風洞実験室で生まれたモデル

風によって形作られたシルエットを特徴とするパニガーレV4 Rは、卓越した空力特性を備えています。このモデルは、コーナー・サイドポッドを装備した世界初のロードバイクです。空力開発は、MotoGPマシンの空力を担当するドゥカティ・コルセの部門によって行われました。
コーナー・サイドポッドでより速いコーナリング速度を実現

新型パニガーレV4 Rの空力特性は、公道走行可能なバイクとしては初めてコーナー・サイドポッドを導入したことで進化しました。コーナー・サイドポッドは、2021年にドゥカティ・コルセが、MotoGPマシンに初めて採用したものと同じ原理に基づいています。

バイクが直立状態にあるときに効果を発揮するウィングレットとは対照的に、コーナー・サイドポッドは、バイクがコーナリング中に路面の近くで機能するように設計された空力デバイスです。このデバイスは、路面との相互作用により空力的な力を発生させ、より高いコーナリング速度を可能にすることで、ラップタイムを短縮します。

特に高速走行している場合、バイクが最大バンク角でコーナーの頂点に達すると、バイクが自然に内側に向き、コーナリング・ラインを閉じることができます。その結果、コーナーからの脱出段階とそれに続く加速段階で、よりクリーンでタイトなラインを描くことができます。

より大きな荷重に対応するために再設計されたウィングレット

パニガーレV4 Rの空力エレメントには、パニガーレV4 Sや以前のRバージョンよりも高いパフォーマンスを実現する新しいウィングレットが含まれています。上部フェアリングの形状にシームレスに統合された2翼ウィングレットは、より長い翼幅と、より大きく独特な形状のテールエッジを特徴としています。このアップデートにより、同じ空気抵抗で生成されるダウンフォースが25%増加します。その値は、270km/hで+4.8kg、300km/hで+6kgに相当します。

より効果的なフロント・エアベント

レースで最高のパフォーマンスを発揮するため、パニガーレV4 Rには、吸入空気量を増やすためにドゥカティ・コルセと共同開発したダイナミック・フロント・エアベントを装備しています。パニガーレV4のベントと比較して、下端が外側に70mm延長され、300km/hでフィルター空気圧が0.6%増加します。この増加により空気密度も同等に増加し、同じ速度で1.3psの出力が向上しています。

泡に包まれているようなMotoGPフェアリング

パニガーレV4 Rに乗るライダーは、MotoGPマシンのデスモセディチGPに乗ったときの感覚に似た、「気泡」に包まれているような高度な空力保護効果を得ることができます。これにより、ライダーはストレートでより速く走ることが可能になり、ブレーキング・ポイントから次のブレーキ・ポイントまで、より「リラックス」してライディングすることができます。

形態と機能が完璧に調和

完璧な造形を誇るディテールと、コーナーにおける切り返し時に、バイクの俊敏性を高めるプロファイルを備えた、より効果的なエアロダイナミクス・デザイン。パニガーレV4 Rでは、優れた機能が純粋な美しさへと生まれ変わっています。

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一部のコンポーネントの写真や画像はプロトタイプであり、生産の段階でデザインや仕様が変更される可能性があります。そのため、これらの情報は、あくまでも参照用に提供されているものであり、AUDI AGの経営管理下にあるドゥカティ・モーター・ホールディングS.p.A.(以下、ドゥカティ)を法的に拘束するものではありません。

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