させます。その伸びやかなプロポーションは、今にも獲物に襲い掛かろうとする肉食動物のようにも見え、コンパクトに配置されたメカニカル・パーツと明確な役割を持ったコンポーネントの集合体は、ロボットのような印象を与えます。
パニガーレV2から派生したこのモーターサイクルは、ラグジュアリーかつ洗練されたボディパネルを創出するというコンセプトを継承し、塗装エリアも拡大しています。テールセクションはシートと一体化され、MotoGPマシンのデスモセディチGPを彷彿とさせるモノリシックな効果が生み出されています。
クリーンなデザインを採用したフロントエンドのハイライトは、最新のフルLEDヘッドライトです。ストリートファイターの象徴となっているこのヘッドライト・デザインは、さらにモダンになり、このモーターサイクルの高度なテクノロジーを暗示しています。デイタイム・ランニングライト(DRL)は、ストリートファイターならではのデザインを受け継いでおり、インパクトのあるスタイルにより、このバイクがストリートファイターであることを一目で認識することが可能です。
新型ストリートファイターV2のシャシーは、V2エンジンをシャシーの構造部材として使用し、フレームとエアボックスの機能を兼ねるモノコック構造を採用しています。このコンパクトで合理的なソリューションにより、新型ストリートファイターV2 「S」バージョンの装備重量(燃料を除く)は、先代モデルよりも17kg軽量化され、176kgとなりました。中空対称スイングアームは、パニガーレV4のデザインからヒントを得ており、コーナー出口における安定性とサーキット走行時のフィーリングに関して、パニガーレV4と同様のメリットを提供し、ライダーが最新のスリックタイヤを最大限に活用できるようにします。
新しいV2エンジンは、ドゥカティの革新的なステップをさらに前進させ、ユーロ5+規制に適合しています。このユニットは、従来のスーパークアドロよりも最大9kg軽量で、スクランブラー®に搭載されているテスタストレッタ・エボルツィオーネおよびデスモドゥエよりも約5.8kg軽量です。このエンジンは、アルミニウム製シリンダーライナーやクランクケース内に配置したポンプなど、高度なエンジニアリング・ソリューションを採用しています。この革新的なエンジンは、電子制御式可変バルブ・タイミング・システム(IVT)を導入して出力特性を向上させ、低回転域におけるリニアなレスポンス、中回転域における豊かなトルク、トップエンドでの力強いパフォーマンスを提供します。
この新しい2気筒エンジンの開発にあたっては、信頼性と排出ガスの面で高い基準を設定するという目標が設定されました。新しいV2エンジンは、ユーロ5+規制に適合しており、カテゴリーのベンチマークとなるサービス間隔を誇ります。バルブクリアランス点検は30,000kmごとに、オイル交換は15,000kmごとに設定され、メンテナンス・コストが抑えられています。
新しいドゥカティ2気筒エンジンは、インテーク可変バルブ・タイミング(IVT)システムにより、低回転域から非常にリニアなトルクを発生し、俊敏かつエキサイティングなスロットル・レスポンスをもたらし、高回転域ではスポーティなパフォーマンスを提供します。これは、IVTシステムが、カムシャフト・エンドに設置されたタイミング・アクチュエーターを介して、インテーク・バルブ制御のタイミングを52°の範囲で変化させることによって実現しています。
製品ラインナップの幅を広げるため、この新しいV2エンジンには、ヨーロッパのA2ライセンス保有者向けのモデルとして、出力を35kwに制限したバージョンも用意されています。
新しい90°V2エンジンは、ドゥカティ・スポーツエンジンの伝統を継承しています。このスリムなV型エンジンは、個性的なサウンドと優れたパワーを発生します。また、90°レイアウトを採用することで、振動を排除するためのバランサー・シャフトを必要とせずに、一次振動を打ち消しています。
ハンドルバー、シート、フットペグから構成されるエルゴノミクス・トライアングルは、サーキットにおけるパフォーマンスを犠牲にすることなく、扱いやすさとコントロール性を確保するためにゼロから設計されました。アルミニウム製バリアブルセクション・ハンドルバーは、確実なグリップと理想的なライディング・ポジションを実現します。シート高は837mmで、良好な足つき性を実現しています。また、立体的な造形の燃料タンクは、特にハングオン時にライダーを完璧にサポートします。
