ドゥカティは、ジャック・ミラーと来年の契約を更新したことを発表しました。これによって、オーストラリア人ライダーのミラーは、ドゥカティ・レノボ・チームのデスモセディチGPワークスマシンを駆って2022年のMotoGP世界選手権を戦うことになります。
素晴らしい才能と強い決意を持ったミラーは、プラマック・レーシングチームで3シーズンを過ごした後、今年からファクトリー・ライダーとしてデビューしました。2021年シーズン序盤は厳しいレースが続いたものの、彼は困難を克服して、へレス・サーキットで開催された第4戦のスペインGPおよびトリッキーなコンディションのブガッティ・サーキットで開催された第5戦のフランスGPで見事に2連勝を飾りました。
2021年シーズンの第5戦終了時点で、ミラーは、リーダーからわずか16ポイント差で、ライダーズ・ランキング4位につけています。ドゥカティおよびドゥカティ・レノボ・チームは、コンストラクターズおよびチーム・ランキングの両方で首位に立っています。
ジャック・ミラー(ドゥカティ・レノボ・チーム #43)
「来シーズンもドゥカティ・レノボ・チームと一緒に冒険を続けられることに興奮しています!ドゥカティ・レッドを身に纏うことは、僕にとって大変な栄誉であり、デスモセディチGPを駆って2連勝できたことは夢のようです!これは、過去数か月間にドゥカティおよびチーム全体から受けた多大なサポートがなければ実現できなかったでしょう。ジジ(ルイジ・ダッリーニャ)、パオロ(チャバッティ)、ダビデ(タルドッツィ)、クラウディオ(ドメニカーリ)が僕のことを信頼してくれたことに感謝したいと思います。これで、今シーズンの戦いに集中することができます。現在のポイントランキングは4位で、リーダーからそれほど離されてはいません。チャンピオンシップの本当の戦いは、まだこれからです。この好調な流れを維持して、タイトル争いができるように最善を尽くします。Forza Ducati!」
ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
「2022年もミラーと契約することができて大変嬉しく思っています。最初のシーズンで、ジャックは素晴らしい才能、プロ意識、そして強い決意を示しました。今季、彼は厳しいスタートを切りましたが、異なるコンディションのサーキットで2回の貴重な勝利をもたらしてくれました。彼は、デスモセディチGPをどのように乗りこなすのかを良く知っているライダーの1人です。彼は、最近のル・マンでの優勝が示しているように、どのようなコンディションでもそのポテンシャルを最大限に発揮させることができます。毎年そうであるように、私たちの目標は、タイトルを獲得することです。私たちは、ジャックと“ペッコ”とともに、2022年のタイトル争いでも主役になれると確信しています」