SBK Round#10ポルティマオ レース2

SBK第10戦ポルティマオのレース2で、メランドリが3位表彰台を獲得、デイビスも再び4位入賞

2018スーパーバイク世界選手権(SBK)第10戦ポルトガル・ラウンドのレース2が、9月16日にアウトドローモ・インターナショナル・アルガルベ・サーキットで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームのマルコ・メランドリは、3位でフィニッシュし、昨日に続いて表彰台に上った。路面温度が40℃を超える厳しいコンディションの中、バランスの取れたレース運びを見せたメランドリは、ウィナーとわずか2秒差でフィニッシュラインを通過した。チームメイトのチャズ・デイビスは、ポールポジションからのスタート。肩の負傷にもかかわらず、昨日は15番グリッドからスタートして4位完走。関係者やファンを驚かせたが、レース2でも11周にわたって首位を守り、最終的に4位でチェッカーを受けた。
 

Aruba.it Racing - Ducatiジュニア・チームのマイケル・ルーベン・リナルディは、この日も力強いパフォーマンスを披露し、上位陣との差を詰めて、インディペンデント勢トップとなる8位でフィニッシュした。次戦の第11戦フランス・ラウンドは、9月28日~30日にマニクール・サーキットで開催される。
 

マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#33) - 3位
「今日もタフなレースだった。だが、昨日以上に面白かった。スタートは良かったが、序盤のオーバーテイクにちょっと手間取って、タイムをロスした。その後は上位陣とのギャップを縮めたものの、かなりハードにタイヤを使うことになり、徐々にグリップが低下した。複数のコーナーでは苦戦したが、速く抜けられるコーナーもあった。しかし、ファン・デル・マーク(マイケル:ヤマハ)やレイ(ジョナサン:カワサキ)をオーバーテイクするには至らなかった。3人ともほぼ同じペースで周回を重ねていた。結果的には、非常に満足している。マシンおよび自分自身の能力を最大限に引き出して、最高の結果を出すことができた。これをきっかけに浮上できれば良いと思う」
 

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#7) - 4位
「僕のキャリアの中でもっともチャレンジングなレースだった。ポルティマオは、カレンダー随一のフィジカルなサーキットだし、かなりの間、トレーニングができていない。おまけに右肩にも痛みがあった。もし誰かがレース前に、ポルトガル・ラウンドで両レースとも4位で完走するだろうと言われても、きっと信じなかっただろう。週末を通じてパッケージをアップグレードしてくれたスタッフに感謝したい。実際、最終的にはウィナーと大差のないところまで来ていた。マニクールに行く前に、数日間リハビリとトレーニングして、良いかたちでシーズン終盤のスタートが切れるようにしたい。次のレースを楽しみにしている」
 

マイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiジュニア・チーム#21) – 8位
「今日のリザルトには本当に満足している。最終結果はもちろんだが、昨日よりもペースを上げられて、上位陣との差を縮められたことが嬉しい。最終ラップで2つポジションを落としたことが残念だ。まだ改善の余地はあるが、今日のレース展開には満足感を覚えている。細かなところまで最善の努力をしてくれたクルーに感謝したい。マニクールでは、もう一歩前進したい」
 

セラフィーノ・フォティ(チーム・マネージャー)
「このラウンドはポジティブだった。マルコが2度も貴重な表彰台フィニッシュを記録し、しかもウィナーともあまり差がなかった。特にレース2では、バランスの取れた走りを披露した。チャズの頑張りも素晴らしかった。まさか2度とも4位フィニッシュするとは予想もしなかった。体調を考えれば、驚異的なリザルトだ。マニクールの目標はただひとつ。できるかぎりの優勝と表彰台を勝ち取って、シーズン終盤の勢いをつけることだ」