パニガーレV4 Rは、パニガーレV4のバランスのとれたプロポーションを維持しながら、デザインをさらに洗練させる高度な空力ソリューションを追加し、先代モデルに比べて大幅な進化を遂げています。その美しいスタイルは、カーボンファイバー製コンポーネントによってさらに強化され、エクスクルーシブなキャラクターを強調すると同時に、バイクの重量を削減しています。
パニガーレV4 Rは、パニガーレV4のバランスのとれたプロポーションを維持しながら、デザインをさらに洗練させる高度な空力ソリューションを追加し、先代モデルに比べて大幅な進化を遂げています。その美しいスタイルは、カーボンファイバー製コンポーネントによってさらに強化され、エクスクルーシブなキャラクターを強調すると同時に、バイクの重量を削減しています。
エンジン・パフォーマンスを低下させることなくロー・エミッション(触媒コンバーター前の排出ガス)を削減し、ユーロ5+規制に適合するために行われたアップデートには、インジェクターの位置変更と新しいインテーク・ダクトの設計が含まれます。インテーク・ダクトの内面がよりクリーンになり、フルスロットル(最大バルブリフト)の状態で、以前の構成に比べてエアフローが向上しています。
パニガーレV4 Rには、美しい外観を強調するため、ブラシ仕上げのアルミニウム製タンクを装着して、魅力的なレーシング・キャラクターを強化しています。
すべてのドゥカティ・スペシャル・エディションと同様、パニガーレV4 Rにも、スーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦する「R」モデルを象徴するドゥカティ・レッドを基調としたカラーが採用されています。フェアリングのレッド・カラーは、フレームおよびスイングアームと印象的なコントラストを生み出し、V4 R専用のブラックがアグレッシブでテクニカルな印象を演出しています。
新型パニガーレV4 Rの主役は、最新世代へと進化を遂げた998cc 90° V4デスモセディチ・ストラダーレRエンジンです。このエンジンは、最高出力218ps@15,750rpmを発生し、レブリミットは6速ギアで16,500rpm、その他のギアで16,000rpmに設定され、純粋なレーシング・レベルのパフォーマンスを発揮します。
このパフォーマンスを実現するため、新しいデスモセディチ・ストラダーレRでは、インテーク・システムの設計が完全に見直され、各ピストンが5%軽量化され、慣性を高めた新しいクランクシャフトを採用するなど、いくつかの重要な新機能が導入されています。
パニガーレV4 Rは、レーシング・バイクと同様に、レース・スタイルのギアシフト・パターンを採用しています。ドゥカティ・レーシング・ギアボックス(DRG)では、ニュートラルが1速と2速の間ではなく、1速の下に配置されているため、ギアを1速に落としてコーナーに進入する際など、非常に繊細な操作が要求される状況で、エンジン・ブレーキを確実に効かせることができます。1速と2速の間にニュートラルがないため、一般的なギアボックスに比べて、これら2つのギア間のシフトがより速く、よりスムーズで、より安定したものとなります。
さらに、誤って1速からニュートラルにシフトダウンすることを防ぐため、ギアボックスには特許取得済みのドゥカティ・ニュートラル・ロック(DNL)が搭載されています。この機能は、右側ハンドルバーにある専用レバーを使用して解除することができます。つまり、ニュートラルにするには、MotoGPやスーパーバイクのオフィシャル・ライダーと同じ操作をする必要があります。
スロットルボディ・インジェクターの位置は、インテーク・ダクトの内側部分から移動しました。この新しい位置では、スプレーコーンが燃料をより効率的に霧化できるため、燃焼効率が向上します。インジェクターを移動したことにより、新しいインテーク・ダクトの設計が必要となりました。インテーク・ダクトの内部表面は、よりクリーンになり、フルスロットル時(最大バルブリフト時)のエアフローがわずかに向上しています。
パニガーレV4 Rには、エグゾースト・バルブの開放を遅らせる、従来とは異なるプロファイルを備えた新しいエグゾースト・カムシャフトを装着しています。パフォーマンス面では、新しいインテークと新しいカムシャフトの組み合わせにより、あらゆる回転域で、より高いパワーとトルクを発生。16,000rpmでは4psのパワーアップを実現し、加速性能が向上しました。
新しいデスモセディチ・ストラダーレRには、さらに軽量化された新しいピストン(-5.1%)と新しい高慣性クランクシャフトが装備されています。ドゥカティによるMotoGP参戦から生まれ、マルク・マルケスとフランチェスコ・バニャイアが駆るデスモセディチGPにも採用されているこのソリューションは、よりスムーズなエンジン・レスポンスを実現します。
