昨年の10月24日、ドゥカティは、今後数年間に市場に投入するさまざまなモデルとともに、モトクロスの世界へ参入することを発表しました。それを受けて、モトクロスのレース活動を担当する新たな部門、ドゥカティ・コルセ・オフロードが発足しました。イタリアのスキーリゾート地、マドンナ・ディ・カンピリオで開催された2024ドゥカティ・コルセ・チームの公式プレゼンテーションでは、9度のモトクロス世界チャンピオンを獲得したアントニオ・カイローリとイタリア・チャンピオンのアレッサンドロ・ルピノが駆る、2台のレーシング・プロトタイプが発表されました。
デスモ450 MXと名付けられ、レーシングカラーを纏ったこのニューモデルは、イベント会場となったパラ・カンピーリョのステージに登場。このモデルは今年、イタリア人元プロ・モトクロスレーサーのコラード・マディおよびマルコ・マディ率いる、ドゥカティ・コルセR&D - ファクトリーMXチームから、イタリアのモトクロス選手権「Italian Motocross Pro - Prestige MX1 Championship」にフル参戦します。最初のシーズンの主な目標は、2025年後半に生産開始されるデスモ450 MXの開発に貢献するために、実戦的なレースの場で貴重なデータと情報を取得することです。
このイタリア選手権には、アレッサンドロ・ルピノがフル参戦します。彼は今後、アントニオ・カイローリも加わる集中的なテストプログラムに参加する予定です。
ドゥカティ・デスモ450 MXは、「Italian Motocross Pro Prestige MX1 Championship」の初戦が開催される3月16日~17日に、イタリアの都市マントバでレースデビューを果たします。