MotoGP第11戦のオーストリアGPで、ドヴィツィオーゾがマルケスとの激しいバトルを制して優勝、ペトルッチは9位フィニッシュ

2019 MotoGP第11戦のオーストリアGPが、8月11日にレッドブル・リンクで開催された。ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾは、マルク・マルケス(ホンダ)とオープニングラップから最終ラップまで激しいトップ争いを演じ、最終ラップの最終コーナーでマルケスをパスして見事な優勝を果たした。1列目から素晴らしいスタートを切ったドヴィツィオーゾは、6周目にトップを走行していたファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)をオーバーテイク。その後すぐにマルケスも続き、2台で激しいバトルを展開。レース終盤にはマルケスに先行を許すものの、チェッカーフラッグ直前に見事なオーバーテイクを見せ、わずか0.213差でフィニッシュラインを通過した。

チームメイトのダニーロ・ペトルッチにとっては、厳しいレースとなった。4列目からスタートしたペトルッチは、17周目には9番手にポジションを上げるが、それ以降は順位を上げることができず、そのまま9位でチェッカーを受けた。

今回の勝利によって、ドゥカティは、MotoGPカレンダーにオーストリアのレッドブル・リンクが復帰してから、このサーキットで開催されたレースで負けなしの4連勝を飾っている。2016年にはイアンノーネ、2017年にはドヴィツィオーゾ、2018年にはロレンソが勝利し、今年は再びドヴィツィオーゾがドゥカティのファクトリー・マシンで優勝した。

ライダーズ・ランキングでは、合計172ポイントを獲得したドヴィツィオーゾは2位をキープしているが、ポイントリーダーのマルケスとの差を58ポイントに縮めている。マニュファクチャラーズ・ランキングでも、合計202ポイントを獲得したドゥカティは、トップのホンダとの差を34ポイントとしている。チーム・ランキングでは、合計308ポイントを獲得したドゥカティ・チームが引き続き首位に立っている。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 1位
「本当に嬉しい。この勝利は僕にとって非常に重要だ。レース終盤にタイヤの右側のグリップが良いことが分かっていたので、最終コーナーで信じられないようなオーバーテイクを仕掛けることができた。今日は、オープニングラップからアグレッシブに走る戦略だったが、マルケスはさらにアグレッシブに攻めていた。彼は、すぐに自分のリズムでレースをコントロールしようとしたが、うまくそれに対応することができた。レース終盤には、彼のタイヤの方が僕のタイヤよりも摩耗していると思ったので、最後の最後まで彼の後ろにぴったりとついて、最終コーナーでクレイジーなオーバーテイクを成功させることができた。ドゥカティとチームに感謝したい。今日のレースはすべてが完璧だった」

ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) 9位
「今日は困難なレースとなった。スタートでは第一コーナーの混乱に巻き込まれ、その後の周回ではクラッチロー(カル:ホンダ)のクラッシュに影響を受けてしまった。そのため、大きくポジションを落とし、挽回するためにハードにプッシュしたせいでタイヤに負担をかけてしまい、レース中盤にはどうすることもできない状態となった。チャンスを逃してしまい残念だ。昨日の予選でミスを犯したのが、すべての結果に影響した。ハードワークを続けてくれたチームに申し訳ない。この2戦では良いリザルトを残せなかったが、気持ちを切り替えて、シルバーストーンに臨みたい」

ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティコルセ・ゼネラルマネージャー)
「今日のレースは、ここ数年で最高かつ、もっともエキサイティングなレースの一つだった。ドヴィは、素晴らしく、そしてフェアなバトルを見せてくれた。ファイナルラップの驚異的な走りと、最後の2つのコーナーのオーバーテイクは、まさに神業といえるだろう。アンドレアを心から祝福したい。ダニーロは、予選で苦戦して、スタートに失敗したことが大きく響いた。このサーキットでポジションを挽回するのは容易ではない」

第12戦のイギリスGPは、8月23日~25日にシルバーストーン・サーキットで開始される。