スロットルボディ・インジェクターの位置を変更し、インテーク・ダクトの内側部分からスロットルバルブ真下の外側部分に移動しました。この新しい位置では、触媒がまだ温まっていない始動後の最初の数秒間の混合気がより均一化され、燃焼効率が向上してCO2排出量が削減されます。このソリューションは、新しいエグゾースト・カムプロファイルと組み合わせることで、ロー・エミッションを半減し、パフォーマンスを犠牲にすることなく低中速域でのトルクを増加させます。
パニガーレ V4 Rには、ドゥカティのスーパーバイク世界選手権公式チームが使用するコンパクトなSBKドライクラッチが搭載されています。他のV4モデルに搭載されているクラッチと比較して、直径と軸方向の長さが短縮され(-24 mm)、特に重量が約800グラム軽量化されています。
デスモセディチ・ストラダーレRは、デスモドロミック・バルブ駆動システム、カウンター・ローテーティング(逆回転)クランクシャフト、ツインパルス点火順序を備えた90° V型4気筒エンジンです。ドゥカティは、MotoGPマシンだけでなく、ハイパフォーマンス・ロードバイクの両方にこのバルブ駆動システムを採用している唯一のメーカーです。さらに、デスモセディチ・ストラダーレRは、チタニウム製の「ガンドリルド」コネクティング・ロッドや、DLC(ダイヤモンドライク・コーティング)を施したピストン・スカートなど、レースの世界から直接フィードバックされたテクニカル・ソリューションを特徴としています。
トルクの増加に伴い、ファイナルドライブ・レシオを0.357から0.372へと変更しています。これにより、6速ギアを最大限に活用できるようになり、レーシング構成では最高速度が330.6km/hに達します。
最新バージョンへと進化を遂げたデスモセディチ・ストラダーレRは、最高出力218ps@15,750rpmを発生します。最高回転数は、6速ギアで16,500rpm、その他のギアでは16,000rpmに達します。レースのために生まれたパニガーレV4 Rには、アクラポヴィッチと共同開発したチタニウム製フルレーシング・エグゾーストが用意され、このエグゾースト専用に設計されたダブル・アンダーシート・サイレンサーとカーボンファイバー製ヒートシールドを装備しています。このレーシング・エグゾーストを装着すると、最高出力は235.3psに達します。ドゥカティ・コルセがシェルと共同開発したドゥカティ・コルセ・パフォーマンス・オイルを使用すると、さらに3.5ps(リミッター作動時で4.5ps)パワーが強化され、最高出力は239psになります。このエグゾーストは、標準システムに比べて6.6kgの軽量化と17.3psの出力向上を実現し、その結果、パニガーレV4 Rのパワーウェイト・レシオも向上しています。
標準のエグゾースト・システムは、厳格なユーロ5+規制に適合しており、先代モデルの最高出力を維持しながら、あらゆる回転域にわたって、より高いパワー&トルク曲線を提供します。
アクラポヴィッチと共同開発したフルチタニウム製の新しいレーシング・エグゾーストにより、パニガーレV4 Rはさらに軽量になりました。このエグゾーストは、ダブル・アンダーシート・サイレンサーとカーボンファイバー製ヒートシールドを装備し、標準システムに対して重量が6.6kg削減され、出力が17.3ps増加し、パワーウェイト・レシオが大幅に向上し、最高速度は330.6km/hに達します。
新型パニガーレV4 Rのシャシーは、最新世代のパニガーレV4から派生したもので、MotoGPスタイルのテクノロジーおよび設計ソリューションを採用しています。フロント・フレームは、横方向の剛性が40%削減したことで、最大バンク角での安定性が向上し、さらに高い速度でコーナーへ進入することが可能になっています。新しい中空対称スイングアームは、より軽量で、横方向のアームと側面の広い開口部を備え、全体の重量を削減し、走行安定性を向上させます。その結果、デスモセディチGPと同様、フロントおよびリアのコンパクトさとつながり感が生まれ、不要な振動がなく、より安定したコーナリングを実現しました。
新型パニガーレV4 Rは、2025年モデルのパニガーレV4のシャーシコンセプトに基づいており、横方向の剛性を40%低減した新設計のフロントフレームと、中空対称スイングアームを採用しています。これらの技術は、現行のスリックタイヤのグリップを最大化し、エンジン性能を地面に伝えるためにドゥカティ・コルセから強く要望されたものです。
新しいフレームとスイングアームにより、バイクはより鋭くラインを描くことができ、コーナー出口でのトラクションや加速時のライダーのフィーリングも向上します。