サスペンションはフルアジャスタブル・タイプで、この新しいドゥカティV2スポーツ・ネイキッドのセットアップをカスタマイズすることができます。パニガーレV2とストリートファイターV2には、マルゾッキ製フロント・フォークとKYB製リア・ショックアブソーバーが装備されています。V2 Sバージョンには、オーリンズ製フロント・フォークとリア・ショックアブソーバーに加え、重量を削減するリチウムイオン・バッテリーが搭載されています。
ストリートファイターV2は、エンジンを構造部材として使用する、軽量かつ効率的なモノコック・フレームを採用しています。両持ち式スイングアームは、パニガーレV4のデザインからヒントを得ており、コーナー出口における安定性とサーキット走行時のフィーリングに関して、パニガーレV4と同様のメリットを提供し、ライダーが最新のスリックタイヤを最大限に活用できるようにします。
新しい鋳造ホイールには、優れたハンドリングとグリップ力を兼ね備えた120/70および190/55サイズのピレリ製ディアブロ・ロッソ4タイヤが装着され、ストリートファイターV2のスポーティな雰囲気を際立たせています。
新型ストリートファイターV2には、ブレンボ製ブレーキシステムが装備されています。このシステムは、ブレーキレバーの高い精度とフィーリングを特徴としており、リニアなレスポンスを提供します。フロント・ブレーキには、4つの30mmピストンを備えたM50モノブロック・キャリパーが装備されています。コンパクトな設計により、従来のM4.32と比較してキャリパーあたり140グラムの軽量化を実現しています。モノブロック構造により、非常に過酷なブレーキングでも剛性と変形耐性が得られ、ブレーキレバーの精度とフィーリングが向上します。フロント・システムは、このセグメントのベンチマークとなる高レベルのフィーリングと制動力を兼ね備えたブレンボ製PR16/21ラジアルポンプによって制御されます。ディスクは、フロントが320mmのダブルディスク、リアが245mmのシングルディスクです。
ストリートファイターV2のABSシステムにはコーナリング機能が組み込まれており、モーターサイクルが傾いている場合でもABSが作動します。このシステムは、3つの異なるレベルに設定することが可能で、たとえグリップ・レベルが低くても、サーキットおよび公道のあらゆる状況でライダーのニーズを満たします。
レベル3は公道およびグリップの低い路面状況に適しています。レベル2およびレベル1は、グリップの高い路面やサーキットでのスポーツライディングに重点を置いています。
アマチュア・ライダーがサーキットで走行する場合は、レベル2が推奨されます。レベル2では、フロントとリアの両方のブレーキシステムを制御して、コーナリング機能をオンの状態に保ち、リフトアップ制御を無効にして、よりスポーティなブレーキングを可能にします。レベル1は、熟練ライダーによるサーキット走行向けに設計されており、ABSシステムはフロント・ホイールのみに介入します。
ストリートファイターV2には、最新バージョンのドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)が搭載されています。このシステムは、6軸IMUからの情報を使用してウィリーを制御し、ライダーが簡単かつ安全に最大限の加速を行えるようにします。
DTCは6軸慣性プラットフォームと連動して、バイクのバンク角に合わせて介入レベルおよびスリップを調整します。DTCは、8つの異なるレベル(乾燥した路面用に6つのレベル、濡れた路面用に2つのレベル)に設定できるため、ライダーは自分のライディング・スタイルやグリップ状態に合わせて制御ストラテジーを調整し、最高のパフォーマンスを得ることができます。
エンジン・ブレーキ・コントロール(EBC)は、コーナー進入時の過酷な走行条件で、ライダーがバイクの安定性を最適化できるように改良され、エンジン・ブレーキが強くかかった状態でリア・タイヤにかかる力をバランスさせます。
