チャズ・ディビス

チャズ・デイビスは、1987年2月10日にウェールズのナイトン(Knighton)で生まれました。8歳でレースを初め、ブリティッシュ・ミニバイク選手権でデビューしました。彼の才能は最初のシーズンから際立っており、参戦1年目はランキング5位、次の2シーズンでは総合優勝を果たしています。その後、スーパーティーン・チャレンジ・トロフィーに挑戦し、2000年に2位に入賞しました。翌年、イギリスの125cc選手権に家族が運営するチームから出場すると同時に、Matteoni Racingチームから世界選手権にも参戦します。その後、2003年に250ccクラスに進出し、2006年までこのクラスで戦いましたが、大きな成果を残すことはできませんでした。 

2007年~2009年の3年間に、彼は米国のAMA選手権に出場し、2008年には長い伝統を誇る200マイル・デイトナレースで優勝しました。AMAシーズンは、ヨーロッパ選手権よりも早く終了するため、2007年にはPramac D'Antin Ducatiチームから、MotoGPに参戦し、3つのレースに出場しました。その後、2009年には、ParkinGO BE1チームから、スーパースポーツ世界選手権のいくつかのラウンドに参戦しています。2010年には、このイタリアのチームとともに年間ランキング4位となり、翌年の2011年には初タイトルを獲得しています。 

翌シーズン、チャズと彼のチームはスーパーバイク世界選手権にステップアップし、初優勝を遂げるとともに、総合ランキング9位で新人賞を獲得しました。翌年、この素晴らしい成績により、デイビスはワークスマシンに乗るチャンスを得て、3回の優勝を果たしてランキング5位でシーズンを終了しました。 

2014年、ドゥカティはスーパーバイク選手権に復帰します。この年に、1199パニガーレを駆る2人のオフィシャル・ライダーの1人としてチャズ・デイビスに白羽の矢が立てられました。ドゥカティとの最初の年に、彼はチャンピオンシップで6位になり、パニガーレSBKの戦闘力の向上に貢献しました。その成果は翌年に実を結び、初戦のアラゴンに続き、ラグナセカ(ダブルウィン)、セパン、ヘレスで優勝し、総合ランキング2位に輝きました。2016年は、表彰台に11回登壇し、圧倒的な強さで最後の6レースをすべて制して、ランキング3位でシーズンを終了しました。2017年、デイビスは7回の優勝を飾り、ランキング2位に復帰します。その翌年のシーズンも、総合ランキング2位となり、変わらない存在感を示しています。 

2019年にはパニガーレV4 Rで参戦し、難コースとして知られる米国ラグナセカを攻略して優勝し、表彰台の頂点に立ちました。最終レースでは、戦闘力を取り戻して、総合ランキング6位でシーズンを終了しました。2020年、チャズ・デイビスは、Aruba.it Racing-Ducatiチームのメンバーとして5年目のシーズンを迎え(ドゥカティ・スーパーバイクも含めると6年)、ドゥカティ・ファンの間でもっとも愛されているライダーの一人となっています。