SBK第7戦フランス・ラウンドのレース2で、リナルディが2位フィニッシュ、バウティスタはレイの危険な行為により2周目にリタイア、WorldSSPのブレガは貴重な3位表彰台を獲得

スーパーバイク世界選手権(SBK)第7戦フランス・ラウンドのスーパーポール・レースとレース2が、9月11日にマニクール・サーキットで開催された。7番グリッドからスタートしたAruba.it Racing - Ducatiチームのマイケル・リナルディは、レース序盤にトップに立つと、残り8周までこのポジションを維持して2位でフィニッシュした。チームメイトのアルバロ・バウティスタは、2周目にジョナサン・レイ(カワサキ)の無謀な行為により彼と接触してクラッシュした。

日曜日のレースは、Aruba.it Racing - Ducatiチームにとって、悲喜こもごもの結果となった。

スーパーポール・レースで2位となったバウティスタは、レース2でスタート直後にリードを奪うも、2周目にレイが危険な走りでバウティスタと接触。リタイアを余儀なくされた。

7番グリッドからスタートしたリナルディは、素晴らしいペースで走行を続け、レイによって引き起こされたアクシデントの後、トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)とアクセル・バッサーニ(ドゥカティ)を追う展開となった。 

8周目に両ライダーをダブルオーバーテイクしてトップに立つと、残り8周までこのポジションを維持。2位でフィニッシュして貴重な表彰台を獲得した。この結果により、リナルディは、ライダーズ・ランキング4位に浮上した。

マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21)
「この結果には、とても満足している。多くのライダーとバトルをして、非常にタフなレースだった。レース中盤には、リードを保つためにハードにプッシュした。しかし、終盤にかけて、トプラクと戦うだけの十分なグリップが残っていなかった。しかし、この表彰台によってチームの士気も向上し、僕たちが速いということも再確認することができた。いつも僕をサポートしてくれているチーム全員に感謝したい」

アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #19)
「レイの行為は容認しがたい。彼は、ミスを犯したのではなく、意図的に僕のマシンに接触してきた。このような行為は、どのライダーでも行ってはならないことだ。このレースは世界選手権なので、なおさらだ。クラッシュによる身体的なダメージがなかったことは幸いだった。さらに、彼は、ペナルティを受けたものの、ポイントを獲得している。若いライダーたちに見本を示さなければならないという意味でも、スーパーバイク世界選手権にとっても、今回の行為は残念な出来事だったと思う。いずれにしても、僕たちは先を見据えている。バルセロナでのレースが楽しみだ」

  • WorldSSP

Aruba.it Racingチームのニコロ・ブレガは、土曜日に結果を出すことができなかったが、日曜日のレースではドゥカティ・パニガーレV2のフィーリングが改善。イタリア人ライダーのブレガは、素晴しいスタートを切ると、レース序盤にフェデリコ・カリカスロ(ドゥカティ)とロレンソ・バルダッサーリ(ヤマハ)とバトルを展開。レース中盤以降は、表彰台争いから脱落したものの、粘り強く走行を続け、2人のイタリア人の転倒により、貴重な3位表彰台を獲得し、パルクフェルメでチームから祝福を受けた。

ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing WSSPチーム #11)
「非常に厳しい週末だった。レースでかなり苦戦したが、その理由を理解する必要がある。トップグループのライダーは、明らかに僕よりも速かった。力強い走りでポイントを獲得したカリカスロを祝福したい。レース序盤に集団から抜け出すためにプッシュしたが、それは正しい戦略だった。最終的には、チャンスを活かせるように走行を続けて、幸運な形で表彰台を獲得することができた。いつも素晴しい仕事をしてくれているチームに感謝したい」