8月26日にシルバーストーン・サーキットで開催の2018 MotoGP第12戦のイギリスGPは、悪天候のため中止となった。
土曜日の予選では、サーキットの一部に水溜りができ、ティート・ラバトの重大な結果を含む多重クラッシュが発生。レースディレクションはFP4を中止するとともに、雨の影響を避けるために、レースの開始時間を現地時間の11時30分に前倒しすることを決定した。
その後、天候は回復せず、主催者側は何度もレースのディレイを繰り返した後、MotoGPライダーと協議した上で、現地時間の16時にすべての決勝レースを中止することを決定した。
次戦の第13戦サンマリノGPは、9月7日~9日にミザノ・ワールドサーキット・マルコ・シモンチェッリで開催される。
ホルヘ・ロレンソ(Ducati MotoGPチーム #99)
「昨日の天気予報が当たって、今日は終日雨となった。ドライコンディションを想定してウォームアップを行なったが、雨がやむことはなく、サーキットの状態が悪かった。アスファルトの水はけが悪く、時間が経過しても状況は改善されなかった。遅い時間になってから、レースディレクションとライダーで協議を行い、サーキットが安全にレースを出来る状態ではないため、レースの中止を決定した」
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Ducati MotoGPチーム #04)
「ドライコンディションでは非常に高い戦闘力があったので、レースができないのは本当に残念だ。週末はとてもうまく行っていたが、受け入れがたい状況に変化してしまった。起こったことを理解するしかない。今後、来年のレースに向けてセーフティ・コミッションと話し合うつもりだ。現在のサーキットは、再舗装によって以前よりもバンピーになり、水はけが悪いという問題も抱えている。この状態は、MotoGPクラスのチャンピオンシップを開催するには十分なレベルとは言えない」