SBK第7戦フランス・ラウンドのレース1で、バウティスタが波乱の展開を制して優勝、好調を維持しているリナルディは3番手まで順位を上げるも、ミスを犯して6位フィニッシュ

ピレリ・フランス・ラウンドのレース1で、アルバロ・バウティスタが素晴しい勝利を収め、マイケル・リナルディが6位フィニッシュ

スーパーバイク世界選手権(SBK)第7戦フランス・ラウンドのレース1が、9月10日にマニクール・サーキットで開催された。波乱の展開となったこのレースでは、最大のライバルであるジョナサン・レイ(カワサキ)とトプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)がともに3周目にクラッシュ。4番グリッドからスタートしたAruba.it Racing - Ducatiチームのアルバロ・バウティスタは、トップを走行するスコット・レディング(BMW)を追走。ドゥカティ・パニガーレV4 Rを駆るバウティスタは、ラップを重ねるごとにペースを上げ、7周目にはイギリス人ライダーのレディングをオーバーテイク。その後は、レディングとのギャップを大きく広げてチェッカーフラッグを受けた。

7番グリッドから素晴しいスタートを切ったイタリア人ライダーのリナルディは、すぐにトップグループを走行。アレックス・ロウズ(カワサキ)とアクセル・バッサーニ(ドゥカティ)とのバトルを制した後、ロリス・バズ(BMW)(12周目にクラッシュ)を捉えて3番手に浮上。その後は、力強いペースで走行を続けたが、14周目にわずかなミスを犯してコースアウト。10番手でレースに復帰したリナルディは、粘り強く走行を続けて6位でフィニッシュした。

アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #19)
「僕たちが苦手としているサーキットで、重要な結果を出すことができた。スタートで小さなミスを犯したが、タイヤに関しては良い選択をしたと思う。幸いなことに、グリップが低下することはなかった。最初の数周は、タイヤの状態を確認しながら走行し、トプラクとジョニー(ジョナサン・レイ)がクラッシュした後は、時間をかけてレディングをオーバーテイクしようと思った。56ポイント差でランキング首位?今は、チャンピオンシップよりもレースに集中したい。明日もまた、重要な日になるだろう」

マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21)
「堅実なレースだった。スタートに成功して、1周目からマシンのフィーリングが良かった。レースペースは速く、バッサーニとロウズとのバトルを制して、その後はバズを追走し、彼のクラッシュでさらに順位を上げることができた。フィーリングは素晴しく、レディングにも追いつけるポテンシャルがあると思っていたが、ターン1でミスをしてコースアウトしてしまった。残念ながら、トプラクとジョニーのクラッシュという大きなチャンスを活かすことはできなかったが、僕たちのマシンが速かったことは確かだ」

  • WorldSSP

ニコロ・ブレガは、予選で好調を維持して4番グリッドを獲得したが、レースではフロントエンドの問題が発生して、本来のパフォーマンスを発揮することができなかった。WorldSSPのレース1は、残り7周で赤旗のために中断となり、イタリア人ライダーのブレガは11位でレースを終えた。

ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing WSSPチーム #11)
「残念ながら、最初の数周からフロントエンドに振動が発生した。今週末、このような問題は一度も起こらなかったので、とても不思議だ。何が起こったのかを理解し、問題を解決して、明日のレースに備えたい」