ドゥカティ・レノボ・チームは、新たなレース・シーズンに向けて本格的に始動を開始し、ドゥカティにとって20年目となる2022 MotoGP世界選手権に参戦するチームのプレゼンテーション・ビデオを公開しました。このビデオは、ドゥカティおよびドゥカティ・コルセのソーシャルメディア・プラットフォーム上で公開され、ドゥカティおよびMotoGPの公式ウェブサイトとYouTubeチャンネルでも配信されました。
映像の中では、情熱的なナレーションによって、過去20年間にわたって世界中のサーキットで誇らしげにイタリア国旗を掲げてきたチームの秘密(類まれな才能、スキル、献身的な作業、そして断固たる決意)を紹介しています。さらに、チーム・タイトルおよびコンストラクターズ・タイトルの獲得、フランチェスコ・バニャイア(2021年MotoGPライダーズ・ランキング2位、9回の表彰台と4回の勝利)、ジャック・ミラー(ライダーズ・ランキング4位、5回の表彰台と2回の勝利)の活躍を含む、2021年のハイライトシーンを振り返っています。両ライダーは、昨年に引き続き、2年連続でドゥカティ・ファクトリー・チームのカラーを纏って参戦します。
ビデオはまた、新しいカラーリングが採用された2022年のマシンのペイント・プロセスの舞台裏も紹介しています。ドゥカティは今年、MotoGPに参戦して以来初めて、デスモセディチGPマシンに、イタリアのボルゴパニガーレを拠点とするドゥカティの量産モデルを象徴するカラー、「ドゥカティ・レッド」を採用しました。マレーシアで2月5日~6日に行われたプレシーズン・テストでのビューに先立ち、1月31日にマシンの新しいカラーリングが発表されました。
2022年、ドゥカティ・レノボ・チームは、昨年に引き続き、デバイス、サービス、インフラ、ソリューションの世界的なテクノロジーリーダーであるタイトルパートナー、レノボのサポートを受けます。レノボは、その優れたテクノロジーにより、ドゥカティ・チームが達成した昨シーズンの成功に、重要な役割を果たしました。2022年も、レノボは引き続きドゥカティ・コルセのテクニカル・スタッフと緊密に連携し、エンジニアがマシンからリアルタイムでデータを受信し、リモートで作業しながらガレージとやり取りできる「リモートガレージ」プロジェクトを統合および推進します。
セパンで今季の初テストを終了したドゥカティ・レノボ・チームのライダーは、2月11日~13日に再びサーキットに登場し、ロンボク(インドネシア)の新しいマンダリカ・インターナショナル・ストリートサーキットで3日間のテストを行います。2022 MotoGP世界選手権の初戦は、3月4日~6日にドーハ(カタール)のロサイル・インターナショナル・サーキットで開催されます。決勝レースは、これまで同様、ナイトレースとして行われます。
クラウディオ・ドメニカーリ(ドゥカティ・モーター・ホールディングCEO)
「新たなMotoGPシーズンが始まり、期待に胸が高鳴っています。私たちは、2年連続でコンストラクターズ・タイトルを獲得し、さらなる高みを目指しています。昨シーズン、私たちは新たな戦略に焦点を当てることを決断し、若く、活力溢れるライダーとともに、素晴らしい成果を収めることに成功しました。今年、彼らはさらに成長し、さらなる経験を積んで、より速いライダーへと進化しています。2022年には、さらに2台のマシンが参戦し、8台体制でシーズンに臨みます。さらに今年は、ドゥカティのMotoGP史上初めて、ファクトリーチームのデスモセディチGPマシンが、情熱的なドゥカティ・ファンの方々にお届けするモーターサイクルと同じ、“ドゥカティ・レッド”のカラーリングを纏っています。これは、私たちがレース用に開発したマシンと、すべてのドゥカティスタが購入可能な量産バイクが、これまで以上に密接に関係していることを示すものです。レノボも、引き続きパートナーして、私たちをサポートしてくれます。レノボは、ファクトリーチームのタイトルパートナーであるだけでなく、データ収集や分析の高速化などの重要な目標を達成し、サーキットにおける意思決定プロセスを改善することができる、重要なテクノロジーパートナーでもあります。3月6日にカタールでシーズンが開幕し、ドゥカティスタの方々と一緒にチームを応援することを、今から楽しみにしています。#ForzaDucati!」
ルイジ・ダッリーニャ(ドゥカティ・コルセ・ゼネラルマネージャー)
「新たなシーズンの始まりにワクワクしています。2021年には、3回目のコンストラクターズ・タイトル、2回目のチーム・タイトルを獲得し、フランチェスコ・バニャイアがライダーズ・ランキング2位となり、重要な目標を達成しました。ペッコは昨シーズンに大きな成長を遂げ、4回の優勝を含む、9回の表彰台を獲得しました。彼は、今シーズンのタイトル争いの有力候補になると確信しています。昨年は、ジャック・ミラーも才能を発揮し、2回のスリリングな勝利を含む5回の表彰台を獲得し、ペッコと同様にタイトルを獲得できる可能性を秘めています。もちろん、それは簡単なことではなく、チャンピオンシップ争いは、さらに過酷になっていることは理解しています。他にも強いライダーが何人かいるだけでなく、他のメーカーも、冬の間にマシンの戦闘力を高めるための作業を行ってきたことも確かです。しかし、私たちは、過去数か月にわたって、あらゆるレースやコンディションで主役になることのできる、デスモセディチGP22マシンをペッコとジャックに提供するために懸命に取り組んできました。21戦の開催が予定されている2022年は、非常に過酷なシーズンになると思いますが、私たちは戦いの準備を整えており、これまでのハードワークがサーキットで結実することを今から楽しみにしています」
フランチェスコ・バニャイア(#63 ドゥカティ・レノボ・チーム)
「新しいシーズンを迎えることができて、嬉しく思っています。2021年は、最高の状態でシーズンを終了することができましたので、今年もその勢いを継続したいと思っています。昨シーズンは、僕もチームも大きく成長しました。チーム内の雰囲気も良く、一緒に素晴らしい結果を出すことができると確信しています。新しいカラーリングのデスモセディチGPは、これまで以上に美しく、今からレースが待ち切れません。今シーズンの目標は、これまで同様、すべてのレースで絶えず進化して、戦闘力を高めることです。僕たちは、ライダーズ・タイトルだけでなく、チーム・タイトルとコンストラクターズ・タイトルもボルゴパニガーレに持ち帰ることを目標としています」
ジャック・ミラー(#43 ドゥカティ・レノボ・チーム)
「間もなくチャンピオンシップが始まりますが、これまで以上に新しいシーズンに臨む準備ができていると感じています。昨年、MotoGPでさらに経験を積んだことにより、より強くなり、2021年に比べて、肉体的にも精神的にも大きく成長したと感じています。モータースポーツに情熱を注ぐ人々の集団であるドゥカティ・レノボ・チームの一員として、2年目のシーズンを迎えることができて光栄です。ドゥカティのファクトリーライダーであることは僕の誇りであり、それは、イタリアだけでなく、世界中の数多くのファンの方々が応援してくれることを意味しています。3月になるのが待ち切れません。カタールでの初戦に臨む準備は万端です!」