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MotoGP第17戦のアルガルヴェGPで“ペッコ”バニャイアがセンセーショナルな勝利を収め、ドゥカティが3度目のコンストラクターズ・タイトルを獲得、ジャック・ミラーは3位フィニッシュ

2021 MotoGP第17戦のアルガルヴェGPが11月7日にポルティマオ(ポルトガル)のアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで開催され、ドゥカティ・レノボ・チームのフランチェスコ“ペッコ”バニャイアが今季3勝目となるセンセーショナルな勝利を収めた。その結果、ドゥカティは、最終戦の結果を待たずに、2年連続でMotoGPコンストラクターズ・タイトルを確定させた。イタリアのモーターサイクル・メーカーであるドゥカティは、アルガルヴェGPで最高峰クラス3度目となるワールド・タイトルを獲得した。ドゥカティは、最初のタイトルから13年後となる昨年も、同じサーキットで2度目のタイトルを決めている。

決勝レースでは、ポールポジションからスタートしてフィニッシュまでレースをリードしたイタリア人ライダーのバニャイア、チームメイトのジャック・ミラーに加え、他の4人のドゥカティ・ライダーが2021年のコンストラクターズ・ワールド・チャンピオンシップの獲得に貢献した。2番グリッドからスタートしたオーストラリア人ライダーのミラーは、残り2周の時点で赤旗中断となったレースの終盤にアレックス・マルケス(ホンダ)をオーバーテイクして3位表彰台に登壇した。

コンストラクターズ・ポイントでは、今回の勝利でライダーズ・ランキング2位を確定させたバニャイアが142ポイント、ライダーズ・ランキング4位につけているミラーが63ポイントをそれぞれ獲得して、3度目のタイトル獲得に大きく貢献した。プラマック・レーシングチーム(2021年ベスト・インディペンデント・チーム)のヨハン・ザルコ(2021年ベスト・インディペンデント・ライダー)とホルヘ・マルティンは、それぞれ86ポイントと25ポイントを獲得。さらに、エネア・バスティアーニ(エスポンソラマ・レーシング・チーム)が16ポイントを追加した。

2021 MotoGPシーズン最終戦となる第18戦のバレンシアGPは、1週間後の11月12日~14日に、スペインのバレンシア・サーキットで開催される。現在、ドゥカティ・レノボ・チームは、チーム・ランキングでも首位に立っており(2位のチームとは28ポイント差)、最終戦でチーム・タイトルの獲得を目指す。

フランチェスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム #63) 1位
「本当に嬉しい!レッドフラッグではなくチェッカーフラッグでレースを終えたかったが、それでも素晴らしい勝利だった。今週は、最高の週末となった。すべてのセッションを楽しむことができた。今日のレースは、スタート直後から絶好調だった。すべてが完璧で、コンストラクターズ・タイトルを獲得することができて本当に満足している。僕たちは、2年連続でタイトルを獲得するに値すると思う!3位表彰台を獲得したジャックを祝福したい。最終戦のバレンシアGPでは、再び素晴らしい結果を出して今シーズンを締めくくりたい」

ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43) 3位
「レッドフラッグでレースを終えるのは少し不本意だったが、ようやく表彰台に戻ってくることができた。最終ラップでは、アレックス・マルケスと激しい接近戦となり、スリリングなバトルを展開することができた。今回のレースでは、週末を通してすべてがうまく機能した。前回のグランプリでは、すべてのセッションで高い戦闘力を示すことができたが、日曜日のレースで結果を出すことができなかった。今日のレースでは、これまでのハードワークの成果を得ることができた。ドゥカティがコンストラクターズ・タイトルを獲得することができて本当に嬉しい。僕たちは素晴らしいマシンを持っている。おそらく、グリッドで最強のマシンだと思う!次のバレンシアでは、可能な限り最高の形でシーズンを終了したい」

クラウディオ・ドメニカーリ(ドゥカティ・モーター・ホールディングCEO)
「メイド・イン・イタリーのマシンが、世界最高のモーターサイクルの座に輝いた。ドゥカティは、2年連続でMotoGPコンストラクターズ・ワールド・チャンピオンを獲得した。この素晴らしい成功を誇りに思っている。昨年に引き続き、今年もエンジニアとライダーが素晴らしいチームワークを見せ、結果をもたらしてくれた。今シーズン、デスモセディチGPを駆る6人のライダーのうち5人が表彰台を獲得し、ドゥカティMotoGPマシンの戦闘力の高さを証明した。“ペッコ”バニャイア、ジャック・ミラー、ホルヘ・マルティン、ヨハン・ザルコ、エネア・バスティアーニ、ルカ・マリーニは、すべて並外れたライダーだ。まだ最終戦が残っているが、6度の勝利と、21回の表彰台を記録し、感動に満ちたシーズンを与えてくれた彼らに感謝したい。私たちは、彼らの若い才能とエネルギーに賭けてきた。そして、彼らは、決して期待を裏切らなかった。この素晴らしい結果をもたらしてくれた、ドゥカティコルセ・チームのすべてのスタッフに改めて感謝したい。彼らが素晴らしい情熱と決意を持ってハードワークを続けてくれたおかげで、ドゥカティ・ファミリーのすべてのライダーがサーキットで並外れたパフォーマンスを示すことが可能になった。バレンシアで開催される最終戦では、可能な限り最善の方法でシーズンを締めくくりたい。そして、さらに進化を続けて、来シーズンの戦いに臨みたい」

ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティコルセ・ゼネラルマネージャー)
「今年もコンストラクターズ・ワールド・チャンピオンを獲得できて本当に嬉しい。この素晴らしい成功に貢献してくれたライダーとドゥカティコルセのすべてのスタッフに感謝したい。ライダーズ・タイトルを獲得できなかったは、少し残念だった。今シーズンは、もう少しでタイトルに手が届くところだった。今日も再び、ペッコは完璧なレースを展開し、週末を通してまったくミスを犯さなかった!素晴らしいシーズンであり、彼は素晴らしいライダーだ。ジャックも祝福したい!前回のグランプリでは彼本来の速さを発揮し、今回のレースで表彰台に復帰することができたことを嬉しく思う」

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