2021スーパーバイク世界選手権(SBK)第11戦のスーパーポール・レースとレース2が、10月3日にポルティマオ(ポルトガル)のアウトードロモ・インテルナシオナル・ド・アルガルヴェで開催された。Aruba.it Racing -Ducatiチームのスコット・レディングは、週末に開催されたすべてのレースで2位表彰台に登壇した。チームメイトのマイケル・リナルディは、午前中にウェットコンディションで開催されたスーパーポール・レースでハイサイド転倒を喫してリタイアとなったが、レース2では痛みに耐えて7位でフィニッシュし、貴重なチャンピオンシップ・ポイントを獲得した。
P2 - スコット・レディングは、トプラク・ラズガットリオグル(ヤマハ)およびジョナサン・レイ(カワサキ)と壮絶なバトルを演じた。レイがクラッシュした後、レディングは優勝争いをかけてラズガットリオグルにアタックを仕掛けたが、最終的に2位でフィニッシュした。
DNF - 素晴らしいスタートを切ったマイケル・リナルディは、表彰台グループを走行していたが、2周目にクラッシュ。メディカル・センターに搬送されたが、医師により「Fit To Race」と診断され、レース2への出場が認められた。
P1 - マイケル・ファン・デル・マーク(BMW)
P2 - スコット・レディング(Aruba.it Racing - Ducati)
P3 - ロリス・バズ(Ducati)
P4 - アンドレア・ロカテッリ(Yamaha)
P5 - アルバロ・バウティスタ(Honda)
DNF - マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducati)
P2 - スコット・レディングは、再び素晴らしいスタートを切り、首位を走行。再びレイやラズガットリオグルと激しいバトルを演じたが、11周目にラズガットリオグルがクラッシュして2位でフィニッシュした。すべてのレースで2位となったレディングは、ライダーズ・ランキング3位をキープしている。2位との差は30ポイント、ランキング・トップとの差は54ポイントとなっている。
P7 - スーパーポール・レースでのクラッシュ後、マイケル・リナルディは100%ではない状態でレース2に参戦。右足首に強い痛みがあったが、リナルディは歯を食いしばり、最初にアルバロ・バウティスタ(ホンダ)を、次にロリス・バズ(ドゥカティ)をオーバーテイクして7位でチェッカーを受けた。ライダーズ・ランキングでは、直接のライバルであるアンドレア・ロカテッリ(ヤマハ)と同ポイントで4位につけている。
P1 – ジョナサン・レイ(Kawasaki)
P2 - スコット・レディング(Aruba.it Racing - Ducati)
P3 - ロリス・バズ(Ducati)
P4 - アンドレア・ロカテッリ(Yamaha)
P5 - ギャレット・ガーロフ(Yamaha)
P7 - マイケル・リナルディ(Aruba.it Racing - Ducati)
スコット・レディング(Aruba.it Racing - Ducatiチーム #45) 2位/2位
「ポジティブな週末だった。週末にかけて、マシンのフィーリングを改善することができた。レース2ではレイについていこうとしたが、強風の影響もあり、彼のペースの方が速かった。強風にはいつも悩まされる。いずれにしても、これまでの結果には非常に満足している。今後も1つずつレースを戦っていくつもりだ」
マイケル・ルーベン・リナルディ(Aruba.it Racing – Ducatiチーム #21) DNF/7位
「非常に厳しい日曜日となった。スーパーポール・レースでは良いスタートを切り、マシンのフィーリングも良かった。特に大きなミスはしていなかったが、クラッシュしてしまった。レース2では、痛みをこらえてベストを尽くし、貴重なポイントを得ることができた。適切な処置をしてくれた、クリニカ・モバイルとメディカル・センターのスタッフに感謝したい」