スーパーバイク世界選手権(SBK)第5戦イギリス・ラウンドのスーパーポール・レースとレース2が、7月17日にドニントン・パークで開催された。Aruba.it Racing - Ducatiチームのアルバロ・バウティスタとマイケル・リナルディは、困難なレースとなった土曜日から巻き返しを図り、貴重な結果をチームにもたらした。
スペイン人ライダーのバウティスタは、スーパーポール・レースで4位になった後、レース2ではトプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)とジョナサン・レイ(カワサキ)を追走。残り4周でレイを攻略して2位でチェッカーを受けた。第5戦終了時点で、バウティスタはレイに17ポイントの差をつけて、ライダーズ・ランキング首位の座をキープしている。
マイケル・リナルディは、非常に堅実なレースを展開。6番グリッドからレース2をスタートしたイタリア人ライダーのリナルディは、すぐにペースを上げ、13周目にスコット・レディング(BMW)をオーバーテイクして4位でフィニッシュした。この結果、リナルディはライダーズ・ランキング5位となり、4位との差を5ポイントに縮めた。
アルバロ・バウティスタ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #19)
「レース1ではクラッシュしてしまったが、難しいこのサーキットの特徴をよく理解していたので、全体としては非常にポジティブな週末となった。昨日のクラッシュで手を痛めてしまったので、今日のレースは簡単ではなかった。しかし、歯を食いしばって、なんとかトプラクとジョニー(ジョナサン・レイ)に食らいつき、2位でフィニッシュすることができた。第6戦が開催されるチェコのアウトドロム・モストは、ドゥカティのマシン特性により適していると思うので、今から楽しみだ」
マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #21)
「今週末の結果にはとても満足している。昨日はレース中に問題を抱えていて、表彰台に上がるチャンスを逃してしまった。しかし、僕たちが望んでいたとおりの非常に良いペースで走ることができた。今日はスーパーポール・レースでまずまずの結果を出して、レース2ではハードにプッシュした。レース2は、これまでのキャリアの中でもっとも過酷なレースとなったので、最終結果には本当に満足している。素晴しい仕事をしてくれたチームのスタッフに感謝したい」
Aruba.it Racing WSSPチームのニコロ・ブレガは素晴らしいスタートを切り、1周目にトップに立つと、16周目までレースをリード。しかし、その後、ドミニク・エガーター(ヤマハ)とロレンソ・バルダッサーリ(ヤマハ)にオーバーテイクを許して3位でフィニッシュし、非常にポジティブな表彰台を獲得した。
ニコロ・ブレガ(Aruba.it Racing WSSPチーム #11)
「今週末のレースには、とても満足している。週末は常に戦闘力があった。これまでレースをしたことがなかったサーキットで、非常に重要なデータを得ることができた。今日はチームに表彰台をプレゼントして、昨日のミスを取り返すことができたので、本当に嬉しい」