フロントビューは、アスリートのように引き締まったラインを表現しており、幅広いショルダー部分とスリムなウエストライン、クラシックでスポーティなV字型のテールエンドが見事に融合しています。サイドビューの主要なエレメントであるエアインテークは、V4グランツーリスモの強大なパワーを暗示すると同時に、フロントビューの存在感を高めています。
フロントビューは、アスリートのように引き締まったラインを表現しており、幅広いショルダー部分とスリムなウエストライン、クラシックでスポーティなV字型のテールエンドが見事に融合しています。サイドビューの主要なエレメントであるエアインテークは、V4グランツーリスモの強大なパワーを暗示すると同時に、フロントビューの存在感を高めています。
フロントには、ダブルCシェイプのLEDデイタイム・ランニングライトが装着され、ダイナミック・インジケーターは、ブレーキ&クラッチレバーの前のハンドルバーに組み込まれています。これにより、非常にクリアなフロントビューが創出されています。
リアライト・クラスターは、テールの下に配置されたドット状の LEDマトリックスから構成されており、ディアベル独自のライト・シグネチャーを生み出します。
パッセンジャーシートも広く快適です。フットレストは、テール下に収納することが可能で、リア・グラブバーは伸縮式です。フットペグとグラブバーを格納し、標準装備され、簡単に取り付けることができるパッセンジャーシート・カバーを装着すると、ディアベルV4を、2シーターからシングルシーターのモーターサイクルへと変えることができます。
パッセンジャーシート・カバーは標準装備されており、簡単に取り外すことができます。これにより、ディアベルV4を、2シーターからシングルシーターに変えることができます。
サイドビューのハイライトは、特徴的なエグゾーストです。V型4気筒のグランツーリスモ・エンジンを搭載していることを示すため、4本出しのエグゾースト・パイプが装着されています。
パニガーレV4およびストリートファイターV4のデスモセディチ・ストラダーレをベースに開発された168馬力のV4グランツーリスモエンジンは、全回転域で高いトルク(最大12.8kgm/7,500rpm)を発揮するパワフルさを持つと同時に、極めて軽量かつコンパクト。さらに低回転域から滑らかで均一なレスポンスを実現しています。
エクステンデッド・ディアクティベーション・システムにより、エンジンは2気筒または4気筒として作動しますが、この移行はライダーが気付かないほどスムーズに行われます。作動する気筒数が変化すると、それに伴ってエグゾースト・サウンドも変化します。V4グランツーリスモは、フロントの2つのシリンダーのみが作動している場合、より低い周波数で、より深いサウンドを発します。その一方で、4つのシリンダーすべてが作動している場合は、よりスポーティな高音のサウンドを発します。
このエンジンのバルブクリアランス点検は60,000km毎、オイル交換は15,000km毎に設定されています。これが意味することは、ライディングを楽しむ時間が増えるということです。
V4グランツーリスモの開発では、燃料消費量の削減と快適性の向上も考慮されました。リアバンクのエクステンデッド・ディアクティベーション・システムは、モーターサイクルが停止しているか、低負荷で走行中に作動し、リアバンクの作動を休止することにより、燃料消費量を削減し、ライダーとパッセンジャーの熱的快適性を向上させます。
V4グランツーリスモにおいて、バルブクリアランス点検の主要サービス間隔は60,000kmです。この記録は信頼性の基準を高め、メンテナンスコストを削減します。
クルーズ コントロールにより、高速道路での走行がより快適になります。
ディアベルV4のABSシステムには「コーナリング」機能が組み込まれており、モーターサイクルが傾いている場合でもABSが作動します。コーナリングABSは、ボッシュ製IMU慣性プラットフォームから送られている情報をシステムが処理し、危険な状況やモーターサイクルが傾いている場合でも、前輪と後輪の制動力を最適に調整します。
システムは、ライディングモードと協調作動することにより、あらゆる状況、ライディング・コンディションやライダーの好みを反映して、理想的なソリューションを提供します。システムは、3つの異なる介入レベルで作動します。レベル1は、スポーティなライディング向けで、最高のパフォーマンスを発揮することができます。コーナリング機能は無効になる一方で、リアホイールのリフトアップ検知機能は有効になります。ABSはフロントのみに適用され、ブレーキをかけたときにリアホイールのスライドを許容します。
レベル2では、ABSはフロントおよびリアホイールで作動しますが、リアホイールのリフトアップ検知機能は無効になります。コーナリングABSは、スポーツライディングに適した設定になります。レベル3では、リアホイールのリフトアップ検知機能は有効になり、ブレーキの作動を最適化し、コーナリング機能を有効にして最大の安全性を確保します(安全性と安定性を重視した設定)。