パニガーレV4 Rのエルゴノミクスは、先代モデルのパニガーレから受け継いでおり、過酷なサーキット走行でバイクのコントロール性を向上させるように最適化されており、タイムアタックおよび長時間のセッションの両方でパフォーマンスが向上しています。ニューモデルに施された主なアップデートは、シート、燃料タンク、ライダーとバイクの接触面、そしてフットペグの位置に関するものです。より適切な後部形状を備えた新しい燃料タンク・デザインにより、ブレーキングと「ハングオン」フェーズが容易になり、あらゆるサイズのライダーが、より良く膝を固定できるようになっています。これにより、身体的な負担が軽減され、コーナリング時のライダーの姿勢とブレーキング時の安定性が向上しています。
パニガーレV4 Rは、V4 Sのスプールバルブ付きセミアクティブ・サスペンションの代わりに、プロ仕様のニードルバルブ付きオーリンズ製メカニカル・サスペンションを搭載している点で、他のパニガーレV4と異なっています。フロントには、TiNコーティングが施されたスタンションを備えたオーリンズ製NPX25/30 43mm径の加圧式フォーク、リアには、調整を容易にする油圧プリロード・アジャスターを備えたオーリンズ製TTX36ショックアブソーバーが装着されています。モノショックには、リア・サスペンション・リニア・ストローク・センサーを取り付けることができます。パニガーレV4 Rは、新しいオーリンズ製SD20ステアリング・ダンパーを装備した最初のバイクです。このダンパーは、よりコンパクトで、調整範囲が広く、レスポンス・タイムが短縮され、ピストン径が大きくなったことで減衰力も向上しています。調整可能なピボットにより、調整範囲が拡大され、特定のライディング・スタイルやサーキットの種類に合わせてバイクをセットアップできるようになります。
パニガーレV4 Rのブレーキは、直径338.5mm、厚さ6.2mmのブレンボ製T-DRIVEフィン付きレーシング・ダブルディスクを含む、PROおよびPRO+フロント・ブレーキ・パッケージが装備され、最大限の効率と一貫したパフォーマンスを実現しています。PROパッケージは、エクスクルーシブなチタニウム・カラーのブレンボ製Hypureアルマイト・キャリパーを特徴としています。その一方で、PRO+パッケージは、アウター・ボディに冷却用フィンを備えたブレンボ製GP4スポーツ・プロダクション・ビレット・キャリパーを採用しています。このブレーキ・システムは、熱交換効率が向上しているため、過酷なサーキット走行に最適です。
パニガーレV4 Rには、デスモセディチGPのホイールからヒントを得た軽量鍛造アルミニウム製5スポーク・タンジェンシャル・ホイールが装備されています。フロントとリアの重量は、それぞれわずか2.95kgと4.15kgです。オプションとしてカーボンファイバー製ホイールが用意されています。このホイールを装着すると、重量が0.950kg削減され、コーナーにおける切り返し時の俊敏性が向上し、ライディング時の労力が軽減されるとともに、コーナリング・ラインのトレース能力も向上します。パニガーレV4 Rには、フロントに120/70 ZR17、リアに200/60 ZR17のピレリ製ディアブロ™ スーパーコルサSPタイヤが標準装備されています。サーキットで走行する場合には、フロントに125/70、リアに200/65のピレリ製スリックタイヤを装着することができます。このタイヤは、SCXやSCQといった高性能コンパウンドを採用し、現在スーパーバイク世界選手権で使用されているピレリ「レーシング」シリーズの最上位に位置付けられています。
パニガーレV4 Rは、ドゥカティ・コルセが開発したアルゴリズム、ドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)を使用して、電子制御パッケージのレベルを向上させています。これにより、路面からの力や加速、最大トルクに影響を及ぼす、実際には直接測定できない物理的、運動学的、および動的パラメーターをリアルタイムで推定することが可能になり、さまざまな走行条件でライダーをサポートします。このシステムは、慣性プラットフォームによって検知された物理量に加え、70か所の物理量を測定するセンサーの入力をシミュレートすることで、特定の瞬間にバイクが耐えられる作動推進力と最大推進力の両方を正確に推定できるようにします。
