ドゥカティコルセは、2021年のMotoGP世界選手権を戦う、4人のオフィシャル・ライダーを発表しました。フランチェスコ・バニャイアは、すでに発表されているジャック・ミラーとともに、オフィシャル・チームに加わります。プラマック・レーシング・チームには、ヨハン・ザルコとホルヘ・マルティンが加入します。
“ペッコ”の愛称で知られるフランチェスコ・バニャイアは、2018年にMoto2世界タイトルを獲得し、昨年、プラマック・レーシング・チームからドゥカティ・デスモセディチGPマシンを駆ってMotoGPデビューを果たしました。今年は、さらに成長を重ねて表彰台も獲得しています。イタリアのピエモンテ出身、23歳のバニャイアは、2021年に現在のチームメイトであるジャック・ミラーとともにオフィシャル・チームに加わります。ミラーは現在、MotoGPクラスで7年目のシーズンを迎えています。
オーストラリアのタウンズビル出身、25歳のジャック・ミラーは、2011年に125ccクラスから世界選手権にデビューしました。2014年にはMoto3クラスでタイトル争いに加わり、2015年にMotoGPクラスへと直接ステップアップを果たし、これまでに93のレースに出場しています。過去3年間は、プラマック・レーシング・チームに所属しています。
来シーズンからプラマック・レーシング・チームに加入する2人の新しいライダーは、合計で3つのワールド・タイトルを持っています。30歳のフランス人ライダー、ヨハン・ザルコは2015年と2016年にMoto2クラスで世界タイトルを獲得しました。今シーズンは、MotoGPクラスのアビンティア・レーシングからドゥカティのマシンを駆って参戦し、ブルノ・サーキットで開催されたチェコGPでポールポジションを獲得し、決勝レースでも3位に入りました。ドゥカティがファクトリー・サポートを提供するプラマック・レーシングに加入するもう1人のライダーは、MotoGPクラスではルーキーのスペイン人ライダー、ホルヘ・マルティンです。彼は、2018年にMoto3クラスでタイトルを獲得し、現在Moto2クラスで2年目のシーズンを迎えています。
4人のオフィシャル・ライダーは、同じ技術仕様の最新バージョンのデスモセディチGPマシンでレースに参戦することになります。
ドゥカティ・モーター・ホールディング最高経営責任者(CEO)、クラウディオ・ドメニカーリ:「レースは、ドゥカティの遺伝子に組み込まれており、常に進化を続ける最先端テクノロジーを生み出す原動力となっています。私たちは、研究開発への投資を継続し、成功するための革新や改革を恐れないことが極めて重要だと考えています。だからこそ、将来有望で、才能に溢れ、高い向上心を持った若いライダーを獲得することができて、大変嬉しく思っています。今年、ペッコとジャックは、私たちのデスモセディチGPのポテンシャルを最大限に引き出し、その大きな可能性を示してくれました。この2人のライダーが育ったプラマック・レーシングからオフィシャル・チームへの移籍は、パオロ・カンピノーティ率いるプラマックチームと私たちの良好な関係を証明するもので、カンピノーティに感謝の意を表したいと思います。来年、彼のチームは、2人の新しいライダーであるヨハン・ザルコとホルヘ・マルティンの才能を最大限に引き出すことができると確信しています。しかし、現在私たちは、アンドレア・ドヴィツィオーゾとダニーロ・ペトルッチが可能な限り最高の結果を出せるように、今シーズンの戦いに集中しています。アンドレアは、ドゥカティ・チームに8年間在籍し、3年連続でチャンピオンシップ2位を獲得し、14回の勝利を収め、ストーナー以来もっとも成功したドゥカティ・ライダーとなりました。彼は、現在もタイトル争いに加わっています。ダニーロは、再び表彰台を獲得するために、ハードワークを続けています。私たちは、有終の美を飾ることができるように、ベストを尽くして今シーズンの残りのレースを戦っていきたいと思っています」
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