2020 MotoGP第13戦のヨーロッパGPが11月8日にスペインのバレンシア・サーキットで開催され、ドゥカティ・チームのアンドレア・ドヴィツィオーゾが8位、ダニーロ・ペトルッチが10位でレースを終えた。金曜日、土曜日と雨が続いたものの、日曜日には天候が回復し、午前中のウォームアップ・セッションと午後の決勝レースはドライ・コンディションとなった。
前日のウェット予選で12番手タイムをマークしたドヴィツィオーゾは、スタート直後にポジションを挽回し、オープニングラップ終了時点で8番手につけた。数周後には10番手に後退したものの、レース終盤には再びポジションを2つ上げ、最終的に8位でフィニッシュラインを通過した。
予選19番手となったペトルッチは、マーベリック・ビニャーレス(ヤマハ)がピットレーン・スタートとなったため、18番グリッドからレースをスタートした。オープニングラップを15番手で通過したペトルッチは、その後、11番手まポジションを巻き返し、10番手を走行していたフランコ・モルビデリ(ヤマハ)を追う展開となった。ペトルッチは、残り6周で彼をオーバーテイクし、10位でレースを終えた。
第13戦終了時点で、ドヴィツィオーゾはライダーズ・ランキング6位となっている(5位のモルビデリとは同ポイント)。合計77ポイントを獲得したペトルッチは、ランキング11位につけている。マニュファクチャラー・ランキングでは、ドゥカティはトップとわずか7ポイント差で2位、チーム・ランキングは3位となっている。
アンドレア・ドヴィツィオーゾ(ドゥカティ・チーム #04) 8位
「今日は体調があまり良くなかったが、幸いなことに、レースでは一貫したペースで走ることができた。オープニングラップでは、ポジションをいくつか挽回したが、レース序盤ではマシンのフィーリングは良くなかったが、レース終盤には速いペースで走ることができた。これは非常に興味深い現象なので、その原因に注目する必要がある。今日の結果には満足していないが、次の日曜日に再びこのサーキットで開催される次戦に向けて、取り組むべき興味深いデータをいくつか得ることができた」
ダニーロ・ペトルッチ(ドゥカティ・チーム #09) 10位
「今日のレースでは、大きくポジションを挽回することができた。10位という結果には満足している。今日の結果は、スターティング・グリッドの影響を受けてしまった。しかし、ドライでテストする時間があまりなかったわりには、レースでは良いペースで走ることができた。来週は、ここバレンシアで再びレースが開催されるので、今日のレースで得たデータを参考にしてセットアップを改善し、さらに上のグリッドを獲得できるようにしたい」
第14戦のバレンシアGPは、1週間後の11月13日~15日に、今回と同じバレンシア・サーキットで開催される。