オーストラリアのフィリップアイランドで、スーパーバイク世界選手権(SBK)のオフィシャル・テスト(2日間)が開催され、Aruba.it Racing - Ducatiチームのスコット・レディングとチャズ・デイビスは、それぞれ6番手、11番手のタイムを記録してテストを終了した。
レディングは、2日目の午前中に素晴らしいスタートを切り、長時間にわたってトップタイムをキープ。午後のセッションでは、ターン10でクラッシュしたため(その前の周回では、総合4番手となる1分30秒8を記録)、2日目の作業プログラムに遅れが発生した。しかし、彼のチーム・スタッフが素早く対応して、セッション終盤にスコットを再びサーキットに送り出すことに成功した。
チームメイトのデイビスは、テスト初日に2019年と2020年のドゥカティ・パニガーレV4 Rを比較する作業を実施。2日目のテストでは、65ラップを走行してニューマシンのセットアップを煮詰める作業に集中した。
Aruba.it Racing - Ducatiチームの両ライダーは、レースペースに関して、確かな手ごたえを感じてテストを終了した。2020スーパーバイク世界選手権は、今回のテストが実施されたフィリップアイランド・サーキットで今週末に開幕する(2月28日はフリープラクティス)。
スコット・レディング(#45) 2日間の総合順位:6番手
1日目(1分31秒236、+0.496、46ラップ)
2日目(1分30秒885、+0.362、45ラップ)
チャズ・デイビス(#7) 2日間の総合順位:11番手
1日目(1分32秒113、+1.373、44ラップ)
2日目(1分31秒533、+1.085、65ラップ)
スコット・レディング(Aruba.it Racing – Ducatiチーム #45)
「テストの内容には非常に満足している。マシンの様々な側面をテストすることができて、貴重な2日間となった。トップタイムとの差を詰めることができたし、マシンの感触も非常に良い。今日のクラッシュは残念だったが、ケガをしなかったことは幸いだった。タイムアタックの速さをまだ改善する必要があるが、レースペースは非常に良好だ」
チャズ・デイビス(Aruba.it Racing – Ducatiチーム #7)
「忙しい2日間だった。正直な感想として、マシンのフィーリングはとても良い。素晴らしいとまでは言えないし、レースに向けてセットアップを完璧に仕上がる必要はあるが、それでもポジティブな印象だ。昨日と比較して、2日目の方が、フィーリングが良くなった。まだやるべき仕事はたくさん残っているが、自信を持ってレースに臨むことができる。シーズンの開幕を、可能な限り最高の形で迎えられるようにしたい」