ドゥカティ・コルセは、2023年シーズンのMotoGP世界選手権から、エネア・バスティアニーニがドゥカティ・レノボ・チームの一員になることを発表しました。これにより、バスティアニーニは、すでに契約を確定させているフランチェスコ“ペッコ”バニャイアとともにMotoGPに参戦することになります。イタリアのリミニ出身の24歳のライダーは、今シーズンすでに3回の優勝(カタール、アメリカズ、フランス)を果たしています。バスティアニーニは、2021年にはエスポンソラマ・レーシング・チームから、2022年にはグレシーニ・レーシング・チームから最高峰クラスに挑戦し、2年間の経験を積んだ後、来季からはドゥカティ・オフィシャル・チームと2年間のライダー契約を締結し、ドゥカティ・カラーを身に纏います。
エネア・バスティアニーニ:「来年からドゥカティ・オフィシャル・チームに加入することができて、感動しています。ついに夢が叶いました。この2年間、MotoGPで多くのことを学び、成長してきました。ドゥカティ・レノボ・チームのエンジニアやスタッフと一緒に仕事をすることで、さらに自分を向上させることができると信じています!僕のことを信頼し、この素晴らしい機会を与えてくれたクラウディオ(ドメニカーリ)、ジジ(ルイジ・ダッリーニャ)、パオロ(チャバッティ)、ダビデ(タルドッツィ)に感謝します。また、この素晴しいシーズンを一緒に過ごし、最高のサポートをしてくれているナディア(パドヴァーニ)とグレシーニ・チームの全員に感謝したいと思います。2022年シーズンを可能な限り最高の形で締めくくり、来季からはドゥカティ・ファクトリー・ライダーとして、チームと一丸となって新たな冒険に全力で取り組みます」
ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー): 「バスティアニーニがファクトリー・チームに加わることを大変嬉しく思っています。エネアは才能溢れるライダーで、ドゥカティとともに過ごしてきたこの2年間で、数多くの経験を積んできました。彼は急成長を遂げ、MotoGPデビューを果たした2年前には2回の表彰台を獲得し、グレシーニ・レーシングから参戦した今年は、カタール、アメリカズ、フランスで3回の見事な勝利を収めました。彼は来年、ドゥカティ・レノボ・チームのオフィシャル・ライダーとして、さらなる成長を遂げ、すべてのレースで主役の一人になることができると確信しています。今回の決定は、簡単な選択ではありませんでした。エネアとホルヘ・マルティンは2人とも非常に若くて速いライダーです。これが、両者に対して同じマシンとテクニカル・サポートを提供したかった理由です。彼らは、サーキットで、その素晴らしい才能のすべてを発揮してくれると信じています」