ディアベルV4には、4つのレベルに調整可能な、最新バージョンのドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)EVOも搭載されています。このシステムは、ボッシュ製6D IMUからの情報を使用してウィリーを制御し、簡単かつ安全に最大の加速を実現します。DWC EVOは、ウィリーの発生とその状態をより正確に検知し、ライダーの要求を正確に満たすように、より高いレベルでウィリーを制御します。
アクセサリーのターン・バイ・ターン・ナビゲーション・システムを装備すると、専用のディスプレイが提供され、メーターパネルの半分は従来の情報(スピードメーター、ギアポジション、タコメーターなど)に割り当てられ、残りの半分にはターン・バイ・ターン・ナビゲーション・システムの情報(スマートフォンにインストールされたドゥカティ・リンク・アプリを介して実行されるナビゲーションガイド)が表示されます。目的地は、システム作動後に設定します。ナビゲーションを有効にすると、ガイダンスがダッシュボードに表示されます。
各コントロールの作動パラメーターは、4つのライディングモード(「スポーツ」、「ツーリング」、「アーバン」、グリップの低い路面向けに設計された新しい「ウェット」)と関連付けられています。
スポーツ・ライディングモード:
ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)とドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)の介入は最小限に抑えられ、ABSはレベル2に設定されます。これにより、コーナリング機能を維持しながら後輪のリフトアップを制御してブレーキ性能を最大化することができます。このモードは、ディアベルV4のパフォーマンスを最大限に楽しみたい経験豊富なライダー向けです。
ツーリング・ライディングモード:
ABSはレベル3に設定されます。これは、後輪のリフトアップを制御して、コンバインド・ブレーキを最適化し、コーナリング機能を有効化することにより、最大の安全性を実現します。
アーバン・ライディングモード:
DTCとDWCは、より高い介入レベルに設定されます。ABSは、レベル3に設定されます。
ウェット・ライディングモード:
ウェット・ライディングモードを選択すると、最高出力は115psに制限された、穏やかなスロットル・レスポンス(ロー・パワーモード)に変化し、電子制御システムのレベルは最大の安全性を提供するように設定され、グリップと安定性が向上します。
パニガーレV4用に開発されたアップ/ダウン機能を備えたDQS EVO 2は、バンク角に関する情報を使用して、コーナリング時のシフトチェンジでモーターサイクルの安定性を最大化します。
アップ/ダウン機能を備えたDQS EVOは、瞬時のシフトを実現するだけでなく、クラッチを使用せずにシフトダウンすることが可能なため、ライダーはブレーキングに集中することができます。このシステムでは、チェンジレバーに統合された双方向マイクロスイッチが装備され、各ギアシフト操作に対応したシフトチェンジ・シグナルを、V4グランツーリスモに送信します。システムは、シフトとシフトダウンで個別に作動し、シフトアップ時には、点火時期を進角させて燃料噴射量を調整する一方で、シフトダウン時には、フル・ライド・バイ・ワイヤ・システムとの統合により、スロットル・バルブの開閉も制御します。
新しいドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)EVO 2の制御ストラテジーは、MotoGPマシンのドゥカティ・デスモセディチGP18からフィードバックされたもので、パニガーレV4およびストリートファイターV4ファミリーにも採用されています。6軸慣性測定ユニット(IMU)との連携、ホイールスピンとリーンアングルに基づいた介入制御に加え、このソフトウェアは、新たに導入された“予測的に”作動する制御ストラテジーにより、コーナー出口でのパワーコントロールが飛躍的に向上しています。このシステムは、リアスピンが発生した瞬間の値だけでなく、その状態変化にも対応することで、グリップの喪失をより早く検知し、スリップのピークを減らし、より迅速かつ安定した介入を実現します。これらの対策により、最適とは言えないグリップ状態であっても、コーナー出口における車両の安定性を高め、より優れた加速を実現し、パフォーマンスを向上させます。
さらに、DTC EVO2システムは、点火時期や燃料噴射量の調整に加え、迅速な介入を必要としないすべての状況において、スロットルボディ・バルブの開度にも作用して理想的な燃焼パラメーターを維持することにより、よりスムーズなエンジン・レスポンスとシステムの作動を実現しています。
DTC EVO 2は、4つのレベル(ドライ・コンディション用に3レベル、ウェット・コンディション用に1レベル)に設定することが可能で、パフォーマンスを最大化するため、ライディング・スタイルと路面のグリップ状態に合わせて制御ストラテジーを適合させることができます。
このシステムは、3つのレベルに調整可能で、ディアベルV4の「ドラッグスター」としての素質を解き放つため、ライダーはクラッチ操作に集中するだけで、ロケットスタートを切ることができます。設定が完了したら、1速ギアに入れてスロットルを開けます。スタートの第1段階で、クラッチを繋ぎはじめると、DPLはクラッチの状態に応じてV4グランツーリスモの作動を最適化します。第2段階でクラッチが完全に繋がると、DPLが伝達されるトルクを制御して、事前に定義されたレベルに基づいて可能な限り最大の加速を実現します。
