パニガーレ V4 Sは、3スポーク鍛造アルミニウム合金製ホイールを装備しています。タイヤは、ピレリ製ディアブロ・スーパーコルサSP(サイズ:フロント 120/70 ZR17、リア 200/60 ZR 17)です。
パニガーレ V4およびパニガーレ V4 Sの2022バージョンでは、シャシも数多くの重要な変更を受けています。技術的な選択は、MotoGPとSBKで培われた経験に基づくもので、サーキット・パフォーマンスの向上を目的としています。最終的な目標は非常に明確です。より速いラップタイム、肉体的負担の軽減、そしてより優れた一貫性を達成することです。
デスモセディチ・ストラダーレは、アルミニウム製フロントフレームと直接接続され、シャシの構造部材としても機能します。シャシは、軽量マグネシウム製フロントフレームとシェルキャストアルミニウム製シートポストから構成され、上部はフロントフレームに固定され、下部がリアバンクのヘッドにねじ込まれています。
パニガーレ V4のSバージョンには、オーリンズ製Smart EC 2.0イベントベース電子制御システムを備えた、オーリンズ製NPX 25/30加圧式フロントフォークが装備されています。Smart EC 2.0イベントベース・システムは、ロードスポーツ・バイクにおける最先端のテクノロジーです。新しいフォークは、従来のフォークと比較してトラベルが5mm増加し(125mm)、縮み側のダンピングは25mm径のピストンを使用して左ロッドで行われ、伸び側のダンピングは30mm径のピストンを使用して右ロッドで行われます。このレイアウトはSBKから派生したもので、サーキットの全開走行におけるオイル・キャビテーションのリスクを最小限に抑えます。その結果、ブレーキングの際のサポート力が向上すると同時に、バンプの吸収性が改善されています。これらすべてにより、乗り心地とスピードが向上し、より容易に限界までプッシュできるようになっています。
トラベルが5mm増加したことにより、より柔らかい設定を採用することが可能になっただけでなく(スプリング剛性を10N/mmから9.5N/mmに変更)、荒れた路面におけるよりスムーズな作動が実現し、極限状態におけるグリップ力が高まっています。さらに、追加のトラベルをフルに活用することで、ハードブレーキング時のフィーリングも改善されています。
この新しいフォークは、オーリンズ製TTX36リアショック・アブソーバー、同じくオーリンズ製電子制御式ステアリング・ダンパー、OBTi(Objective Based Tuning Interface)ロジックを採用した第2世代のSmart EC 2.0システムと組み合わされています。このシステムは、クリック式ではなく、インターフェイスを介して“目的別に”調整することができるため、従来のシステムよりも、より直感的に設定を行うことができます。
新型パニガーレ V4では、スイングアームのピボット位置が、2021バージョンよりも4mm高くなっています。この技術的な変更により、アンチスクワット効果が高まり、加速時のリアエンドの沈み込みが抑制されて、バイクの安定性が高まることにより、切り返し、コーナー出口の立ち上がりといったすべてのスロットル開放フェーズでライダーをサポートします。この新しいピボット位置(固定式で調整は不可)により、サスペンションの調整範囲も広がっています。
その一方で、標準バージョンのパニガーレ V4も非常に優れたシャシを特徴とし、フロントがショーワ製43mm径フルアジャスタブル・ビッグピストン・フォーク(BPF)、ザックス製ステアリング・ダンパー、リアがザックス製フルアジャスタブル・モノショックの組み合わせとなり、5スポーク・デザインの鋳造アルミニウム製ホイールを装着しています。
新しいアップデートにより、パニガーレ V4はさらに速く、直感的で、すべてのレベルのライダーにとって疲れにくく、よりアグレッシブな外観になっています。
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Con i nuovi aggiornamenti la Panigale V4 è ancora più veloce, più intuitiva e meno affaticante per i piloti di ogni livello e con un look più aggressivo.
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