ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾとダニーロ・ペトルッチが、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで行われている今年最初のオフィシャル・テストの2日目に参加した。
初日は突然の豪雨による影響を受けたものの、2日目は予定されていた8時間のフリープラクティスすべてがドライ・コンディションとなり、焼けつくような日差しの中でテストが行われた。
カタールで開催される2020年シーズンの開幕戦まであと1カ月。ドゥカティ・チームの両ライダーは、昨日消化できなかったテストプログラムを再開し、デスモセディチGP20の熟成を進めながら、昨日よりも速いラップタイムを記録した。
ダニーロ・ペトルッチは大幅に前進し、昨日の自己ベストを0.682秒更新。タイムシートのトップに近い1分59秒257のタイムを記録して、全体の13番手で2日目のテストを終了した。
アンドレア・ドヴィツィオーゾは、午後のセッションのターン6でスライドしてコースアウトしたものの、この小さなアクシデントは、テストプログラムに大きな影響を及ぼすことはなかった。ドヴィツィオーゾは、1分59秒342のパーソナルベストを出して、全体の15番手で日曜日のテストを終了した。
2日目のテストで、テストプログラムのもっとも重要な部分は完了し、ドゥカティ・チームは明日の最終日に臨む。
ダニーロ・ペトルッチ(、ドゥカティ・チーム #09) 13番手(1分59秒257)
「今日のランキングには完全に満足はしていない。それでも、昨日と比べるとタイムを大幅に伸ばし、トップ・ライダーに近いタイムを出すことができたので満足している。今日はいくつかの新しいコンポーネントを試した。その中には、新しいフェアリングも含まれていて、多くのラップを走行することができた。ユーズドタイヤを履いた状態でのフィーリングは良好だった。明日は、マシンのセットアップを煮詰めることに集中するつもりだ。ニュータイヤも試し、特性を理解して、アドバンテージをフルに引き出せるようにしたい」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 15番手(1分59秒342)
「今日も忙しい1日となった。今日は、新しいフェアリングを含めて、いくつかの新しいコンポーネントを試すことができた。午後のセッションではクラッシュしてしまった。大きな影響はなかったものの、デスモセディチのセットアップ作業を終了させることができなかった。手と首が今でも痛むが、幸いなことに、テストプログラムの重要な部分は進めることができた。明日には痛みが引いてくれることを願っている。明日はテスト最終日なので、大きな成果を上げたい」