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SBK第10戦スペイン・ラウンドのレース1とレース2で、スコット・レディングが表彰台を獲得、マイケル・リナルディはレース2で7位フィニッシュ

2021スーパーバイク世界選手権(SBK)第10戦のレース1(土曜日のキャンセルを受けて、スーパーポール・レースの代わりに開催)とレース2が、9月26日にスペインのへレス・サーキットで開催された。土曜日の事故で亡くなったディーン・ベルタ・ビニャーレス選手を追悼する1分間の黙祷で始まった日曜日の大会で、Aruba.it Racing - Ducatiチームのスコット・レディングは、レース1を3位で、レース2を2位でフィニッシュして、ともに表彰台に登壇した。チームメイトのマイケル・ルーベン・リナルディにとっては非常に困難な日となり、レース1はクラッシュしてリタイア、レース2は7位でフィニッシュラインを通過した。

  • レース1

P3 - 4番グリッドからスタートを切ったスコット・レディングは、トップグループを追走。レース中盤以降は明確にペースを上げ、最終ラップでアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)をオーバーテイク。粘り強い走りで3位表彰台を獲得した。

DNF - マイケル・ルーベン・リナルディは、2時間前のウォームアップ・セッションで圧倒的な速さでライバルを圧倒。レース1でも同じタイヤのセットアップを選択したが、リアタイヤのフィーリングが午前中とはまったく異なり、素晴らしいスターを切ったものの(5番グリッドから3番手にポジションアップ)、自信を持ってプッシュすることができず、5周目にクラッシュを喫してリタイアとなった。

  • レース1結果

P1 - トプラク・ラズガットリオグル(Yamaha)
P2 – ジョナサン・レイ(Kawasaki)
P3 - スコット・レディング(Aruba.it Racing - Ducati)
P4 - アンドレア・ロカテッリ(Yamaha)
P5 - アルバロ・バウティスタ(Honda)
DNF - マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducati)

  • レース2

P2 - アレックス・ロウズ(カワサキ)の離脱によりフロントローからスタートしたスコット・レディングは、最初のコーナーを5番手で通過。非常に速いペース(レース序盤はファステスト)で走行を続け、レース・リーダーのトプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)を追走。残り3周で、ラズガットリオグルをオーバーテイクしてトップに浮上したが、反撃を開始したラズガットリオグルに次のラップでオーバーテイクされ、2位でチェッカーを受けた。

P7 - レース1と同様、マイケル・リナルディはレース2でもは素晴らしいスタートを切り、オープニング・ラップの途中でジョナサン・レイ(カワサキ)をパスして2番手に浮上。しかし、その後はペースが上がらずに、13周目から17周目にかけて、ポジションを4つ落として7位でフィニッシュした。

  • レース2結果

P1 - トプラク・ラズガットリオグル(Yamaha)
P2 - スコット・レディング(Aruba.it Racing - Ducati)
P3 - アルバロ・バウティスタ(Honda)
P4 - アンドレア・ロカテッリ(Yamaha)
P5 - ジョナサン・レイ(Kawasaki)
P7 - マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducati)

スコット・レディング(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #45) 3位/2位
「非常に悲しいラウンドとなった。ディーンに哀悼の意を表したい。彼の家族は、ディーンのためにレースをしてくれと僕たちに頼んだ。レース1では、ウォームアップ・セッションではとても調子が悪かったものの、予想以上に良い走りができた。レース2では、フィーリングがさらに良くなった。トプラクをオーバーテイクしたときは勝利を収めることができると思ったが、非常に勝負強いブレーキングで抜き返されてしまった。いずれにしても、この困難な日に、2度表彰台に上がることができて嬉しい」 

マイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it Racing – Ducatiチーム #21) DNF/7位
「精神的に非常に厳しい週末だった。多くの困難に直面し、結果は期待をはるかに下回るものだった。しかし、レースをしていると、今日のようにうまくいかないときもある。気持ちを切り替えて、次のポルティマオに集中したい」