期待に胸を膨らませて出発。V4ラリーのエグゾースト・サウンドがエミリアの丘陵地帯に響き渡り、700kmに及ぶ高速道路をあっという間に走り切る。途中、ブリンディジから出航する夕方のフェリーが欠航になったことを知る。そのため、バルレッタ方面へとルートを変更することに決定。何時間もアスファルトを走行して、自然豊かなプーリア地方に到着。プーリアの道は、土や埃が目立つグラベルへと変化。それでもバイクは安全に走行することが可能で、セミアクティブ・サスペンションとエンデューロ・モードにより、あらゆる障害物をライディングの楽しさへと変化させることができた。高速道路とグラベルの長い一日が終了。壮大な夕焼けが、空をオレンジ色と紫色に染め上げていた。