エンジニアリングの美学

ドゥカティ・デザイン責任者、アンドレア・フェラレージへのインタビュー

ドゥカティは、世界3大デザイン賞の一つである「レッド・ドット・アワード」を2回受賞し、イタリア工業デザイン界の最高の賞の一つである「コンパッソ・ドーロ」を受賞した唯一のモーターサイクル・ブランドです。ドゥカティは、デザインに全身全霊を捧げており、他のモーターサイクルのデザインとは根本的に異なるアプローチを採用しています。そこには、ドゥカティでなければ表現できないキャラクターが描かれています。モンスター、916、ディアベル、パニガーレといったプロジェクトは、それぞれのカテゴリーのデザイン史におけるマイルストーンを打ち立てました。

ドゥカティのデザイン哲学とは、モーターサイクルの本質的な形状を徹底的に研究し、一切の無駄を排して、もっとも純粋な形へと昇華させることです。カラーリングの面でも、素材の性質を尊重して構築されています。スーパーレッジェーラV4では、ドゥカティ・レッドを基調とするカラーに、カーボンファイバー、チタニウム、アルミニウムなど、素地を露出させた異なる素材を巧みに組み合わせています。

「ドゥカティ・スーパーバイクのデザインは、これまでテクノロジー主導によるものでしたが、スーパーレッジェーラV4プロジェクトでは、美しいスタイルも実現しています。
設計チームは、主に形態や素材そのものに焦点を当て、それらに意味を持たせるようにしました。私たちは、モーターサイクルのライン、ドゥカティ・レッド、そして素地を露出させたカーボンファイバーのインタープレイを目指しました。スーパーレッジェーラV4のプロジェクトで重視したことは、テクノロジーの美しさを引き出すことでした。つまり、私たちの仕事は、モーターサイクルの機能美を徹底的に追及することでした

「ドゥカティ・スーパーバイクのデザインは、これまでテクノロジー主導によるものでしたが、スーパーレッジェーラV4プロジェクトでは、美しいスタイルも実現しています」

スーパーレッジェーラV4は、ドゥカティの量産バイク史上もっとも先進的なモーターサイクルです。スクリューをはじめ全てのコンポーネントは、最適なパワー・ウェイト・レシオが得られるように設計されています。さらに、機能性だけでなく、美しさの側面も十分に考慮されています。

「工業デザイナーの仕事がテクノロジーの美しさを引き出すことであるとするならば、スーパーレッジェーラV4では、その何倍もの作業が行われています。一般的なモーターサイクルであれば、エンジニアリング面における美しさは、ある程度の妥協が許されますが、このプロジェクトには当てはまりません。スーパーレッジェーラV4では、たとえ5gであっても余分な接着剤の使用は許可されませんし、特別な塗装を施すために重量が200g重くなることも許されません。パフォーマンスに影響を及ぼす可能性があれば、それがどれほど些細なものであっても、美しさを追求するものであっても、排除されます。その目的は、究極のレーシングバイクを開発することでした。

この意味で、このプロジェクトに取り組むことは大きなチャレンジとなりました。なぜなら、デザイナーは変更を加えるときは非常に注意深く、慎重にそして断固として行動し、細部に至るまで注意を払い、ドゥカティを象徴するバイクであることを常に念頭に置く必要があったからです」

ドゥカティは、これまでラインナップの頂点に君臨するモデルに、MotoGPからヒントを得たカラーリングを採用してきました。スーパーレッジェーラV4も例外ではありませんでした。レッドを基調としたフェアリングには、ホワイトのラインが配され、素地を露出させたカーボンファイバー製コンポーネントがアクセントとなっています。

「ウイングを塗装しないことは最初から決まっていました。グラフィックスは、ウイングをモーターサイクルのラインに組み込むようにデザインされ、全体のフォルムとの一体感が演出されています。これは、モーターサイクルに近づいて一周してみるとよくわかります。見る角度によって、バイクのプロポーションが変化し、バイクに近づくにつれて目立たなくなるコンポーネントがあることに気づくはずです」

エアロダイナミクスは、スーパーレッジェーラV4の最も重要な革新的エレメントであり、デザイナーのスキルが問われる部分でした。エアロダイナミクスを視覚的な出発点として、ディテールの美しさが追及されました。

「スーパーレッジェーラV4は、レースのために生まれたモーターサイクルです。そのため、細部に至るまで最大限の注意が払われました。目に見える部分は、たとえそれが数ミリであったとしても、史上最高のレーシングバイクのパワフルな躍動感を表現していなければなりません」

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スーパーレッジェーラV4は究極のドゥカティ・プロジェクトです。このプロジェクトにおいて、私たちは実現可能性という障壁を一つ一つ克服しながら、軽量設計による極めてエモーショナルな走りの世界を創出しています。

夢のバイクを設計、製造したドゥカティ・エンジニアへのインタビューをご覧ください!

New Superleggera V4

231ps(レース仕様)に対して僅か152.2 Kgの乾燥重量。この類稀なるスペックを持つ製品は、カーボン製フレームと、チタンとマグネシウムのコンポーネントを惜しみなく採用したことにより実現されました。

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