ドゥカティ、6年連続でMotoGPコンストラクターズ・タイトルを獲得

2025年9月6日 バルセロナ(スペイン) - MotoGP第15戦がスペインのカタルーニャ・サーキットで開催され、土曜日に開催されたスプリントレースでマルク・マルケスが優勝したことで、ドゥカティはMotoGPで6年連続のコンストラクターズ・タイトルを獲得しました。ドゥカティにとって、これはMotoGP通算7度目のタイトル獲得となります。ドゥカティは、マルク・マルケス、フランチェスコ・バニャイア、アレックス・マルケスの圧倒的なパフォーマンスにより、7ラウンドを残した状態でタイトルを手中に収めました。 

この結果により、ドゥカティはMotoGPにおけるコンストラクターズ・タイトル獲得の最長連続記録を樹立しました。

最初のコンストラクターズ・タイトル獲得は2007年に遡ります。2020年以降は、シーズンごとに戦闘力を高め、MotoGPマシンのデスモセディチGPは、イタリアのボルゴ・パニガーレを拠点とするドゥカティの特徴となっている、モーターサイクルへの情熱と卓越したテクノロジーの象徴となっています

今シーズン、ドゥカティは29レース中27勝を挙げ、ファクトリー・チームとサテライト・チームの両方で安定した成績を収め、数多くの表彰台を獲得して、堅実なパフォーマンスを示してきました。これらの成功は、ドゥカティの未来を見据えたエンジニアリングと才能溢れるライダーを組み合わせた共同の努力の結果であり、妥協することなく進化するドゥカティのテクニカル・プロジェクトの強さを改めて証明するものです。

クラウディオ・ドメニカーリ、ドゥカティ最高経営責任者(CEO):「MotoGPコンストラクターズ・タイトル6連覇は、ほんの数年前には想像もできなかった偉業ですが、今日では、メソッド、ビジョン、そして断固たる決意があれば、ドゥカティに不可能なことは何もないということを改めて証明しています。今回のタイトル獲得は、単なるサーキット・パフォーマンスをはるかに超越したモータースポーツ・スポーツの世界における成功と言えるでしょう。なぜなら、それは私たちが会社としてどのような存在であり、どのように仕事をしているのかを雄弁に物語っており、私たちがモーターサイクル・ファンの方々のために提供している量産バイクの設計と構造に直接反映されているからです。ジジ(ルイジ・ダッリーニャ)、ライダー、ドゥカティ・コルセ、ドゥカティ・レノボ、グレシーニ・レーシング・チームのすべてのメンバーに感謝します。彼らと一緒に仕事をすることで、経験、情熱、才能を具体的な成果に変えることができます。ドゥカティの強みは、長期にわたって一貫性と継続性を維持する能力にあります。この堅実性により、私たちは、MotoGPファンから見ると“退屈”に思えるほどの圧倒的な強さを手にすることができました。しかし、実際はMotoGPの世界で1回勝つことは非常に難しいことで、もう1回勝つことはさらに困難を極めます。それを当たり前のように見せること、それこそが別の意味でのスポーツなのです。ライバルたちも進歩し、MotoGPシーズンごとに新たな課題がもたらされることは承知していますが、今日は私たちの歴史、そしてモーターサイクル・レースの歴史に決して忘れることのできない1ページを刻むことができたという満足感を味わいたいと思っています!」

ドゥカティにとって、サーキットは量産バイクのための、もっとも重要な実験室です。サーキットで得られた経験は、モーターサイクル・ファン向けのモデルの開発に常に活かされています。この意味で、コンストラクターズ・タイトルは、ドゥカティを特徴付ける卓越したテクノロジーと開発哲学を証明するものであり、ドゥカティにとってもっとも重要なタイトルの1つです。