SBK Round#4オランダ レース1

SBK第4戦オランダ・ラウンドのレース1でデイビスが3位表彰台を獲得、メランドリは6位完走

2018スーパーバイク世界選手権(SBK)第4戦オランダ・ラウンドのレース1が、4月21日に伝統のTTサーキット・アッセンで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームのチャズ・デイビスが3位表彰台に登壇し、チームメイトのマルコ・メランドリは6位でチェッカーを受けた。

デイビスは3列目から力強いスタート。複数のライダーをオーバーテイクし、レース中盤にはトップ3に食い込み、トップからわずか1秒差でチェッカーを受けた。

メランドリも力強いスタートを切ったが、マシンに安定感が不足していたため、トップグループから徐々に遅れを取る展開となる。しかし、粘り強い走りが功を奏し、6位でフィニッシュラインを通過、貴重なポイントを獲得した。

前戦アラゴン・ラウンドよりAruba.it Racingのジュニア・チームから参戦しているマイケル・ルーベン・リナルディは、15番グリッドからのスタート。トップ10までポジションを上げたが、ターン7でクラッシュし、リタイアを余儀なくされた。

チャズ・デイビス(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#7) – 3位
「スタートからファイナルラップまで、ずっとタフな戦いだった。フリー走行、スーパーポールともに完全な状態にはほど遠かったので、リザルトには本当に満足している。ポジションを上げた後は、レイ(ジョナサン)をマークして、彼のペースアップに合わせて自分もペースを上げた。ファン・デル・マーク(ミハエル:ヤマハ)にパスされたが、最終ラップは誰もがグリップ不足と格闘していたので、アタックする余裕はなく、皆ポジションをキープする戦術だった。レース中も色々と学ぶことができた。その成果を明日のレース2に活かしたい」

マルコ・メランドリ(Aruba.it Racing - Ducatiスーパーバイク・チーム#33) – 6位
「昨日もスーパーポールもパフォーマンスが良かったが、レースではまたしても困難に直面してしまった。金曜日には、スタビリティの問題は発生していなかったが、週末に近づくにつれて問題が悪化した。どうにか解消する方法を見つける必要がある。厳しいコンディションだったので、普段以上にフィジカルなライディングを強いられてエネルギーを消耗した。そのため、さまざまな状況でスロットルを緩めざるを得なかった。今日はあれ以上は無理だった。皆一丸となってハードに戦っているが、再びトップを狙うには大きな変化が必要だ」

マイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducati ジュニア・チーム#21) – リタイア
「後半に備えてタイヤを温存しながら、少しペースアップしていた。ターン7手前のブレーキングでバンプにヒットして、フロントグリップを失った。かなり派手なクラッシュだったが、身体に問題はない。これも経験のひとつだ。レース2でやり返せたらラッキーだ」

マルコ・ザンベネデッティ(ドゥカティ・コルセ・オントラック・テクニカル・コーディネーター)
「タフなレースだった。チャズはフリー走行中にいくつか問題に遭遇したが、レースでは力強い走りで優勝目前まで迫った。マルコもいつもどおり全力を尽くしたものの、マシンの調整作業が進行中で、まだその力をフルに発揮できる状況にはなっていない。だが、決して諦めたりしない。レース2では今日以上の結果を見せたい」