パニガーレV4 Rには、公道およびサーキット向けのブレーキ・ストラテジーを組み合わせたコーナリングABSが装備されています。ボッシュが考案したロード・ストラテジーは、パニガーレV4で導入されたシステムを反映しており、従来のシステムに比べて安全性と安定性の両方が向上しています。レース・ブレーキ・コントロール(RBC)として知られる新世代のサーキット用ブレーキ・ストラテジーは、ドゥカティが直接開発したものです。これにより、ライダーはプロ・ライダーのライディング・テクニックを模して、パニガーレV4を凌駕するタイムを出すことができます。レース・ブレーキ・コントロール(RBC)は、より正確な計算と、さまざまなバンク角に適用できる、より大きなブレーキ圧により、パニガーレV4よりもリア・ブレーキをさらに効果的に活用できるようにするシステムです。つまり、このシステムは、後輪ロック限界までの急制動を可能にするため、MotoGPライダーのように、コーナー手前でブレーキング・ポイントを最大限に遅らせることができます。
エンジン・ブレーキ・コントロール(EBC)DVOもアップデートされています。これにより、デスモセディチ・ストラダーレRのエンジン・ブレーキを強力に作動させて、リア・タイヤにかかる力をバランスさせ、コーナー進入時の過酷な状況でもライダーが車両の安定性を最適化できるようになりました。
この新しいエンジン・ブレーキ管理システムは、ドゥカティ・ビークル・オブザーバー(DVO)の導入により、ロール角、スロットル位置、選択されたギア、クランクシャフトの減速に関するデータを考慮するだけでなく、DVOによって計算された追加の物理量も考慮に入れます。
DVOは、パニガーレV4 Rに実装されたストラテジーにより、減速時に路面に対するリア・ホイール荷重の推定値に基づいてエンジン・ブレーキを調整し、その瞬間にリア・ホイールに伝達できるブレーキ・トルクの最大レベルを制御します。リア・ホイールのスライド量があらかじめ設定されたしきい値を超えた場合、制御システムは、スロットル開度を正確に調整して、タイヤに加わるトルクのバランスを再調整し、グリップを回復します。
ドゥカティ・データ・ロガー(DDL)は、新型パニガーレV4ファミリー専用に、2Dとドゥカティが共同開発した新世代のデータ収集システムです。DDLは、ドゥカティ・パフォーマンス・アクセサリーとして提供しています。このシステムは、バイクのCANバスに直接接続し、関連するすべての走行パラメーターを記録し、それらを高性能GPSシステムによって提供される位置データと統合します。システムに統合されたWi-Fiインターフェイスにより、ドゥカティ・コルセのエンジニアが作成した自動テンプレートとレポートに基づいて、外部ソフトウェアを使用してデータをすばやくダウンロードして分析することができます。DDLは、パニガーレのライダーがサーキットで完璧なパフォーマンスを発揮できるようにするためのツールです。
デスモセディチ・ストラダーレRのエンジンには、4つのパワーモード(フル、ハイ、ミディアム、ロー)が設定され、それぞれがライド・バイ・ワイヤ・システムとリンクしています。
レースAライディングモードを選択すると起動するフル・パワーモードでは、すべてのギアで電子フィルターを無効にし、スロットルを開いたときに、ダイレクトなレスポンスとトルク・カーブを実現し、エンジンの潜在能力を最大限に発揮できるようにします。レースBライディングモードを選択すると起動するハイ・パワーモードでは、より緩やかなスロットル・レスポンスが提供されます。
ミディアム・パワーモードは、スポーツ・ライディングモードおよびロード・ライディングモードを選択すると起動し、よりコントロールしやすいスロットル・レスポンスを提供します。この構成では、エンジンは1速から3速を除くすべてのギアで最高出力を発揮します。
ロー・ライディングモードを選択すると起動するロー・パワーモードでは、エンジンの最高出力が160psに制限され、非常にスムーズなスロットル・レスポンスが得られるため、公道やグリップの低い濡れた路面などの走行に適しています。
パニガーレV4 Rには、5つのプリセット・ライディングモード(レース A、レース B、スポーツ、ロード、ウェット)が用意され、さまざまなライディング・スタイル、路面や気象条件に合わせて選択することができます。各ライディングモードは、エンジン出力と電子制御システムのパラメーターをリアルタイムで調整するようにプログラムされています。
ライダーは、例えばレースeCBSのレベル2、4、5(サーキットを走行する熟練ライダー向け)を有効にしてフル・パワーモードを選択するのと同様に、ライディング・スタイルをカスタマイズすることができます。カスタマイズした設定は、後でドゥカティが設定したデフォルト値に戻すこともできます。
ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)2.0は、クラッチを使用せずにシフトアップおよびシフトダウンすることを可能にします。従来のマイクロスイッチ付きロッドを廃止し、ダイレクトな機械式ロッドを採用することで、以前のシステムよりも進化しています。DQSは、ギアチェンジを識別するギアドラム・ポジショニング・センサーをベースとしており、安定したシフトチェンジを実現し、「スポンジー」な感覚を排除し、シフトストロークを短縮して、よりダイレクトなシフトフィールを提供し、全体的なライディング体験を向上させます。