ライダーは、ハンドルバーに設置されたバックライト付きスイッチと新しい5インチ・カラーTFTメーターパネルを介して、すべての電子制御システムを管理することができます。メーターパネルは、Bluetooth接続機能も備え、スマートフォンとモーターサイクルをペアリングして、着信に応答したり、テキストメッセージを受信したり、音楽を聴いたりすることができます。また、ドゥカティ・リンク・アプリを介したターン・バイ・ターン・ナビゲーション・システム(アクセサリー)を利用することもできます。
アイコンをクリックして、ディアベルV4の機能*をご覧ください。
| Diavel V4 | |
|---|---|
| エンジン | |
| 型式 | V4グランツーリスモ、90°V型4気筒、気筒あたり4バルブ、カウンター・ローテーティング・クランクシャフト、ツインパルス点火順序、水冷 |
| 排気量 | 1,158cc |
| ボアXストローク | 83 mm x 53.5 mm |
| 圧縮比 | 14.0:1 |
| 最高出力 | 168 ps (124 kW) @ 10,750 rpm |
| 最大トルク | 12.8 kgm (126 Nm) @ 7,500 rpm |
| 燃料供給装置 | 電子燃料噴射システム、楕円スロットルボディ(直径46 mm相当)、ライド・バイ・ワイヤ・システム |
| エグゾースト | ステンレススチール製エグゾースト&サイレンサー、4本出しパイプ、触媒コンバーターx2、O2センサーx4 |
| トランスミッション | |
| ギアボックス | 6速、ドゥカティ・クイック・シフト・アップ/ダウン |
| 1次減速比 | ストレートカットギア、減速比 1.80:1 |
| ギアレシオ | 1速:3.077、2速:2.250、3速:1.789、4速:1.476、5速:1.261、6速:1.080 |
| 最終減速 | チェーン、フロントスプロケット 16T、リアスプロケット 43T |
| クラッチ | 油圧制御式、スリッパー/セルフサーボ機能付き湿式多板クラッチ |
| シャシ | |
| フレーム | アルミニウム製モノコック・フレーム |
| フロントサスペンション | 50 mm径 フルアジャスタブル倒立フォーク |
| フロントホイール | 軽合金鋳造ホイール、3.5" x 17" |
| フロントタイヤ | ピレリ製ディアブロ・ロッソ3、120/70 ZR17 |
| リアサスペンション | フルアジャスタブル・モノショック、アルミニウム製片持ち式スイングアーム |
| リアホイール | 軽合金鋳造ホイール、8.0" x 17" |
| リアタイヤ | ピレリ製ディアブロ・ロッソ3、240/45 ZR17 |
| ホイールトラベル(フロント/リア) | 120 mm / 145 mm |
| フロントブレーキ | 330 mm径セミフローティング・ダブルディスク、ブレンボ製Stylemaラジアルマウント・モノブロック 4ピストン・キャリパー、ラジアル・マスターシリンダー PR16/19、コーナリングABS |
| リアブレーキ | 265mm径ディスク、ブレンボ製2ピストン・フローティング・キャリパー、コーナリングABS |
| メーターパネル | 5インチTFTカラーディスプレイ |
| 寸法および重量 | |
| 装備重量(燃料を除く) | 223 kg |
| シート高 | 790 mm |
| ホイールベース | 1,593 mm |
| キャスター角 | 26° |
| トレール | 112 mm |
| 燃料タンク | 20リットル |
| 乗車定員数 | 2 |
| 装備 | |
| 安全装備 | ライディング・モード、パワー・モード、コーナリングABS、ドゥカティ・トラクション・コントロール、ドゥカティ・ウィリー・コントロール、デイタイム・ランニング・ライト*、ドゥカティ・ブレーキ・ライト |
| 標準装備 | ドゥカティ・クイック・シフト、ドゥカティ・パワー・ローンチ、クルーズコントロール、ハンズフリー・システム、5インチTFTカラー・ディスプレイ、ドゥカティ・マルチメディア・システム、バックライト照明付きハンドルバー・スイッチ、フルLEDライティング・システム、ダイナミック・ターン・インジケーター* |
| オプション対応 | ターンバイターン・ナビゲーション・システム |
| メーカー保証 | |
| 保証 | 2年間距離無制限 |
| メインテナンスサービス・インターバル | 15,000 km /24ヶ月 |
| バルブクリアランス調整 | 60,000km |
| Emissions and Consumption | |
| 規制 | ユーロ5 |
| CO2 Emissions | 154 g/km |
| Consumption | 6.4L/100 km |
| エミッションノート | ユーロ5規制対応国のみ |
| 規制、燃費、CO2排出量 | |
| 注 | * ディーラーで製品が入手可能かどうかをご確認ください。 モーターサイクルの仕様および装備は市場によって異なる場合があります。詳細は、地域のディーラーにお問い合わせください。 |