SBK Round#11マニクール レース2

SBK第11戦フランス・ラウンドのレース2で、デイビスが2位表彰台を獲得、メランドリは5位フィニッシュ

2018スーパーバイク世界選手権(SBK)第11戦フランス・ラウンドのレース2が、9月30日にマニクール・サーキットで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームのチャズ・デイビスは、1列目から力強く飛び出して、12周目までレースをリードした。肩に負傷を抱えており、体調は万全な状態とはほど遠かったが、2位でフィニッシュして今季12度目の表彰台に登壇した。チームメイトのマルコ・メランドリも、レース中盤までトップグループで素晴らしいファイトを見せた。しかし、その後はコーナリングに問題を抱えることになり、最終的に5位でチェッカーを受けた。

Aruba.it Racing - ジュニア・チームでの最終戦となるマイケル・ルーベン・リナルディは、メカニカルトラブルの影響で13位フィニッシュに終わった。第12戦アルゼンチン・ラウンドは、10月12日~14日にエル・ビリクムで開催される。

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#7) - 2位
「この数ヶ月、厳しい戦いを強いられていたので、こうしてまた表彰台に立てて嬉しい。特に今年の夏は2回も鎖骨を骨折してしまってかなりタフだったが、ようやく再び表彰台に立つことができた。マニクールは、ハードブレーキングの後に右に回り込むコーナーが複数あるため、今の僕のように肩や腕に負傷を抱えていると走りやすいサーキットではない。レース2では、とにかく良いスタートを切って、できるかぎり長く上位にとどまる作戦を考え、それが上手く行った。レイ(ジョナサン:カワサキ)を手こずらせようとしたのも功を奏したようだ。彼がオーバーテイクを試みてきた時、こちらも限界ギリギリだったが、彼も同様に限界だった。おかげでミスをさせて、インを取ることができた。とはいえ、最終的にパスされた。マシンを寝かせてコーナリングして、再びストレートに切り替えるセクションでは彼ほど良くなかったようだ。最終的にはそれほどギャップは開いていなかった。次のアルゼンチンを楽しみにしている」

マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#33) - 5位
「レース1で問題を抱えていたブレーキング時の挙動を改善しようとしたのだが、そのせいでハンドリングに影響が出てしまったことが残念だ。コーナーの切り返しでタイムをロスしたので、それをカバーしようと頑張ったが、フロントに負荷をかけることになった。レース中盤からフロントのグリップが急速に低下して、何もできなくなった。表彰台が見えていただけに残念だが、しっかりと前を向いて、アルゼンチンで表彰台を狙う」

マイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiジュニア・チーム#21) – 13位
「いつものようにベストを尽くしたが、平均以下の結果で最終戦を終えてしまった。今週末は複数のトラブルに見舞われて、ポテンシャルを発揮できなかった。チームに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。同時にライダーとして、そしてひとりの人間として成長する機会を与えてくれたことをチームに感謝したい。しっかりと充電して、これからのキャリアに備えたい」

セラフィーノ・フォティ(チーム・マネージャー)
「レース1は厳しい戦いを強いられたが、レース2では両ライダー共に戦闘力を向上させることができた。チャズは素晴らしい展開だった。痛みと闘い、ウィナーと僅差でフィニッシュした。マルコはチャズ以上のトラブルに遭遇したが、いつもどおり最善のリザルトを持ち帰ってくれた。次戦のアルゼンチンは、新しいサーキットだ。どんな戦いが待っているのか、非常に興味深い」