新型パニガーレV4 Rには、最新世代の新しい電子制御システムが搭載されています。
•ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)DVO
前後方向の力と上下方向の力の関係に基づいてリア・ホイールのスリップを調整し、路面に伝達されるトルクを最適化します。プロ・ライダーとアマチュア・ライダーの両方に、最大限のパワー伝達効率を提供します。
•ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)DVO
このシステムは、ホイールの動きをより正確に把握し、より高い精度でウィリーを制御することができます。このシステムには、8段階の介入レベルが設定されています。低いレベルでは熟練したライダーが手動でウィリーをコントロールすることが可能で、高いレベルでは安定性が向上し、走行中の身体的および精神的疲労が軽減されます。
•ドゥカティ・スライド・コントロール(DSC)
ドゥカティ・コルセと共同開発したこのシステムは、スライド角度に応じてトルクを調整し、ライダーがコーナー出口のパフォーマンスを制御するのをサポートします。DSCは6軸慣性プラットフォームからのデータに基づいて作動し、さまざまなライディング・スタイルに合わせて2つのレベルに調整できます。
•ドゥカティ・パワー・ローンチ(DPL)DVO
エンジン回転数とトルク・デリバリーを管理し、発進時のパフォーマンスを最適化します。このシステムには3段階の介入レベルが設定され、迅速かつ安全な発進を実現することで、ライダーはクラッチ操作だけに集中することができます。
パニガーレV4 Rにレーシング・エグゾーストとスリックまたはレイン・タイヤを装着してサーキットで走行したいライダーは、ドゥカティ・パフォーマンス・アクセサリー・カタログから提供されているDAVCレース・プロ・ソフトウェアをインストールすることで、バイクの潜在能力を最大限に引き出すことができます。このパッケージでは、パワーモードとライディングモードに、サーキット走行に特化した専用の名称と設定が採用され、バイクのレスポンスが最適化されます。ライダーは、レーシング・バイクと同様に、確認なしにさまざまなライディングモードを即座に選択したり、オプション画面をカスタマイズして好みのモードをフィルタリングしたりして、より迅速かつ集中的に電子制御システムにアクセスすることができます。
グリップレベル・メーターは、現在の路面における平均的なタイヤ・グリップの推定値をグラフィック表示することで、ライダーがパフォーマンスを評価および管理するのをサポートします。グリップレベル・メーターは、非常に再現性の高い条件下で最高のパフォーマンスを発揮するように設計されており、サーキット専用です。このシステムを使用するには、ドゥカティDAVCレース・プロ・ソフトウェアのインストールが必要です。
パニガーレV4 Rは、8:3のアスペクト比と1280x480の解像度を備えた新しいパニガーレV4用の6.9インチ・メーターパネルを装備しています。このディスプレイは、読みやすさと提供されるデータ量の点で、このセグメントに新たな基準を確立しています。より広いアスペクト比により、ライダーが燃料タンクに伏せた場合でも、周辺視野を損なうことなく、優れた視覚体験を提供します。このディスプレイには、オプティカル・ボンディング・テクノロジーが採用され、グラフィックはブラックの背景に表示され、日中でも優れた視認性を実現しています。2つのインフォモード(トラックとロード)は、異なる使用条件におけるニーズを満たします。
ドゥカティ・パフォーマンスは、チームとライダーが新型パニガーレV4 Rのパフォーマンスをサーキットで最大限に発揮できるよう、サーキット走行会やレース用の幅広いアクセサリーを用意しています。
• 新しいアクラポヴィッチ製チタニウム・フルエグゾースト*
• カーボンファイバー製ホイール
• PRO+ブレーキ・パッケージ
• リゾマ製アジャスタブル・レーシング・フットペグ
• DAVCレース・プロ・ソフトウェア
• レーシング・フェアリングとカーボンファイバー製コンポーネント
*ドゥカティ・パフォーマンス・アクセサリーを装着して公道を走行することはできません。
一部のコンポーネントの写真や画像はプロトタイプであり、生産の段階でデザインや仕様が変更される可能性があります。そのため、これらの情報は、あくまでも参照用に提供されているものであり、AUDI AGの経営管理下にあるドゥカティ・モーター・ホールディングS.p.A.(以下、ドゥカティ)を法的に拘束するものではありません。