新型ストリートファイターV2には、新型パニガーレV4でデビューした第2世代のDQSが採用されています。従来のクイック・シフトとの違いは、内部ホール効果マイクロスイッチを備えたギアシフト・ロッドが、機械式のシフト・ロッドに置き換えられている点です。これは、ギアとギアドラムの角度位置に関する情報を提供するギアセンサーに基づいてシフトを制御することにより可能になりました。このソリューションにより、シフト・ロッドの移動量が減り、よりダイレクトで安定したシフト・フィールを得られるようになり、「スポンジーな」感覚も少なくなるため、特にサーキット走行時にメリットがもたらされます。
新型ストリートファイターV2 Sには、ドゥカティ・パワー・ローンチとピットリミッターが装備されています。ドゥカティ・パワー・ローンチは、ライダーがクラッチ操作に集中するだけで、ロケットスタートを可能にするシステムです。ピットリミッターは専用ボタンで起動し、ピットレーンにおけるバイクの速度を自動的に制限します。ドゥカティ・パワー・ローンチとピットリミッターは、ストリートファイターV2ではアクセサリーとして利用可能です。
ライディングモードは、事前に設定された4つの異なる走行スタイル(レース、スポーツ、ロード、ウェット)を選択することが可能なシステムです。これらのモードを選択すると、電子制御システムの介入レベルとエンジン・レスポンス(ハイ、ミディアム、ロー)がプリセット値に設定され、ライダーの好み、路面や天候の状態に合わせてモーターサイクルの特性を変化させることができます。これらの設定は、ユーザーが独自に変更することも可能です。グリップの低い路面で推奨されるウェット・ライディングモードを選択すると、エンジンはロー・パワーモードに設定され、最高出力が95psに制限されます。
アイコンをクリックして、ドゥカティ・ストリートファイターV2の機能*をご覧ください。
特徴 |
ストリートファイターV2 |
ストリートファイターV2 S |
---|---|---|
カラー |
ドゥカティ・レッド、マットブラック・フェンダー |
ドゥカティ・レッド、マットブラック・フェンダー |
サスペンション |
マルゾッキ製43mm径フルアジャスタブル・フロント・フォーク、KYB製リア・ショック、ザックス製ステアリング・ダンパー |
オーリンズ製43mm径 NIX30フロント・フォーク、オーリンズ製リア・ショック、ザックス製ステアリング・ダンパー |
装備重量(燃料を除く) |
178 kg |
175 kg |
ライディング・コントロール |
|
|
バッテリー |
鉛蓄電池 |
リチウムイオン |
シート構成 |
2シーター仕様、パッセンジャー・シート・カバーはアクセサリーとして利用可能 |
シングルシート仕様、パッセンジャー・シートはアクセサリーとして利用可能 |
特徴 |
カラー |
---|---|
ストリートファイターV2 |
ドゥカティ・レッド、マットブラック・フェンダー |
ストリートファイターV2 S |
ドゥカティ・レッド、マットブラック・フェンダー |
特徴 |
サスペンション |
ストリートファイターV2 |
マルゾッキ製43mm径フルアジャスタブル・フロント・フォーク、KYB製リア・ショック、ザックス製ステアリング・ダンパー |
ストリートファイターV2 S |
オーリンズ製43mm径 NIX30フロント・フォーク、オーリンズ製リア・ショック、ザックス製ステアリング・ダンパー |
特徴 |
装備重量(燃料を除く) |
ストリートファイターV2 |
178 kg |
ストリートファイターV2 S |
175 kg |
特徴 |
ライディング・コントロール |
ストリートファイターV2 |
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ストリートファイターV2 S |
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特徴 |
バッテリー |
ストリートファイターV2 |
鉛蓄電池 |
ストリートファイターV2 S |
リチウムイオン |
特徴 |
シート構成 |
ストリートファイターV2 |
2シーター仕様、パッセンジャー・シート・カバーはアクセサリーとして利用可能 |
ストリートファイターV2 S |
シングルシート仕様、パッセンジャー・シートはアクセサリーとして利用可能 |